« 読了:Markowitz, et al.(2012) 消費者について理解すればよい製品ができるのか | メイン | 読了:鹿志村ほか(2011) 日立のエクスペリエンス・デザイン »
2012年12月 4日 (火)
今西一(2011) 「荒神橋事件・万博・都市科学研究所 -上田篤氏に聞く」, 小樽商科大学人文研究, 122, 3-46.
先日、日本のマーケティング系のエスノグラフィー的研究の話を伺っていて、全然知らない話が多く、不勉強を痛感した。今和次郎とか、70年代の「生活財生態学」とか。で、その流れで関西の京大系シンクタンクについてなんとなく調べていて(仕事しろよって感じですね)、たまたまみつけて読みふけった紀要論文。
上田篤さんという、戦後の都市論研究の第一人者だという方に、50年代の京都の学生運動を中心にインタビューした聞き書き。この方、京大天皇事件('51)の際に「私の写真がアサヒグラフに出ちゃったんですよ」という世代の方で、後藤正治のノンフィクション「幻の党派」で描かれたシンクタンク「都市科学研究所」の創設者なのである。いやー、面白かった。
論文:その他 - 読了:今西(2011) 50年代の京都の学生運動についての聞き書き