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2016年5月23日 (月)
痴女の誕生 アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか
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安田 理央 / 太田出版 / 2016-03-30
興味深い本であった。「痴女」「熟女」といった概念がどうやって形成されてきたか、という考察にとても力がはいっているし、また面白い部分でもあったのだが、身体に装着した架空の男性器(張り子)を愛撫された女性が興奮するのをみてAV監督が新シリーズを決断する、というくだりにも不思議な面白さがある。心理学でやるゴムの手の実験を思い切り複雑にしたような話だ。
天正遣欧使節
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松田 毅一 / 朝文社 / 1991-11
単行本を古本屋で入手したが、どうやら講談社学術文庫にはいっている模様。
著者の松田毅一さんは70年代に天正少年使節についての子供向けの本を何冊か書き(私が読んで感動したのもその一冊だったのであろう。「ふたつの使節」という本だった)、そのなかの「天正の少年使節」という本が読書感想文の課題図書に選ばれ二十万部も売れた由。実はそれらはヨーロッパ旅行の資金を貯めるために大急ぎで書いた本で、おかげですごく助かったのだそうだ。よかったですね。
自死: 現場から見える日本の風景
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瀬川正仁 / 晶文社 / 2016-05-10
こどもの自殺、過労死、精神医療における薬害の問題など、それぞれに大きなテーマを一冊に詰め込んでしまって、なんだかピントがぼけちゃったような感じ...
公明党 - 創価学会と50年の軌跡 (中公新書)
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薬師寺 克行 / 中央公論新社 / 2016-04-19
マルクス思想の核心 21世紀の社会理論のために (NHKブックス)
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鈴木 直 / NHK出版 / 2016-01-22
闇経済の怪物たち グレービジネスでボロ儲けする人々 (光文社新書)
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溝口 敦 / 光文社 / 2016-04-19
ノンフィクション(2011-) - 読了:「闇経済の怪物たち」「マルクス思想の核心」「天正遣欧使節」「痴女の誕生」「公明党」「自死: 現場から見える日本の風景」