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2015年7月18日 (土)

Marinovic, I., Ottaviani, M., & Sorensen, P.N. (2011) Modeling idea markets: Between beauty contests and prediction markets. in Williams, L.V., "Prediction Markets: Theory and Applications". Routledge.
 買ったまま積んであった予測市場の論文集のなかの一篇。このたび調べものをしていて、タイトルに惹かれて読んだんだけど、たいそうマニアックな論文であった。

 予測市場では市場参加者の報酬を最終的結果を予測できたかどうかで決めるけど、 アイデア市場では他の参加者の選択を予測できたかどうかで決めざるを得ない。でも人気のみに基づく純粋なアイデア市場は美人投票になってしまい、私秘的情報を集約できなくなってしまう。では、最終的結果に基づく報酬と人気に基づく報酬とを混在させたらどうなるか。

 アイデアの価値を$\theta$とし、事前分布を実数直線上の一様分布とする。いま、エージェント$i(=1,\ldots,n)$に$\theta$についての情報が渡されている。そのシグナルは2種類あって、

誤差項は互いに独立に$\eta \sim N(0, 1/\alpha), \epsilon_i \sim N(0, 1/\beta)$とする。

 市場設計者はシグナルを観察できない。そこで、参加者のみなさまに同時かつ独立に$\theta$を予測していただく。$i$さんの予測を$a_i$とする。全員の予測の平均$\bar{a}_n$をconsensus forecastと呼ぶことにする。
 参加者には公表した報酬ルールに従って報酬を払う。$i$さん以外のすべての人の予測のベクトルを$a_{-i}$として、報酬ルールを次式とする。
 $u_i (\theta, a_{-i}, a_i) = -\delta(a_i - \theta)^2 - (1-\delta)(a_i - \bar{a}_n)^2$
 第一項が予測の正確性の項、第二項が美人投票の項である。$\delta$を予測市場強度、$1-\delta$をアイデア市場強度と呼ぶ。$\delta$は定数だと考えてもいいし、確率だと考えてもいい。

 強度をどう設定したらconsensus forecastがどうなるか。次の指標を市場の情報性と呼ぼう。[←えーっと、$\theta$の事後分布の分散の小ささですね]
 $\gamma = 1 / var(\theta | \bar{a}_n )$
 以下では線形な戦略、対称的均衡について考える。[← ううむ。このようにセッティングすることの実質的な意味がよくわからない。対称的均衡ってのは、つまり全員が同じ解を選ぶような均衡ということだと思うけど、エージェントが直面している状況がエージェント間で同じだったら、対称的均衡だけについて考えればいいのかなあ。だけどさ、たとえばタカ・ハト・ゲームだと、純戦略のナッシュ均衡解はすべて非対称ですよね? 勉強不足でよくわからないぜ]

 [本文ではここでまず、$\delta=0$すなわち純粋なアイデア市場と、$\delta=1$すなわち純粋な予測市場について述べているんだけど、省略して...]

 報酬の期待値を最大化させる予測値は
 $a_i = \delta E_i(\theta) + (1-\delta) E_i(\bar{a}_n)$
 つまり、consensus forecastの期待値が必要になる。そこで、次のような線形均衡が存在すると仮定しよう:
 $a_i = \phi y + (1-\phi) x_i$
 このときconsensus forecastの期待値は
 $E_i (\bar{a}_n) = \frac{a_i + (n-a) E_i (a_{-i})}{n}$
 これをもとの式に代入してごりごり変形していくと、結局
 $\phi = \frac{(n-1+\delta) \alpha}{(n-1+\delta) \alpha + n\delta \beta}$
 となる。予測市場強度$\delta$が高くなると下がり、私秘シグナルの精度$\beta$が高くなると下がり、エージェント数が多くなると上がり、共有シグナルの精度$\alpha$が高くなると上がる。

 情報性はどうなるかというと、
 $var(\theta | \bar{a}_n) = \phi^2 / \alpha + (1-\phi)^2/(n\beta)$
 その性質について。

 というわけで、市場による予測は、特に美人投票的な要素が入ってくるといろいろ直観に反する情報特性を持つので、気をつけなさいね。という話であった。へへーっ。

 いろいろ難しい話だったので、シミュレータなんぞ作成しつつ頑張って読んだ。勉強になりましたですが...
 著者らが考える状況は、「市場運営者は予測対象の真の価値$\theta$をいずれ知り、それに基づいて私たちへの報酬を決める」と市場参加者たちにある程度まで信じてもらえる状況なのである。云うまでもなく、アイデア市場運営者にとっての真に深刻な問題とは、参加者のその信念をどうやって確保するか、という点だ。
 Skieraたちであれば「嘘でもいいから専門家委員会を開くと云え」というだろう。LacombたちやDahanたちなら「まあ人気投票でもどうにかなるよ」というだろう。この論文の面白さは、外的基準と人気投票をミックスした報酬ルールを想定し、その下での市場の振る舞いを調べる、という発想である。しかしその混在をどのように実現するかは、読み手の私たちに丸投げされている...

論文:予測市場 - 読了:Marinovic, Ottaviani, & Sorensen (2011) 予測市場と美人投票のあいだで

2015年7月11日 (土)

Girolami, M., Kaban, A. (2003) On an equivalence between PLSI and LDA. SIGIR 2003.
 pLSI (pLSA, 確率的潜在意味解析)が実はLDA(潜在ディリクレ配分)の特殊ケースだ、という2pの短い論文。ちょっと用事があって読んだ。数学が苦手な私にはハードルが高い... 高すぎる...。

 情報検索(IR)のアプローチのひとつである言語モデリング(LM)では、クエリ$q$, 文書$d$について$P(q|d)$を求めて関連性ランキングに使おうとする。そのひとつがPLSIで、LSAよりはうまくいくんだけど、そのgenerative semanticsが完全にconsistentではないため[←よくわかんないけど、生成モデルじゃないってことかしらん]、新文書に確率を付与する際に問題が生じる。もうひとつはLDAで、こっちはconsistent generative semanticsを持っている。
 ではPLSIとLDAはどういう関係にあるのか。

 まずPLSIのほう。単語$w$と文書$d$の同時確率を、潜在変数$k$のもとで$w \bot d | k$と考える。つまり
 $P(w, d) = \sum_k P(w | k) P(k | d)$
と分解できると考えるわけである。

 いっぽうLDAのほうは...
 コーパス$D$において$K$次元パラメータ$\alpha$が固定されていると考える[潜在変数の分布パラメータのことかな]。文書生成において、$K$次元変数$\theta$がディリクレ分布$D(\theta | \alpha)$から生成される。$\theta$の$k$番目の要素$\theta_k$の下での語$w$の確率$P(w | \theta_k)$を、$k$を通して線形結合し、多項分布$P(w | \theta)$が生成される。
 パラメータ$P(w | \theta_k)$を$K$列の行列に並べて$P$とする。また、文書$d$における語$w$の頻度を$c_{d,w}$とする。
 文書の条件付き確率は
 $P(d | \alpha, P) = \int d \theta D(\theta|\alpha) \prod_{w} \left\{ \sum_k P(w, \theta_k) \theta_k \right\} ^{c_{d,w}}$
[落ち着け、そんなに難しいことは云ってないはずだ。ええと、あるトピック$k$の下である単語$w$が出現する確率は$P(w | \theta_k)$。全トピックを通じて単語$w$が出現する確率は$\sum_k P(w, \theta_k) \theta_k$。$c_{d,w}$回出現する確率はその$c_{d,w}$乗。すべての単語についてその観察出現回数が出現する確率は$\prod$の右側。これを$\alpha$の下ですべての$\theta$を通して積分しようというわけだ。大丈夫、大丈夫]

 さて。LDAのモデルで、文書$d$の$\theta$をMAP推定すると考えてみよう。
 $\theta_d^{MAP}=\mathop{\rm argmax}\limits_\theta \log \{ P(\theta | d, P, \alpha) \}$
 すべての文書について$\theta_d^{MAP}$が推定できたら、そこから$P$と$\alpha$がML推定できる。
 いま、ディリクレ分布が一様である、つまり$\alpha = 1$と仮定して、この2段階の推定を試してみよう。$\theta$の推定は、MAP推定量とML推定量が同一になり
 $\theta_d^{MAP}$
 $= \theta_d^{ML}$
 $= \mathop{\rm argmax}\limits_\theta \log\{ P(\theta | d, P) \}$
 $= \mathop{\rm argmax}\limits_\theta \sum_w c_{d,w} \left( \sum_k P(w|k) \theta_k \right)$
[落ち着け落ち着け。$\prod_{w} \left\{ \sum_k P(w, \theta_k) \theta_k \right\}^{c_{d,w}}$の対数を最大化する$\theta$ですと云っているだけだ]
ここから$P$をML推定すると、
 $P^{ML}$
 $= \mathop{\rm argmax}\limits_P \sum_d \log \{ P(d | \theta_d^{ML}, P) \}$
 $= \mathop{\rm argmax}\limits_P \sum_d \sum_w c_{d,w} \log \left( P(w|k) \theta_{d,k}^{ML} \right)$
 最後に出てくる$\theta_{d,k}^{ML}$について考えよう。$\theta$はディリクレ変数だから、すべての$k$について正だ、かつ合計は1だ。ってことは、$\theta_{d,k}^{ML}$って$P(k | d)$のML推定量じゃん。ってことは、これPLSIのML推定量じゃん。

 後半はクエリで検索する場合についてのPLSIとLDAの比較。力尽きたのでメモは略。
 いやー、よくわかんないけど、つまりLDAのディリクレ分布のパラメータを全部1に固定するとpLSAになる、ってことでしょうか。pLSAはLDAに比べて過学習が起きやすいと聞いたことがあるけど、それってトピックの事前分布を無情報にしたが故の悲劇ってことなのかなあ。だとすると、実際にトピックについてなんら事前知識がないとき、LDAを使うよりも(過学習を覚悟した上で)pLSAをつかうほうが望ましいような場面があるということだろうか。うううううむ。

論文:データ解析(2015-) - 読了:Girolami & Kaban (2003) pLSAはLDAの特殊ケースだ

2015年7月 6日 (月)

Bookcover NOVEL 11, BOOK 18 - ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン [a]
ダーグ・ソールスター / 中央公論新社 / 2015-04-09
忙しくて小説どころではない、はずなのに、いつぞやの夜更け時につい読んじゃった本。なんというか、人を食った話であった。。。

フィクション - 読了:「ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン」

Bookcover マホメット (講談社学術文庫) [a]
井筒 俊彦 / 講談社 / 1989-05-08
のちの伝説的碩学による、昭和二十七年の著書。ええと、1914年生まれってことは、まだ三十代だったのか...

ノンフィクション(2011-) - 読了:「マホメット」

ここんところ、本を読む時間が全然とれない。。。

Bookcover ヒトラーの国民国家――強奪・人種戦争・国民的社会主義 [a]
ゲッツ・アリー / 岩波書店 / 2012-06-07
評判を聞いて是非読んでみたいと思ったのだが、新刊では入手できず、図書館で借りて読んだ(あれ?いまみたらamazonに在庫があるけど)。
 財政の知識が足りないせいで理解できない場所が多く、悔しい。

 著者はナチの支配を「好感度独裁」と呼ぶ。有給休暇、子ども手当、借家人の保護、年金額の引き上げ。それを可能にした財源は、占領地域からの徹底した収奪、そしてユダヤ人絶滅政策であった。

ナチ指導部はドイツ人を狂信者に変えたのでもなければ、確信的支配人種に変えたのでもなかった。むしろ国民多数を、うまい汁を吸う者、体制の小受益者にすることに成功したといえよう。[...]全体としてみれば国家が巨大な強奪マシーンに変身したように、普通の人びとは体制の利益を受け取る、受動的な収賄者に成り果てたのであった。[...]
 [...] 気がついてみれば、無学で質素な生活の経験しか持たない人間が、数年前にはその存在さえも知らなかったような者を我が手にし、ミルクと蜂蜜が潤沢に溢れるようなドイツの、命運全体がかかっている大戦争に参加していたのであった。それだけならば何ら説得的な戦う動機にならなかっただろう。しかし戦争そのものは、戦後の生活がいかに快適になるか、それがどんなに満足・歓びをもたらすか前もって味わえる機会を与え、『我々が今日戦い取ったところで明日はみんな生活できるのだ[今日の征服は明日の生活!]』というモットーに道を開いたのであった。そこから出てきたものは、たえず去来するやましい気持ちと、ありうべきは全面勝利のみ、さもなければ全面敗北という漠とした不安感であった。

うーん。。。ホロコーストとの対比に目眩がするけれど、落ち着いて考えてみると、そのような社会状況を我が事として想像するのも、そんなに難しくない。

Bookcover ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力 (文春新書) [a]
安田 浩一 / 文藝春秋 / 2015-05-20

Bookcover 神聖ローマ帝国 (講談社現代新書) [a]
菊池 良生 / 講談社 / 2003-07-19

Bookcover 技術大国幻想の終わり これが日本の生きる道 (講談社現代新書) [a]
畑村 洋太郎 / 講談社 / 2015-06-18

Bookcover 村 百姓たちの近世〈シリーズ 日本近世史 2〉 (岩波新書) [a]
水本 邦彦 / 岩波書店 / 2015-02-21

Bookcover 入門 組織開発 活き活きと働ける職場をつくる (光文社新書) [a]
中村 和彦 / 光文社 / 2015-05-19

Bookcover 山岳信仰 - 日本文化の根底を探る (中公新書) [a]
鈴木 正崇 / 中央公論新社 / 2015-03-24

ノンフィクション(2011-) - 読了:「ヒトラーの国民国家」「山岳信仰」「入門・組織開発」「ヘイトスピーチ」「村・百姓たちの近世」「技術大国幻想の終わり」「神聖ローマ帝国」

2015年7月 5日 (日)

どなたかがこのブログの書影をクリックして買い物して下さる→amazonは私に小銭を投げる→高度資本主義の末端で生きる哀れな私はわんわんと喜ぶ。というわけで、2015年第2四半期の売上記録。

まずは書籍から。以下のリンクはすべて紙版に統一してますが、実は半分以上の本がkindle版での売上である。いやあ、時代だなあ。

まずは既読の本から。

Bookcover Poetics (Penguin Classics) [a]
Aristotle / Penguin Classics / 1997-03-01
おおお。詩学を英語で読もうってか。さてはお客さんインテリでやんすね?

Bookcover 万葉秀歌〈上巻〉 (岩波新書) [a]
斎藤 茂吉 / 岩波書店 / 1968-11-20
Bookcover 万葉秀歌〈下巻〉 (岩波新書) [a]
斎藤 茂吉 / 岩波書店 / 1968-11-20
既読かどうか定かでないけど。それにしても、岩波新書の古典もkindle版があるのね。びっくり。

Bookcover 好色一代男 (まんがで読破) [a]
井原 西鶴,バラエティアートワークス / イースト・プレス / 2010-01-30

Bookcover 満鉄調査部 (講談社学術文庫) [a]
小林 英夫 / 講談社 / 2015-04-11
あれ?これ以前平凡社新書から出た本じゃないかなあ。

Bookcover 現代秀歌 (岩波新書) [a]
永田 和宏 / 岩波書店 / 2014-10-22
Bookcover 近代秀歌 (岩波新書) [a]
永田 和宏 / 岩波書店 / 2013-01-23
この二冊、好きな本です。お勧め。

Bookcover An Introduction to State Space Time Series Analysis (Practical Econometrics) [a]
Jacques J. F. Commandeur,Siem Jan Koopman / Oxford Univ Pr (Txt) / 2007-08-30
Bookcover 状態空間時系列分析入門 [a]
J.J.F. コマンダー,S.J. クープマン / シーエーピー出版 / 2008-09
状態空間モデルの教科書とその訳書。

Bookcover やさしい統計入門―視聴率調査から多変量解析まで (ブルーバックス) [a]
柳井 晴夫,田栗 正章,藤越 康祝,C.R.ラオ / 講談社 / 2007-06-21
この名著がまた売れてる!

Bookcover キーポイント確率統計 (理工系数学のキーポイント 6) [a]
和達 三樹,十河 清 / 岩波書店 / 1993-02-22

Bookcover ゼミナール ゲーム理論入門 [a]
渡辺 隆裕 / 日本経済新聞出版社 / 2008-04-08
私もただいまこの本で勉強中です。奇遇ですね。

Bookcover 定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (社会科学の冒険 2-4) [a]
ベネディクト・アンダーソン / 書籍工房早山 / 2007-07-31

Bookcover 幸せを科学する―心理学からわかったこと [a]
大石 繁宏 / 新曜社 / 2009-06

Bookcover 統計モデル入門 (医学統計学シリーズ) [a]
丹後 俊郎 / 朝倉書店 / 2000-02

Bookcover ヒミズ 1 (ヤンマガKC) [a]
古谷 実 / 講談社 / 2001-07-13
懐かしい。古谷実の暗ーい秀作だ。

Bookcover レジより愛をこめて~レジノ星子~ (ワイドKC モーニング) [a]
曽根 富美子 / 講談社 / 2015-02-23
寡作の社会派作家として知られる曽根富美子さんが、スーパー勤務経験を明るく綴った最新作。好きなマンガが売れるのは嬉しいです。いま調べたら、傑作との誉れ高い「親なるもの 断崖」が7月に再刊されるらしい。電子版で買わなくてよかった...

Bookcover おやこっこ 上巻 (イブニングKC) [a]
武田 一義 / 講談社 / 2015-03-23
Bookcover おやこっこ 下巻 (イブニングKC) [a]
武田 一義 / 講談社 / 2015-03-23

Bookcover かくかくしかじか 1 [a]
東村 アキコ / 集英社 / 2012-07-25

以下、未読or未知の本:

Bookcover 〈未来〉のつくり方 シリコンバレーの航海する精神 (講談社現代新書) [a]
池田 純一 / 講談社 / 2015-05-20

Bookcover いま生きる「資本論」 [a]
佐藤 優 / 新潮社 / 2014-07-31

Bookcover すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫) [a]
オルダス ハクスリー / 光文社 / 2013-06-12
あ、これ読みたいと思ってたんだ...

Bookcover もうすぐ絶滅するという紙の書物について [a]
ウンベルト・エーコ,ジャン=クロード・カリエール / CCCメディアハウス / 2010-12-17

Bookcover ウェブ×ソーシャル×アメリカ <全球時代>の構想力 (講談社現代新書) [a]
池田 純一 / 講談社 / 2011-03-18

Bookcover ウェブ文明論 (新潮選書) [a]
池田 純一 / 新潮社 / 2013-05-24

Bookcover オーガニゼーションズ 第2版---現代組織論の原典 [a]
ジェームズ・G・マーチ,ハーバート・A・サイモン / ダイヤモンド社 / 2014-08-22
へええ? マーチ&サイモン「組織論」の新訳だ。こんなの出てたのか、知らなかった。

Bookcover クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場 (朝日新書) [a]
小林雅一 / 朝日新聞出版 / 2013-07-12

Bookcover システムの科学 [a]
ハーバート・A. サイモン / パーソナルメディア / 1999-06-12
サイモンの有名な本。恥ずかしながら未読です...

Bookcover ソラリス (ハヤカワ文庫SF) [a]
スタニスワフ・レム / 早川書房 / 2015-04-08
「ソラリスの陽のもとに」の新訳。これ、すごく読みたいけど、買ったところで時間がとれそうにないし...

Bookcover 人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書) [a]
松尾 豊 / KADOKAWA/中経出版 / 2015-03-11
Bookcover 東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」 [a]
松尾 豊,塩野 誠 / KADOKAWA/中経出版 / 2014-10-15
前者は友人に薦められていたのにまだ読んでない。やれやれ。

Bookcover 和泉式部日記―現代語訳付き (角川ソフィア文庫) [a]
/ 角川書店 / 2003-12
Bookcover 大鏡 (角川文庫ソフィア) [a]
佐藤 謙三 / 角川書店 / 1969-12
Bookcover 新版 好色五人女 現代語訳付き (角川ソフィア文庫) [a]
文庫 / 角川学芸出版 / 2008-06-25
Bookcover 新版 日本永代蔵 現代語訳付き (角川ソフィア文庫) [a]
井原 西鶴 / 角川学芸出版 / 2009-03-25
Bookcover 更級日記―現代語訳付き (角川ソフィア文庫) [a]
/ 角川書店 / 2003-12
Bookcover 紫式部日記 現代語訳付き (角川ソフィア文庫) [a]
紫式部 / 角川学芸出版 / 2010-08-25
どうやら日本の古典をkindleで読みまくっている方がおられる模様。

Bookcover 地図入門 (講談社選書メチエ) [a]
今尾 恵介 / 講談社 / 2015-04-11
なんだこれ、面白そうだなあ。

Bookcover 日露戦争、資金調達の戦い―高橋是清と欧米バンカーたち (新潮選書) [a]
板谷 敏彦 / 新潮社 / 2012-02

Bookcover 果しなき流れの果に (角川文庫 緑 308-6) [a]
小松 左京 / 角川書店 / 1974-06

Bookcover 比較制度分析序説 経済システムの進化と多元性 (講談社学術文庫) [a]
青木 昌彦 / 講談社 / 2008-12-10
うぉう。こういうのをkindleで読むのって精神的に辛くないですか? そんなことないのかなあ...

Bookcover 記号創発ロボティクス 知能のメカニズム入門 (講談社選書メチエ) [a]
谷口 忠大 / 講談社 / 2014-06-11
これ、買ったっきりどこかに積んであるわ...

Bookcover AIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書) [a]
小林 雅一 / 講談社 / 2015-03-19

Bookcover Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない (角川EPUB選書) [a]
泉田 良輔 / KADOKAWA/中経出版 / 2014-12-10

Bookcover マシュマロ・テスト:成功する子・しない子 [a]
ウォルター・ ミシェル / 早川書房 / 2015-05-22
かのマシュマロ・テストを開発した先生による本。今月買い込んだのですが、まだ読めずにおります。。。

Bookcover 図解 近接武器 (F-Files) [a]
大波 篤司 / 新紀元社 / 2006-09-02
へー。

Bookcover 御手洗潔の挨拶 (講談社文庫) [a]
島田 荘司 / 講談社 / 1991-07-04

Bookcover 新版暗号技術入門 秘密の国のアリス [a]
結城 浩 / ソフトバンククリエイティブ / 2008-11-22

Bookcover 消費者心理学 [a]
馬場 房子 / 白桃書房 / 1989-07
Bookcover 消費者心理学入門 [a]
池ノ上 直隆,小林 一三 / 中央経済社 / 1994-08
Bookcover 消費者心理学序説―認知・パーソナリティの視点 (教育選書) [a]
稲田 準子 / 大学教育出版 / 1996-04
どういう事情だかわからないが、消費者行動論の古い教科書(品切ればかり)を集めておられる方がおいでのようだ...

Bookcover 生物から見た世界 (岩波文庫) [a]
ユクスキュル,クリサート / 岩波書店 / 2005-06-16

Bookcover 経済心理学―行動経済学の心理的基礎 (心理学の世界 専門編) [a]
竹村 和久 / 培風館 / 2015-01-23
あ、まずい... これまだ買ってないや。

Bookcover 好色一代男 (まんがで読破) [a]
井原 西鶴,バラエティアートワークス / イースト・プレス / 2010-01-30
好色一代男のマンガ版だそうです。へー。


他に売れたもの。

ダイヤモンドHarvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2015年 04 月号。ちょっと待って?なぜ私のブログをご覧いただいているようなお暇な方が、エリートビジネスマン御用達のHBRを買うの???

ブレイキング・バッドというテレビドラマ(?)のエピソード三話分。へええ、こういう買い方ができるのか。

ゴールデンタイムというTVアニメのグッズ、13点。この売上に関しては、どなたのお買い上げかが珍しく判明している。プレゼントだったのだそうです。そもそもこんなアニメがあること自体知らなかったよ。

作曲家・川井憲次のTV番組音楽のCD、3枚セット7枚セット。すごいなあ。私もたまにCDセットを買いたくなることあるんですが、「いつ聴くんだろう...」と思うと、なんとなく買えなくなっちゃうんですよね。

ほかに、ELECOMの名刺用紙すべり止めクッションシート。そして、PanasonicのノートPCのバッテリーパック、20260円の売上(おおおお)。どなたか存じませんがありがとうございます。家計の足しとさせていただきますです。

雑記:売上報告 - 売上報告:2015年第2四半期

福元圭太(2012) 「精神物理学原論」の射程-フェヒナーにおける自然哲学の自然科学的基盤-. 西日本ドイツ文学, 24, 13-27,.
九大のドイツ文学の先生が、わたし数学苦手なのに...などと脚注でこっそりぼやきつつ書き続けておられる、心理学の教科書に出てくるえらい人・フェヒナーについての評伝、その第四弾。通しタイトルがついていないので気が付かなかった。仕事とは一切関係ないけど、楽しく拝読しております。

論文:その他 - 福元 (2012) フェヒナー先生とその時代・第四弾

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