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2016年8月 9日 (火)
Atkinson, A., Bailey, R.A. (2001) One hundred years of the design of experiemnts on and off the pages of Biometrika. Biometrika, 88(1), 53-97.
実験計画の歴史をBiometrika誌掲載論文を中心に振り返る、という長文の論文。この号はこの雑誌の100年記念号で、こういうのが各分野について載ったらしい。
前提知識が足りなくてほとんど理解できない内容なのだけれど、途中でうつらうつらしつつ、へえーそんな問題があるのねー...などと無責任に読了。
いくつかメモ:
- 実験計画で言うG最適基準を最初に提案したのはKirstine Smithという女性、なんと1918年のBiometrika論文。まじか。
- 実験計画にもベイジアン計画というのがあるんだそうだ。なんらかの事前情報とか、それまでの実験点から得られた結果なんかを使うわけね。ベイジアンD最適計画、なんていうのもあるらしい。ひえー、と思ったけど、これ、仕事の役に立つことがあるかも...
- adaptive design 全般については、著者らの"Optimum Design 2000"(2001)という本を見よとのこと。いま流行のバンディット問題とも関係があるらしい。うわ...めんどくさい...
論文:データ解析(2015-) - 読了:Atkinson & Bailey (2001) Biometrikaで振り返る実験計画の100年