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2019年1月 6日 (日)
ここ数日ずっと机に向かってて、もううんざりしてきて、人生どこで間違えた?というあてのない問いを先程から繰り返している状態なので、気分を変えて、Evernoteに溜まっている昨年中の雑多なメモを整理することに。これが終わったら神社に初詣にでも行こう、もう1月も6日だけど...
これは昨年6月頃に取ったメモ。読み返すと、これ書いてたとき、たしかなにかの締切のようなものから逃避していたなあ、という情緒的イメージだけが蘇ってきて、心臓がバクバクしてきた。
New York Timesの電子版をぼけーっと眺めていたら、「この25年間の米国演劇を25本選ぶ」というような記事があった。ふと思ったんだけど、この25本のなかで何本くらいが日本で上演されているんだろうか? 全然知らないけど、アメリカの芝居の翻訳上演のチラシって、結構よく見かけるような気がするんですよね。
というわけで、google様で検索してはメモをとる、というのを25回繰り返してみた。書籍と違って舞台というのはあっさり消えていくものなので、たぶん見落としがあるだろうと思うけど。
- Topdog/Underdog (Suzan-Lori Parks, 2001) : 2012年に世田谷シアタートラムで上演されている。小川絵梨子演出。
- An Octoroon (Branden Jacobs-Jenkins, 2014) : 見当たらない。
- The Flick (Annie Baker, 2013) : 2016年, 新国立劇場(「フリック」, マキノノゾミ演出)。
- Mr.Burns, a Post Electric Play(Anne Washburn, 2013): 見当たらない。
- Clybourne Park (Bruce Norris, 2010): 見当たらない。
- Ruined (Lynn Nottage, 2008): 見当たらない。
- How I Learned to Drive (Paula Vogel, 1997): 2009年に青年座で、2014年に下北沢(小川絵梨子演出)で上演されている。題名はいずれも「運転免許 私の場合」。これ、面白そう...
- Seven Guitars (August Wilson, 1996): 見当たらない
- Twilight: Los Angeles, 1992 (Anna Deavere Smith, 1994): 見当たらない
- The Designated Mourner (Wallace Shawn, 2000): 見当たらない。ウォレス・ショーンって、なにかの映画にでていた俳優だと思うのだが、劇作家でもあったのか。
- The Humans (Stephen Karam, 2015): 見当たらない。
- This Is Our Youth (Kenneth Lonergan, 1996): 見当たらない。作者は映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の監督だそうだ。へー。
- Three Tall Women (Edward Albee, 1994): 作者は「バージニア・ウルフなんてこわくない」のオールビー、晩年の作品だそうだ。黒柳徹子さんがパルコのプロデュースで喜劇の舞台を長く続けていたが(1989-2018年)、1996年と2003年の演目がこれだったらしい。題名は「幸せの背くらべ」。
- Jesus Hopped the 'A' Train (Stephen Adly Guirgis, 2000): 見当たらない。
- Eurydice (Sarah Ruhl, 2006): 見当たらない。
- House/Lights (Wooster Group, 1999): 見当たらない。なんかよくわからんが、マルチメディアを駆使したパフォーマンスなのだそうです。
- The Lamamie Project (Moises Kaufman, 2000): 2001年と2003年に燐光群が上演したらしい。
- Yellow Face (David Henry Hwang, 2007): 見当たらない。面白そうなんだけどなあ...
- August: Osage County(Tracy Letts, 2007): 2016年にシアター・コクーンで上演(「8月の家族たち」, ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)。なお、2013年にメリル・ストリープ主演で映画になっている。
- The Vagina Monologues (Eve Ensler, 1996): これは私でも知っている。訳書も出ているし、日本でも何度も上演されている模様。
- Underground Railroad Game (Jennifer Kidwell and Scott R. Sheppard, 2016): 見当たらない。
- The Wolves (Sarah DeLappe, 2016): 見当たらない。
- The Realistic Joneses (Will Eno, 2012): 見当たらない。
- The Apple Family Plays (Richard Nelson, 2010): 見当たらない。
- The Elaborate Entrance of Chat Deity (Kristoffer Diaz, 2010): 見当たらない。
というわけで、日本での翻訳上演が確認できたのは25本中7本であった。多いような、少ないような。
雑記 - NYTが選ぶところの過去25年間のアメリカ演劇25