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2010年3月29日 (月)

Bookcover アダム・スミス―『道徳感情論』と『国富論』の世界 (中公新書) [a]
堂目 卓生 / 中央公論新社 / 2008-03
昨年からちびちび読んでいた本を,ようやく読了。
アダム・スミスの思想を,特に「国富論」の前に書かれた「道徳感情論」の枠組みを基盤として解説した本。この本で描かれるスミスは,有名な「見えざる手」という言葉から連想されるようなウルトラ自由主義経済学者ではなく,穏健なストア派とでも呼ぶべき思想家である。
これもなにかのご縁だし,ひとつ「国富論」を読んでみようかしら,と一瞬だけ思ったが,岩波文庫版をめくってすぐにあきらめました。ゼッタイムリ。
 「道徳感情論」の重要なキーワードである「同感」は,なんだか認知科学でいう「心の理論」を連想させるなあ,と思っていたら,あとがきによれば,すでにそのような指摘がなされているとのことであった。

Bookcover 拝金社会主義 中国 (ちくま新書) [a]
遠藤 誉 / 筑摩書房 / 2010-02-10
2002年,中国社会科学院は人民を「五大社会経済等級」に分類して分析し,社会的格差を直視した報告をまとめて大きな話題を呼んだのだそうだ。で,当時社会科学院の客員研究員をしていた著者が語る裏話によれば,98年に着任した院長(政治局委員)から,早急に社会構造の変遷に関する研究に取りかかれとの指示があり,さらには突如として報告の前倒しを命じられた。02年の党大会で江沢民総書記が「三つの代表」論を綱領化し,私営企業経営者の入党を推進するために必要な報告書だったのだ,とのこと。

ノンフィクション(-2010) - 読了: 「アダム・スミス」ほか (NF)

2010年3月28日 (日)

 勤め先で真面目な話をしていて,ああ,あの用語,あの概念を会話に使うことができたら,どんなにか話が早いのに。。。とイライラすることがある。7割くらいはデータ解析系の用語,残りは心理学の用語である。もっとも他の人だって,ああマーケティング理論のあの用語が使えたらとか,経営学のこの用語がとか,前職のあの通用語がとか母国語のこの単語がとか,あのアニメの面白さがなぜお前らわからんのかとか,いいから早くうちに帰りたいとか(あ,これは俺だ),人それぞれにユニークないらだちを感じているのだろう。突き詰めて云えば,等しくどうでもいい話ですね。
 それはともかく,目上・目下問わず上司同僚取引先問わず,俺と会話する可能性のある人をあまねく誘拐して無人島の研修室に監禁し,この概念を理解するまでは解放しない,というような機会がもし与えられたら(ずいぶん大きな態度だが),その概念として何を選ぶべきか。
 大勢様を誘拐しておきながら急に話が小さくなってなんだが,一つだけ選ぶとするならそれはinteractionだなあ,と最近考えるようになった。要因間のinteraction(交互作用),行為者間のinteraction(相互作用)。こんな平易な概念ひとつで,物事の見通しがぐっと良くなる。俺はいま,いわゆる質問紙調査に関わる仕事をすることが多いのだが,この分野においてさえ,実験計画でいう交互作用の概念が定着すれば,いろいろな事柄がもっとスムーズに進むように思われてならない。
 たとえば調査設計。なにかの事柄について質問紙調査を行い,集計表を男女間で比べたい,また年代(2水準だとしよう)の間でも比べたい,必要な集計表についてはN=100を確保したい。全体の標本サイズはどれだけ必要か? 「男女×年代の4セルについて各50,計200」という答えと,「セルあたり100,計400」という答えがありうる。周囲を観察していると,どちらの答えを採るべきか,ベテランの方はその場その場で直感的に判断できるが,その根拠をきちんと説明できる人は少ない。おかげで,調査設計に必要なのはやはり豊富な経験です,というような話になってしまう。ああ,interactionという概念さえあれば。集計対象の変数群に対して性別と年代が及ぼす効果を考えたとき,そこにinteractionがないと思うなら前者の答え,あるかもと思うなら後者の答えになるのだ。
 あるいは統計的推論。データの分析にかなりの経験を持っている人でさえ,covariateとmediatorとmoderatorのちがい,特にmoderatorという概念(つまりはinteractionという概念)があいまいなばかりに,大混乱を引き起こすことが多い。あばたと出っ歯のどっちがまずいかという議論の最中に,いやいや「惚れてしまえばあばたもえくぼ」っていうじゃない,現象はすごく複雑なんだから答えなんか出せっこないよ。。。などという話を持ち出し,善男善女を混乱と無気力に突き落とす人がいる。ああ,moderatorという概念さえあれば。肌の凹凸から美しさ知覚へと伸びるパスに,恋愛というmoderatorが突き刺さっていると考えれば済む話ではないか。問題は現象が複雑すぎることではなく,現象を捉える概念的道具が不足していることにあるのだ。

 というわけで,俺の心の平安と残業縮小のため,interactionという概念を周囲に少しでも普及させようと考え,うまいやり方を探してあれこれ資料をあさっている。とはいえ,世の中のありようにはそれなりの理由があるものなので,俺が努力したところで自己満足に過ぎないんだけど,まあとにかく,その一環で読んだ論文。

Holmbeck, G.N. (1997) Toward terminological, conceptual, and statistical clarity in the study of mediators and moderators: Example from child-clinical and pediatric psychology literatures. J. Consulting and Clinical Psychology. 65(9), 599-610.
 発達臨床研究向けの啓蒙論文。semnet MLでみつけて読んでみた。
 mediator(中間変数)とmoderator(調整変数)のちがいについて懇切丁寧に説明した後,それぞれを実証的に検証する手続きを紹介。moderatorの検証方法は,そのまま回帰式に放り込んで交互作用項を推定するやりかたと,moderatorで群分けしてSEMモデルを群間比較する方法の二種類。で,当該業界における先行研究を間違った奴と正しい奴に分け,前者の論文の一言一句をぐりぐりと批判する,という性格の悪い論文。楽しい。
 取り上げている研究では,大ざっぱにいって子どもの不適応がoutcome, ストレス因子がそのpredictorで,そこにコーピングとか認知過程とか家庭の機能とかが絡んでくる。で,たとえばコーピング方略が調整変数であるという仮説を立てておきながら,検証においてはそれが中間変数かどうかを調べていたり,その逆だったり。。。という研究が,ほらこんなに多いのですよ,そもそもコーピング研究初期の重要文献であるLazarus&Folkman(1984)にしてからがそうなのです,みなさん頭を整理してください。という主旨の論文であった。
 moderatorとはなにかを説明するうまいやり方を探していたので,その意味ではあまり役に立たなかった。理論的説明はBaron&Kenny(1986JPSP)に依拠しているので,そっちを読んだようがよかったかも。でも,なぜみんなこんなに間違えちゃうのか,と考察しているところは勉強になった。著者いわく,それは時間的先行と因果的先行をごっちゃにしているからではないか,とのこと。たとえば,ストレスA,対処方略B,不適応Cについて考えているとしよう。理論的には,「ストレスにさらされても適切な対処方略があれば不適応は生じない」と,Bをmoderatorだと正しく捉えている。しかし,時間的にはA→B→Cとつながっているので,間違ってそういうパス図を書いてしまい,実証研究ではついついBをmediator扱いして検証してしまう。。。ということだと思う。なるほど。生起順序と因果的メカニズムを分けることは大事だなあ。

 この論文を読んだのは待ち合わせ中の新宿の喫茶店だったのだが,向かいのテーブルではTV番組制作会社の人に向かって有名スポーツ選手の奥さんがセレブ話を語り倒しており,右のテーブルでは二人の老人が200万の手形を巡って激しくもめており,左のテーブルでは若いカップルがジクジクと泣きながら血みどろの言い争いを続けていた。どれにも聞き耳を立てていませんよと示すため,俺は小声で論文の文章を音読していた。ウェイターはなかなか水を注ぎにこなかった。気持ちはわかる。

論文:データ解析(-2014) - 読了:Holmbeck(1997) 中間変数と媒介変数のちがい

2010年3月27日 (土)

Hofmeyr, J., Goodall, V., Bongers, M., Holtzman, P. (2008) A new measure of brand attitudinal equity based on Zipf distribution. International J. Market Research, 50(2).
 消費者にある商品カテゴリのブランドリストを示し,その人の考慮集合(買う気がなくはないブランドの集合)を答えさせたあとで,そのなかにある各ブランドについて,なんらかの評価(たとえば購入意向)をx件法で答えさせる。で,評定値をいったん順位データに落としてしまい,そこからその人にとっての各ブランドの価値を算出する。なぜ順位を連続量へと逆算できるのかというと,世の中の多くの現象がそうであるように,ブランド・エクイティもまた一種のべき乗法則に従うだろうから(大きさ∝1/(順位^s)),という理屈である。で,世界各国の消費者調査データに基づき,考慮集合のサイズ別に指数sを推定する。得られた式を使うと,スキャン・パネル・データでの売上シェアや市場シェアを,簡単な態度調査でもってすごーく正確に予測できました。という論文。

 背景としては。。。まず90年代から,企業にとってブランド・エクイティ(ブランドの資産価値)の構築が大事だ,という話が出てきた。じゃあ現在のブランド・エクイティをどうやって測るのかというと,(A)財務データを使うやりかた(割引キャッシュフローとか。あああ面倒くさい),(B)過去のマーケティング活動のROIを推定するやり方(マーケティング・ミックス・モデルとか),(C)消費者の態度データを使うやりかた,がある。ま,M&Aに携わる投資銀行マンなどは,サイコメトリクスによるブランド価値評価なんて鼻もひっかけてくれないだろうけど,消費者相手のマーケッターが自分たちの活動のアウトカム指標として態度データを調べようとするのは自然だし,世の中にいろんな測定方法があるって素晴らしいことですよね。
 で,(C)消費者調査でブランド・エクイティを調べる方法にも,(C1)広告で使うような効果階層モデルに基づくものとか(認知から好意を経由して忠誠にいたる,というようなやつ),(C2)好意やらユニークさやらいろんなことを尋ねて組み合わせるやつとか,さまざまなやりかたがある。そのなかに,(C3)とにかく各ブランドに対する関与の強さを直接聞いちゃえばいいのよ!というアプローチもあって,その旗手がこの論文の第一著者である。この論文はブランド評価というよりもサーヴェイ方法論寄りの内容で,超シンプルな態度評定から売上をうまく予測できますよ,というのが売り。
 雑誌掲載時にざっと目を通していたのだが,このたび用事があって最初から読み返した。勤務先の業務内容とあまりに密接に関連しているので(そもそも著者らは勤務先の人である),感想は差し控えるが,わかりやすい良い論文だと思います。

 ほんとはこんなメモではなくて,「平家物語」の異常なまでの面白さについて語り倒したいのだが。。。いったん書きはじめると時間がかかりそうで,妙に気が重い。

論文:マーケティング - 読了:Hofmeyr et. al. (2008)

2010年3月25日 (木)

今月中旬に「平家物語」を読み終えた後,勢い余って読んだ本を,読んだ順に。

Bookcover 平家物語を読む―古典文学の世界 (岩波ジュニア新書) [a]
永積 安明 / 岩波書店 / 1980-05-20
中高生向けの平易な手引書なのだが,そこここに深い学識を感じさせる内容であった。
「平家」中盤の主役である木曽義仲は,とことん戯画的に描かれる箇所がある反面(「猫間」),敬意とともに描かれている場面もある。最期の場面では

今井の四郎,木曽殿,主従二騎になッて宣いけるは,「日来はなにともおぼえぬ鎧が,今日は重うなッたるぞや」。今井四郎申しけるは...

というわけで,地の文で敬語が使われているのである。このズレは,多くの作者が関わったとみられる「平家」の成立プロセスのなかでの出所の違いを表しているのだけれども,しかしそもそも義仲とは独裁者と英雄という二つの側面を矛盾なく体現していた人物なのであり,そのような「義仲の全体像をみごとに造型しえたところにこそ,「平家物語」の作品としての豊かさもあり,その文学的達成もあったのである」。なるほど,そういう見方があるのか。

Bookcover 平家物語 (岩波新書) [a]
石母田 正 / 岩波書店 / 1957-11-18
意外にも,一番面白かったのがこの本。著者は戦後歴史学の超ビッグネームだが,この本は「平家」を通じて中世史を語る本であるとともに,著者の「平家」への愛を語る本でもあるようで,好き嫌いをはっきりと打ち出すところが実に楽しい。上の本がカルチャーセンターでの落ち着いた講演だとすれば,この本は立ち見で満杯の教室での人気講義という感じ。
 いま内容のメモを取ろうとすると,ついついそっくり再読する羽目になりそうなので,特に印象に残った点のみ:

Bookcover 平家物語―あらすじで楽しむ源平の戦い (中公新書) [a]
板坂 耀子 / 中央公論新社 / 2005-03
現代の学生たちにむけて平家の面白さを語る,というスタンスの本。

Bookcover 平家物語 無常を聴く (講談社学術文庫) [a]
杉本 秀太郎 / 講談社 / 2002-08-09
著者は仏文の偉い先生だが,日本の古典にも造詣が深いのだそうだ。出版社のPR誌に長期連載された,「平家物語をしみじみと読む」という内容のエッセイ。さすがに達人はちがうねえ,と唸らせる指摘があって,なかなか面白かった。終盤で,捕虜になった重衡が法然の導きで平静を取り戻し,鎌倉へと連行される場面があるけれど(「海道下」),途中で宿の長者の娘と歌をやりとりするのは,あれ,一夜をともに過ごしているということなんだそうです。やるなあ重衡。

ノンフィクション(-2010) - 読了:平家物語特集 (NF)

2010年3月24日 (水)

ブームといわれてすでに久しいツイッターに,ようやくアカウントをつくってはみたのだが,ぼんやり眺めていて思うに,俺はこのサービス,たぶん当分使わないだろうなあ,と。
いや,大変面白いサービスということはわかりますよ,なんとなく。世の中を変えるんでしょうね,きっと。でも,じゃあ自分でも使ってみたいか,というと。。。思いは千々に乱れるのである。
いまや世間はネコもシャクシもツイッターだというのに,なぜ俺は魅力を感じることができないのかしらん? 思いつく仮説を列挙してみよう。

と,いろいろ考えてきたが,身も蓋もないけど,「携帯電話を持っていないから」という説明が,いちばん当たっていそうだ。あれって,やっぱし携帯で使うものなんじゃないですかね。

雑記 - twitterとわたくし

Bookcover ルポ 戦場出稼ぎ労働者 (集英社新書) [a]
安田 純平 / 集英社 / 2010-03
著者は以前イラクで拘束されて話題になったフリージャーナリスト。戦争の民営化の実態を探るため,労働者としてイラク入りした体験記。日本料理の料理人を名乗って食堂に潜り込み,指を切りまくりながら仕事を覚え,その熱心な働きぶりが認められてシェフの座にまで昇進し,イラク人労働者のシフト表をつくったり,彼らを代表して給与の交渉をしたり。なんだかもう取材どころではない。すごいなあ。

Bookcover 『青髯』ジル・ド・レの生涯 [a]
清水 正晴 / 現代書館 / 1996-04
中世フランスの連続殺人鬼ジル・ド・レ男爵の伝記。調布の古本屋で購入。

今月は嵐のような平家物語ブームにつき,ここに記録すべき本がたくさんあるのだが,後日まとめて書くことにしよう。

ノンフィクション(-2010) - 読了:03/24まで (NF)

twitterに自動投稿するプラグインを入れたので,そのテストも兼ねて。うまく動くかしらん?

Bookcover おひとり様物語(2) (ワイドKC) [a]
谷川 史子 / 講談社 / 2010-03-12
Bookcover ホームメイド 1 (りぼんマスコットコミックス クッキー) [a]
谷川 史子 / 集英社 / 2005-02-15
Bookcover ホームメイド 2 (りぼんマスコットコミックス クッキー) [a]
谷川 史子 / 集英社 / 2005-07-15
わたくしが尊敬してやまないベテランマンガ家の新作と,旧作二冊。この人のマンガのどこがどう素晴らしいのか,自分でもうまく整理できないのだけれど。

Bookcover グーグーだって猫である(5) [a]
大島 弓子 / 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2010-02-26

Bookcover 少女漫画 (クイーンズコミックス) [a]
松田 奈緒子 / 集英社 / 2008-02-19
「ガラスの仮面」などの名作少女マンガをモチーフにした短編集。

Bookcover シグルイ 14 (チャンピオンREDコミックス) [a]
南條 範夫 / 秋田書店 / 2010-03-19
出てくる人出てくる人,みんな妄執に突き動かされている。面白いなあ。

Bookcover 赤い空 白い海 1 (アフタヌーンKC) [a]
野中 英次 / 講談社 / 2010-03-05

Bookcover あけぼのソックス [a]
安永 知澄 / 太田出版 / 2010-03-02
著者は身体感覚に執拗なまでにこだわり続ける若い作家。2005~06年の短編と,最近の自叙マンガを収録。

Bookcover 少女素数 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) [a]
長月 みそか / 芳文社 / 2010-03-12
人気があるとのことなので試しに買ってみたら,コッテコテの萌えマンガであった。「あらゆる風俗は善だ」という誰かの言葉を,俺は基本的には支持しているので,どんなマンガにもなにか見るべきものがあるはずだ,と思うのだけれど。。。これはさすがに許容範囲を超える。父親が自分の双子の娘を指して「大きくなったね我が家のフェアリー達は」って,ちょっと,あなた。。。

Bookcover 娚の一生 3 (フラワーコミックス) [a]
西 炯子 / 小学館 / 2010-03-10

Bookcover 響子と父さん (リュウコミックス) [a]
石黒 正数 / 徳間書店 / 2010-03-13

コミックス(-2010) - 読了:03/23まで (C)

2010年3月 4日 (木)

これは1月上旬に読んだ論文。メモだけとって,そのまま忘れていた。
ほかにも何本か読んだような気がするんだけど。。。

Jaccard, J., Becker, M.A., Wood, G. (1984) Pairwise multiple comparison procedures: A review. Psychological Bulletin, 96(3), 589-596.
多重比較の手法を比較した研究のレビュー。被験者間計画,被験者内計画,混合計画の3つに分け,さらにそれぞれをoptimalな状況(正規・等分散・等サイズ)とそうでない状況とに分けて整理している。optimalでない状況で被験者内要因の多重比較をする際にはボンフェローニ法がよろしい,とか。
仕事の都合で目を通した論文。ほんとは多重比較の手法比較において検定力をどう定義するかを知りたかったのだが,そういう話は載っていなかった。手法間の良し悪しについていえば,多重比較の世界は進歩が速いようなので,84年時点でのレビューを読むことにどれだけ意味があるのか。。。時間の無駄遣いだったかも。

論文:データ解析(-2014) - 読了:03/02まで (A)

2010年3月 3日 (水)

Bookcover 平家物語(一) (講談社学術文庫) [a]
/ 講談社 / 1979-03-08
Bookcover 平家物語(二) (講談社学術文庫) [a]
/ 講談社 / 1979-10-08
Bookcover 平家物語(三) (講談社学術文庫) [a]
/ 講談社 / 1982-05-06
ふとした出来心で手に取ってみたら,これが実に面白い。。。原文,訳文,解説の順にならべてあるので,面倒かと思ったら,かえって原文を読むのが楽しくなる(見栄を張って岩波文庫を買ってたら,途中で挫折してたかも)。内容のメモはあとで。。。

フィクション - 読了:03/01まで (F)

Bookcover 母親は兵士になった―アメリカ社会の闇 [a]
高倉 基也 / 日本放送出版協会 / 2010-02
イラク米軍の女性兵士についてのノンフィクション。

Bookcover 仏教入門 (岩波新書) [a]
三枝 充悳 / 岩波書店 / 1990-01-22
本棚に塩漬けになっていた本を掘り起こして読了。仏教入門というより,仏教史入門といったほうがよさそうな内容であった。

Bookcover 生の短さについて 他2篇 (岩波文庫) [a]
セネカ / 岩波書店 / 2010-03-17
セネカ先生の本を読むのは,「怒りについて」に続いてこれが二冊目なんだけど,今回はどうも頭に入らなかった。なんだか散漫な説教を聞いているような気がしてしまって。

ノンフィクション(-2010) - 読了:03/01まで (NF)

Bookcover オールラウンダー廻(3) (イブニングKC) [a]
遠藤 浩輝 / 講談社 / 2010-02-23
講談社アフタヌーン誌で「EDEN」を連載していたマンガ家の,連載第二作。格闘技に情熱を注ぐ若者たちを描いた作品。日々の練習風景が丁寧に描かれているところが良いと思う。

Bookcover 毎日かあさん 6 うろうろドサ編 [a]
西原 理恵子 / 毎日新聞社 / 2010-02-26

Bookcover 純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC) [a]
石川 雅之 / 講談社 / 2010-02-05

Bookcover 岳 みんなの山 11 (ビッグコミックス) [a]
石塚 真一 / 小学館 / 2010-02-27

Bookcover 海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス) [a]
吉田 秋生 / 小学館 / 2010-02-10

Bookcover ハチワンダイバー 14 (ヤングジャンプコミックス) [a]
柴田 ヨクサル / 集英社 / 2010-02-19

Bookcover フィンランド・サガ(性)(1) (モーニング KC) [a]
吉田 貴司 / 講談社 / 2010-01-22

Bookcover おいピータン!!(12) (ワイドKC Kiss) [a]
伊藤 理佐 / 講談社 / 2010-02-12

コミックス(-2010) - 読了:03/01まで (C)

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