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2008年12月29日 (月)

Bookcover 滅びの遺伝子―山一證券興亡百年史 (文春文庫) [a]
鈴木 隆 / 文藝春秋 / 2008-12-04
破綻した山一証券には三代目社長・太田収の血が埋め込まれていた。それは太田収のご先祖,坂本龍馬を斬った男・佐々木只三郎から脈々と流れる破滅のDNAなのであった。。。云々。著者は日経証券部長を勤めたえらい人。俺は全くの門外漢なので,この本の価値はよくわからないのだが,とにかく壮大な後講釈だ。

ノンフィクション(-2010) - 読了:12/29まで (F)

Bookcover 天顕祭 (New COMICS) [a]
白井 弓子 / サンクチュアリパプリッシング / 2008-07-26
同人誌のマンガが文化庁メディア芸術祭の賞をとってしまった,と話題になった作品。絵柄がちょっとわかりにくいけど,たしかに面白い。

Bookcover もやしもん(7) (イブニングKC) [a]
石川 雅之 / 講談社 / 2008-12-22

Bookcover 大奥 第4巻 (ジェッツコミックス) [a]
よしなが ふみ / 白泉社 / 2008-12-24

Bookcover よい子への道〈2〉 [a]
おかべ りか / 福音館書店 / 2003-10-10

コミックス(-2010) - 読了:12/29まで (C)

2008年12月21日 (日)

Bookcover 子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書) [a]
阿部 彩 / 岩波書店 / 2008-11-20
一般市民に「十二歳の子どもがふつうの生活をするために,××は必要だと思いますか?」と尋ねる調査をやったところ,意外なことに,多くの項目では支持率が他国に比べて低かったのだそうだ。たとえば「歯医者に行くこと」について「希望するすべての子どもに絶対与えられるべきである」を選んだ人の割合は86%, オーストラリアでは95%(オーストラリアの医療保険では歯科検診がカヴァーされていないのに)。著者はこの現象の原因を,日本人の「総中流神話」「貧しくても幸せな家庭神話」,それらの神話による貧困の隠蔽に求める。なるほど...

Bookcover 「後期高齢者」の生活と意見 (文春文庫) [a]
小林 信彦 / 文藝春秋 / 2008-12-04

Bookcover カラー版 浮世絵 (岩波新書) [a]
大久保 純一 / 岩波書店 / 2008-11-20
先月読んだ本。書くのを忘れていた。

ノンフィクション(-2010) - 読了:12/21まで (NF)

Bookcover 大平正芳―「戦後保守」とは何か (中公新書) [a]
福永 文夫 / 中央公論新社 / 2008-12
大平元首相はこう書いているそうだ。「政治は,もともとデスティネーションのない航海のようなものである。一日一日を何とか難破しないように安全に航海しなければならない。しかし乗船した人々は,明日の寄港地と最終目的地を知り,一刻も早くそこに到着することを望む。しかし,もともとデスティネーションはない。船客の願いは多彩であり,その欲求不満も限りはない。航海の責任をあずかる者の苦悩は深い。(中略) しかし,いかに悩みは深くとも,われわれは,航海を続けなければならない。しかも安全に続けなければならない」
 ついつい我々は,えらい人に対して将来についての明確なビジョンのようなものを求めてしまうけれども(「美しい国へ」とか「とてつもない日本」とかね),正味のところは上記の通りだろう。あまりに明確な行き先を掲げるリーダーに対しては,それはそれで眉に唾つけておいたほうがよさそうだ。政治家にせよ,経営者にせよ。

日本近現代史 - 読了:12/21まで (CH)

Bookcover 女のはしょり道 (KCピース) [a]
伊藤 理佐 / 講談社 / 2008-12-11
コミックエッセイ。講談社の美容誌に連載していたものらしい。手作りリップクリームのせいで唇が腫れ上がってしまい,思わず脳の解説書に出てくる唇のでかいこびとを連想する場面で爆笑(ペンフィールドのホムンクルスのことね)。なぜそういうことを思いつくのだろうか。

Bookcover 毎日かあさん 5 黒潮家族編 [a]
西原 理恵子 / 毎日新聞社 / 2008-12-13

コミックス(-2010) - 読了:12/21まで (C)

2008年12月16日 (火)

Bookcover 大暴落1929 (日経BPクラシックス) [a]
ジョン・K・ガルブレイス / 日経BP社 / 2008-09-25
1929年の世界恐慌についてのドキュメント。経済学の知識がない人向けに書かれていて,大変助かった。
「繰り返すが,私はいっさい予想はしない。私が云いたいのは,この現象[投機ブーム崩壊による恐慌]は何度となく繰り返されてきたということだ。[...] もしいま株価が下落に転じ,天罰の降る日を迎えるとしたら,確実に予想できることがある。[...] 景気後退は起こりうるし,それはごく正常なことだ。そうなったとき,政府はきっと,国民を安心させようと決まり文句をいうだろう。市場があやしい雲行きになったときの常套句,すなわち『経済は基本的には健全である』とか『ファンダメンタルズは問題ない』というものだ。この台詞を聞かされたら,何かがうまくいっていないと考える方がよい」 これはガルブレイス先生がのちに書き添えた序文の一節で,書かれたのは1997年だが,1955年に書かれた本文中にも同趣旨の文章があるし,またこれが書かれたのが1990年だといわれても2008年だといわれても全然おかしくない。というわけで,この本を読んでいる間,バブル崩壊前後の東京の話を読んでいるような錯覚や,はたまたここ数ヶ月の話を読んでいるような錯覚にとらわれ,何度も混乱した。

Bookcover 意味がなければスイングはない (文春文庫) [a]
村上 春樹 / 文藝春秋 / 2008-12-04
音楽についてのエッセイ。シューベルトのピアノソナタは誰の演奏が良いかとか,スプリングスティーンがどうこうとか,なんの関心もない話題なのだが,なんとなく読み終えてしまった。

Bookcover 山口組概論―最強組織はなぜ成立したのか (ちくま新書) [a]
猪野 健治 / 筑摩書房 / 2008-12

ノンフィクション(-2010) - 読了:12/16まで (NF)

Bookcover 遺跡の人 (アクションコミックス) [a]
わたべ 淳 / 双葉社 / 2007-12-12
仕事が減ったマンガ家が,遺跡発掘のアルバイトで経験した人間模様を描いたエッセイ。同種の作品として吾妻ひでお「失踪日記」,黒咲一人「55歳の地図」が思い出されるが,この人の場合はマンガ家を廃業したつもりはさらさらなくて,単に生活のためのアルバイトであるところが特徴である。
一話一話がぴしっとまとまっていて,全く破綻がない。いかにもベテランマンガ家だなあ,という感じ。いっちゃなんだけど,あまりに形が整っているせいで,かえってなんだか古くさい印象さえうける。

Bookcover カマかけたらクロでした [a]
うえみあゆみ / メディアファクトリー / 2008-10-29
夫の浮気,離婚,復縁までをつづったエッセイコミック。別に買うほどの本ではなかったけれど,まあ人によっては実用的価値があるかも。

Bookcover つげ義春コレクション 李さん一家/海辺の叙景 (ちくま文庫) [a]
つげ 義春 / 筑摩書房 / 2008-12-10
Bookcover つげ義春コレクション 大場電気鍍金工業所/やもり (ちくま文庫) [a]
つげ 義春 / 筑摩書房 / 2008-11-10
いまちくま文庫でつげ義春選集が刊行中で,これは全9巻のうち2,3巻目。だいたい既読の作品であった。
今回読み直して,はじめて「沼」という短編の素晴らしさがわかったような気がする。十年くらい前に読んだときは,なんだこれは,落ちはどこだ,という感じだったのである。

Bookcover おんなの窓〈2〉 [a]
伊藤 理佐 / 文藝春秋 / 2008-12
Bookcover おいピータン!!(11) (ワイドKC Kiss) [a]
伊藤 理佐 / 講談社 / 2008-12-12
日常のささいなエピソードだけに基づく,一級の娯楽作品。現状肯定のトーンを決して失うことがない。恐るべき職人芸だ。

コミックス(-2010) - 読了:12/16まで (C)

2008年12月15日 (月)

Grewal, R., Cote, J.A., Baumgartner, H. (2004) Multicollinearity and measurement error in structural equation models: Implications for theory testing. Marketing Science, 23(4), 219-529.
 構造モデルが重回帰になっているような簡単なSEMモデルを想定し(例:4つの潜在変数からひとつの潜在変数にパスが伸びているモデル。各潜在変数は4つの指標を持つ),{潜在変数間の相関,測定誤差の大きさ,目的変数のR2,真のパス係数のパターン,標本サイズ}を操作してモンテカルロ・シミュレーションを行い,パス係数の有意性検定での検定力を推定しました。検定力は潜在変数間の相関が高いときに下がりますが,測定誤差の大きさ,R2の低さ,標本サイズの小ささによっても下がりました。という論文。
 重回帰における多重共線性の問題は広く知られているが,SEMでの構造方程式での多重共線性については,なぜかあまり気にする人がいないように思う。このたび仕事の関係でそのあたりについて悩むところあったので,ネットで探して読んでみた。所詮シミュレーション研究だから,ああそういう状況ではそうなるんですかというしかないんだけど,勉強にはなりました。
この論文が示しているように,たとえばLV1とLV2のそれぞれからLV3にパスが伸びているSEMモデルで,それらしいパス係数が推定されていても(そしてまともな適合度が得られていても),実はLV1とLV2の間に高い相関があったりすると,そこんとこの係数に限り信頼できないかもしれないわけだ。なるほど,気をつけないといけない。たいていのアウトプットでは,潜在変数間の相関なんていちいち書かないし。
 SEMによって測定誤差を分離することができるのだ,という一般的解説が頭にあったので,測定誤差が大きいときに多重共線性の問題が深刻になるという話は,ちょっと思いつかなかった。なるほどなあ。その点を確認するためには,Fornell&Larcker(1981)のAVEという統計量と,潜在変数間相関の二乗とを比較するのがよいそうだ。よくわからないけど,どうやらAVEとはある潜在変数が配下の指標の分散を説明している割合のようなものらしい。要するに,弁別的妥当性がない多重指標モデルはまずいということなんだろうな。
 潜在変数間の相関があまりに高いときには,潜在変数間にパスを引くのをあきらめ,潜在変数間の相関行列を分析せよとのこと(構造モデルを取り除いて,ただの測定モデルにしちゃうわけだ)。なるほどなあとは思うが,そこからどう進めばよいのか...因子間相関行列をグラフィカルモデリングに持ち込むという例が,しばらく前の心研に出ていたが,相関が高すぎる場合はうまくいかないだろうし...

論文:データ解析(-2014) - 読了:12/15まで (A)

2008年12月12日 (金)

Bookcover 暗黒街の女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) [a]
ミーガン アボット / 早川書房 / 2008-11-07
20代から延々と研究に足を突っ込んだあげく,結局なにもできずに民間企業に逃げだして,もうコリゴリだ,余生は社会の隅っこのほうで静かに暮らそうと思っていたのに,どういうわけか学会で発表などする羽目になり,しかもそれがまた悲しいくらいにつまんない内容で...俺はいったいなにをやっているのか,と自問自答する日々であった。
 まあ,それでも隅っこにはちがいないわけだし,そんなに大げさに考える必要はなくて,水がちょろちょろ流れるように,自然に暮らしていればいいや,と自分に言い聞かせるわけだが,それにしても,奇妙な気分ではある。なぜこんなに首尾一貫しない人生になっちゃったんだろう?
 そんなこんなで,11月後半は学会の準備と仕事とでばたばたしていた。そんなに大したことはしていないのに,こんなに慌ててしまうのは,やはり無能の故としか云いようがない。
 とにかく,ようやく一段落ついたことを記念し,宿の布団に寝転がって海外ミステリを読んだ。犯罪組織にとびこんだ若い女性の成長譚。しみじみとした小説であった。

 今回つくづく思ったのだが,営利企業に勤めながら研究に関わるのは,たとえ学会発表レベルとはいえ,結構たいへんな事なのだ(手厚い支援を受けている大企業の人はどうだか知らないが)。みんな,えらいなあ。。。大学のみなさん,民間の人が妙な研究をしていても,あまり馬鹿にしないでくださいまし。
 とはいえ,カイシャの外に出て行けるというのは,それなりに利点もあるようだ。今日社外のセミナーに出ていたら,休み時間に講師の方が,こないだの発表聞いてました,なんて声をかけてくださって,びっくりした。正直なところ顔から火が出る思いだったが,それは発表の内容がしょぼかったからで,もし自分なりに胸を張れるようなものであったなら,また違った気分であっただろう。

Bookcover ワーニャおじさん (岩波文庫) [a]
チェーホフ / 岩波書店 / 2001-09-14
先日読んで感銘を受けた「ワーニャ伯父さん」を,もっと新しい訳で読み直してみた。こちらのほうがはるかにわかりやすかった。やはり,翻訳には賞味期限のようなものがあるんだろうなあ。
 いろいろと新しい発見もあった。こうして読み直してようやく気がついたのだが,ソーニャは結構アホな娘というか,幼い娘なのである。だからこそ,最後に口にする苦い名台詞が胸を打つのだ。

フィクション - 読了:12/12まで (F)

Bookcover それでも家族 夫が大麻を育てた日 [a]
武村 みゆき / 講談社 / 2008-11-27
かつての新党さきがけ代表にして大蔵大臣でもあった政治家・武村正義の長男が,自宅で大麻を育てていて捕まった。長女と嫁も隠蔽を問われ逮捕される(不起訴)。その嫁さんによる手記。朝の出勤前にぱらぱらめくっていたら,これが実に読みやすい内容で,その朝の通勤電車の中で一気読み。こういう本を読むときいつも思うのだけれど,ライターさんを雇っているのなら,その旨きちんと書けばいいのに。決して恥ずかしいことではないと思うのだが。
 話の主旨は家族の苦悩と再生というか,あるいは逮捕の体験談というか,そちらにあるのだが,地方の名望家に嫁ぎ,地域に根ざした強固な社会的ネットワークのなかで暮らす人の価値観がかいまみえて,むしろそのあたりが興味深かった。
 捕まった旦那さんは短大助教授だが,大麻のせいか奇行が目立ち,休職することになる。その際,理事長が著者を呼んで話すに,ご主人には期待しています,休職中に論文を二本書いたら,復職と同時に教授になっていただこうと思っています,とのこと。建前としては教授会マターだと思うのだが。。。そういう世界もあるらしい。

Bookcover 就活のバカヤロー (光文社新書) [a]
大沢 仁,石渡 嶺司 / 光文社 / 2008-11-14
特に関心のない内容の本なのだが,帯につけられた福満しげゆきの二コママンガがあまりに可笑しくて,そのせいで衝動買いしてしまった。新卒の就職情報会社はリクルートと毎日コミニケーションズが二強なのだそうだ。ふーん。
なおマンガのほうは,就職面接で「君の強みについて教えてください」と問われた,どうみても気の弱そうな青年が,青ざめた表情で「コ..コ...コミュニケーション能力,ば,ばつぐんです」と答えている場面。

Bookcover 床の間――日本住宅の象徴 (岩波新書) [a]
太田 博太郎 / 岩波書店 / 1978-12-20
1978年刊の復刊。床の間を題材にした日本建築史の啓蒙的読み物。
 床の間の前身として「押板」というものがあるのだそうだ。奥行きが浅くて間口が広く,背後の壁ははめ殺しのふすまのようになっていて,絵が描いてある。写真を見ると,ああ大河ドラマに出てくるかも,という感じである。で,この押板の起源は仏壇だという通説があるのだそうで,著者は資料を子細に検討し,この通説に反駁していく。そこのくだりが,なんだか推理小説のようで面白かった。いやあ,こういう浮世離れした本は,読んでいて胸なごむなあ。

Bookcover 景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書) [a]
岩田 規久男 / 筑摩書房 / 2008-10
高校生レベルの入門書,のはずなのだが。。。めくりながらふと気がつくと,いつのまにか全然関係ないことを考えていたりして,ちっとも頭に入らない。お金の話にはとことん向いていないようだ。

ノンフィクション(-2010) - 読了:12/12まで (NF)

Bookcover とろける鉄工所(1) (イブニングKC) [a]
野村 宗弘 / 講談社 / 2008-11-21
鉄工所ではたらく人々をエッセイ風に描いたコメディ。劣悪な労働環境とか,技術への誇りとか,労使のコミュニケーション・ギャップとか,よく考えてみると重い内容なのに,楽しく読ませる。これがマンガの力だなあ。

Bookcover 3月のライオン (1) (ジェッツコミックス) [a]
羽海野 チカ / 白泉社 / 2008-02-22
Bookcover 3月のライオン 2 (ジェッツコミックス) [a]
羽海野 チカ / 白泉社 / 2008-11-28
かの大ヒット作「ハチクロ」の著者の新作。目標を見失った高校生プロ棋士が,心美しい姉妹に一種の疑似家族のような形で受け入れられ,それによって再生していく。。。というような感じの話。
 評判通り,とても面白いマンガだったが,とくに印象に残ったのは物語のロケーションである。主人公はウォーターフロントの現代的マンションで孤独に暮らしており,ところが橋を渡ると月島の下町があって,昔の映画のような風情ある日本家屋に姉でもあり母でもあるような娘たちがいて。。。という設定になっている。この対比がとても面白い。
 面白いんだけど,ちょっと考え込んでしまう面もある。なぜ彼女たちは,縁側があって卓袱台があるような,郷愁を誘う木造住宅に住んでいなければならないのだろうか? もし彼女たちが薄汚れた都営アパートに住んでいたら,このファンタジーは成立しなくなるだろうか? もしそうだとしたら,それは我々の想像力にとって悲しいことだと思う。

Bookcover 闇金ウシジマくん 13 (ビッグコミックス) [a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2008-11-28

Bookcover とりぱん(6) (ワイドKC モーニング) [a]
とりの なん子 / 講談社 / 2008-11-21

Bookcover 蟲師(10) (アフタヌーンKC) [a]
漆原 友紀 / 講談社 / 2008-11-21

Bookcover つげ義春コレクション ねじ式/夜が掴む (ちくま文庫) [a]
つげ 義春 / 筑摩書房 / 2008-10-08

Bookcover 岳 8 (ビッグコミックス) [a]
石塚 真一 / 小学館 / 2008-11-28

コミックス(-2010) - 読了:12/12まで (C)

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