« 読了:「ε-δ論法とその形成」 | メイン | 読了:「剣と清貧のヨーロッパ」「ポピュリズムとはなにか」「大量生産品のデザイン論」「釜ヶ崎と福音」「朱子学と陽明学」 »
2018年5月 3日 (木)
三浦しをん「広辞苑をつくるひと」岩波書店.
今年発売された広辞苑第七版、ついつい買ってしまった。実のところ、普段はPCにいれた第五版のEPWING版を使っており(とても便利です)、紙を使う用事はあまりないんだけど、ちょっとしたノスタルジーに駆られた次第である。仕方がないので、机の脇に置いてたまに意味もなく眺めている。
これは予約特典でついてきた文庫判の小冊子。辞書編集部を舞台にした人気作「舟を編む」の作家による、広辞苑の製作に関わった裏方さんたちの取材記である。
買ってきた広辞苑の紙の函、場所を取るから潰して捨てるつもりだったのに、これを読んだせいでなんだか捨てにくくなってしまい、ちょっと困っている。
図説 和菓子の歴史 (ちくま学芸文庫)
[a]
直己, 青木 / 筑摩書房 / 2017-08-07
奇想の図譜 (ちくま学芸文庫)
[a]
辻 惟雄 / 筑摩書房 / 2005-04-01
ルポ タックスヘイブン 秘密文書が暴く、税逃れのリアル (朝日新書)
[a]
朝日新聞ICIJ取材班 / 朝日新聞出版 / 2018-04-13
内容もさることながら、朝日新聞・共同通信・NHKが国際報道プロジェクトに関わるまでのそれぞれの経緯が面白かった。やはり個人的つながりが重要であった模様。
朝日新聞ではもともと調査報道NPOとの連携を模索していた由。その背後には、調査報道を生き延びさせていくために、いつか特別報道チームを朝日新聞からスピンアウトさせ、NPOとして独立させなければならないような事態が来るのではないか...という問題意識があったのだそうである。へえええ。
ノンフィクション(2018-) - 読了:「広辞苑をつくるひと」「図説 和菓子の歴史」「奇想の図譜」「ルポ タックスヘイブン」