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2016年8月 4日 (木)
地上最後の刑事 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
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ベン H ウィンタース,Ben H. Winters / 早川書房 / 2013-12-06
カウントダウン・シティ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
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ベン・H. ウィンタース / 早川書房 / 2014-11-07
世界の終わりの七日間 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
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ベン H ウィンタース,Ben H. Winters / 早川書房 / 2015-12-08
近々地球は小惑星と衝突し人類は壊滅するであろうと予測されているなか、あまりに愚直な(元)刑事の主人公が徐々に崩壊していく社会を彷徨うディテクティブ・ストーリー三部作。とても面白かったが、読みかけの数週間の間、ちょっとどんより暗い気分になってしまった...
戦艦武蔵 (新潮文庫)
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昭, 吉村 / 新潮社 / 2009-11
紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
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ケン リュウ / 早川書房 / 2015-04-25
中国系アメリカ人作家の短編集。SF好きな人にはケッと思われるかもしれないけど、表題作「紙の動物園」が断然良いと思った。涙絞られる。
これでよろしくて?
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川上 弘美 / 中央公論新社 / 2009-09
著者にしては軽い読み物。女の人って大変だなあ。
シェイクスピア全集 (1) ハムレット (ちくま文庫)
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W. シェイクスピア / 筑摩書房 / 1996-01-26
数年前に小田島訳で読んだんだけど、不意に読みなおしたくなって、松岡訳で読んでみた。
今回気が付いたのは、脇役中の脇役であるローゼンクランツとギルデンスターンが、あまりに脇役過ぎて可哀想、という点。なんでも、逆にこの二人を主役に据えた「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」という20世紀の有名な戯曲があるのだそうだ。図書館で探してみよう。
それにしても、これは持論なんですけど、「ハムレット」から我々が得られる教訓はですね、ポローニアスのような人は大事にしなきゃいけないということだと思う。人間としてはかなり浅い人だけど、こういう表層的な世知の持ち主たちが、世の中の安定には必要だと思うんですよね。こういうどうでもよい人たちが、様々な危機を解決するでなくうやむやにし、そのようにして世界は散文的に続いていくのである。
フィクション - 読了:「地上最後の刑事」「カウント・ダウン・シティ」「世界の終わりの七日間」「神の動物園」「ハムレット」「戦艦武蔵」「これでよろしくて?」