elsur.jpn.org >

« 読了:「マタイ受難曲」「刑務所しか居場所のない人たち」「コラボ=対独協力者の粛正」「『歴史認識』とはなにか」「マトリ」 | メイン | 読了:「中国 人口減少の真実」 »

2020年2月17日 (月)

Bookcover わたしの名は赤〔新訳版〕 上 (ハヤカワepi文庫) [a]
オルハン パムク / 早川書房 / 2012-01-25
Bookcover わたしの名は赤〔新訳版〕 下 (ハヤカワepi文庫) [a]
オルハン パムク / 早川書房 / 2012-01-25
年明けから身内の事情で、具体的になにができるわけでもないのにどうも気が休まらない日々が続いていたのだが、新幹線での移動中にずっと手に取っていたのが、以前から気になっていたオルハン・パムクの長編小説であった。良い本は少なからず心の支えとなってくれる。
 いやあ、それにしても、かのノーベル文学賞作家の代表作がこんなエンタメ小説だとは。おそるべしパムク。

Bookcover ポンス・ピラト ほか―カイヨワ幻想物語集 [a]
ロジェ カイヨワ / 景文館書店 / 2013-05-29
私鉄沿線の小さな書店でふと見かけて、R.カイヨワって「遊びと人間」の? 社会学者じゃなかったの? と意外の念に撃たれ、つい手に取った。
 表題作は総督ピラトがイエスを処刑せよと迫られ、友人に相談したりするんだけど(友人はその後の西洋史を丸ごと幻視し、フランスの作家がこのやりとりを小説にするだろうとまでいう)、結局は処刑を拒否、おかげでキリスト教は興りませんでした...という人を食った小説であった。
 ところで、この古風な体裁のペーパーバックを出した景文館書店なる版元は? と疑問に思って検索してみたら、愛知県岡崎市にあるひとり出版社。立ち上げ早々に吉田知子の本を出版しようとして、作家に「あなたは財閥の御曹司かなにかか」と訝られたそうだ。ははは。

Bookcover 水の出会う場所 [a]
魚住陽子 / 駒草出版 / 2014-09-26

フィクション - 読了:「ポンス・ピラトほか」「水の出会う場所」「わたしの名は赤」

rebuilt: 2020年4月20日 18:52
validate this page