投稿者「elsur」のアーカイブ

読了:「国境を越える現代ヨーロッパ映画」「ジョン・ロールズ」「サメ映画大全」

2021年8月以降に読んだ本、ノンフィクション部門、その3。

年末に読んだ本。こういう初心者向け解説を日本語で読めるのって、ほんとにありがたいことだ。
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読了:「絵のなかの散歩」「くじびき民主主義」「地獄めぐり」「時間はどこから来てなぜ流れるのか」「魂の形について」

2021年8月以降に読んだ本、ノンフィクション部門、その2。

ずっと前にほとんど読み終えたところで、美術品なんて所詮縁がない世界の話だよなあ、と急に関心が失せて放置していた本。先日、美術館で長谷川潾二郎の猫の絵を観て、ふと気になって読み直した(たぶん著者が遺したコレクションのなかの作品だと思う)。車谷長吉の巻末解説が辛辣で面白い。
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読了:「クーデターの技術」「この国のかたちを見つめて」「娯楽と癒やしからみた古代ローマ繁栄史」「奇想の系譜」「新書ヨーロッパ史 中世編」

2021年8月以降に読んだ本、ノンフィクション部門、その1。

ずっと前にほぼ読み終えていた本。整理の都合で無理矢理読み終えた。正直なところ、素人にはちょっと敷居が高い。
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読了:「彼らの犯罪」「紙一重りんちゃん」「吉祥寺少年歌劇」「ピーナツバターサンドイッチ」

2021年8月以降に読んだコミックス、ラスト。

宝塚の男性版のような歌劇団での青春記。もちろん完全なフィクションなんだけど、話の終盤はコロナ禍のなか退団を迎えるスターの話で、マンガというメディアに特有なアクチュアルな面白さがある。
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読了:「私が15歳ではなくなっても。」「ハコヅメ」「女の体をゆるすまで」「ヘウレーカ」「ひとくい家族」「最期の火を灯す者」

2021年8月以降に読んだコミックス、その6。

いまいちばん気になるマンガ。いずれ、警察官志望者の多くがこのマンガをきっかけに挙げるような時代が来るのではないかしらん。
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読了:「機械・猫町・東京だより」「ひらやすみ」「バーナード嬢曰く。」「鬱ごはん」「ブランクスペース」

昨年8月以降に読んだコミックス、その2。

近代日本の短編小説と、山川直人さんによるそのマンガ化を併載するという面白い本。横光利一「機械」、萩原朔太郎「猫町」、太宰治「東京だより」を収録。
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読了:Smith & Wakefield (2016) コウホート分析レビュー

Smith, T.R., Wakefield, J. (2016) A Review and Comparison of Age-Period-Cohort Models for Cancer Incidence. Statistical Science, 31(4), 591-610.

 いわゆるコウホート分析についてのレビュー。どうやら私の能力と根性を超える論文だが、都合により無理やり読んだ。主旨は以前に読んだ松本(2019)と似ている。
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読了:Schmid, Held (2007) 君もBAMPパッケージで楽しい楽しいベイジアン・コウホート分析をしてみないかい

Schmid, V.J., Held, J. (2007) Bayesian Age-Period-Cohort Modeling and Prediction – BAMP. Journal of Statistical Software, 21(8).
 ベイジアン・コウホート分析のソフトウェアBAMPの解説書。この段階ではスタンドアローンのソフトだが、その後Rパッケージに移植されている。仕事の都合で、実戦投入前の儀式として読んだ。
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読了:Asparouhov & Muthen (2021) よく聞け、これが残差SEMだ

Asparouhov, T., Muthen, B. (2021) Residual Structural Equation Models. Mplus.

 泣く子も黙る構造方程式モデリング用ソフトウェアMplusは、バージョンアップのたびになんらかの先進的すぎる謎機能を搭載してくることで有名である(私のなかで)。
 今月リリースされたVersion 8.7では、えーと、従来は残差動的構造方程式モデルのベイズ推定のみが可能であったラグ変数残差間回帰が単一レベルモデルの最尤推定・重みつき最小二乗推定・ベイズ推定へと拡張され、パネルデータのランダム切片クロスラグモデルならびにランダム切片自己回帰移動平均モデルの推定が可能となった、のだそうだ。
 はあ、そうですか、と虚ろな目でディスプレイに相槌を打つ私である。わからない。もうなにもわからない。
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読了: Jackson(2019) Rのmsmパッケージで楽しいマルコフモデリング

Jackson, C. (2019) Multi-state modelling with R: the msm pachage. Version 1.6.8.

 パネルデータに多状態マルコフモデルをあてはめるRパッケージ msm の解説。実戦投入のための儀式として読んだ。もとはJ. Statistical Software の2011年の論文だそうだ。
 おっと、いまみたら今年9月に1.6.9が出ている… なんてこった…
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読了: Farris, Hanssens, Leskold, Reibstein (2005) マーケティングROIっていったいなんのことやねん

Farris, P.W., Hanssens, D.M., Lenskold, J.D., Reibstein, D.J. (2005) Marketing Return on Investment: Seeking Clarity for Concept and Measurement. Applied Marketing Analytics. 1(3), 267-282.

 題名通り、マーケティングMROIの測定についての実務家向け解説。どういう掲載誌なのか知らんが、PDFがそのへんに転がっている。著者にMMMの権威Hanssensさんが入っているし、まあ、変な内容ではないだろう。
 仕事の都合で作った膨大な「この資料読まなきゃ」リストを眺めてげんなりしていたのだが、いつまでも溜息をついていられないので、とりあえず先頭の奴に目を通した次第である(重要性の順じゃなくて、誌名の英字順に並んでいる)。リストを開いたとき、目立つところに「読みました」マークがついていることはすごく大事である。精神的に。
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読了:矢守(2009) 正常性バイアスとは実はなんのことなのか

矢守克也 (2009) 再論-正常化の偏見. 実験社会心理学研究, 48(2), 137-149.

 本日、仕事のファイルが開かれているディスプレイをぐったり眺めながら、サブディスプレイで講演を流していたのだけれど(←こういう姿勢はよろしくないな…)、いわゆる正常性バイアスについての面白いコメントがあって、へえそうなのか… と思って検索し、たまたま見つけた論文。
 別にいま読まなきゃいけない用事があるわけじゃないんだけど、ついつい読んでしまった。(←こういうのもよろしくないな)
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読了:Borkovsky, Goldfarb, Haviv, Moorthly (2017) 実証IOアプローチでブランド価値を測る

Borkovsky, R.N., Goldfarb, A., Haviv, A.M., Moorthy, S. (2017) Measuring and Understanding Brand Value in a Dynamic Model of Brand Management. Marketing Science. 36(4), 471-499.

 仕事の都合で目を通す羽目になったんだけど、同僚にお願いして読んでもらった論文。タイトルと誌名からなんだか面倒くさそうな匂いがしたのである。お願いしたあとになってキーワードに”empirical IO methods”と書いてあるのに気づき、自らの厄介ごと回避力と酷薄さに気づいたのであった… ごめんなさい、ちょっとこれ読んどいて頂戴だなんて、パワハラと云われても仕方ないよね…
 結局、同僚たちとの間では「これ難しくてわかんないですね…」「うんそうだね…」「どうしましょうか…」「いい天気だね…」ということになったわけだが、非道な振る舞いを反省いたしまして、休日に自分でもめくってみることにした次第。なあに、たったの30pで人は死なないさ。さあ深呼吸!でもすぐに逃げ出す気満々!
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読了: Chou, Derdenger, Kumar (2019) 耐久消費財の市場レベルデータに基づく動的離散モデルで需要推定

Chou, C., Derdenger, T., Kumar, V. (2019) Linear Estimation of Aggregate Dynamic Discrete Demand for Durable Goods: Overcoming the Curse of Dimesionality. Marketing Science, 38(5), 888-909.

 仕事の都合で読んだ奴。ブランドシェアと製品特性・価格の市場レベル時系列について、個人選択モデルに基づくモデルを組んで、もし製品特性・価格がこうだったら需要はこうだったはずという推論をしますという話。えーと、構造推定っていうんでしょうか??? とにかく非常にいかついモデルである。
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読了: Dekimpe, Hanssens (2010) この10年のマーケティング・ミックス・モデル研究を振り返る

Dekimpe, M.G., Hanssens, D.M. (2010) Time-Series Models in Marketing: Some Recent Developments. Marketing ZFP – Journal of Research and Management. 32(1), 24-29.

 MMMの近年の動向についての解説。
 最近この著者の先生たちの書いたのばっかし読んでるので少々疲れてきた。えーと、Dekimpeさんはオランダ・ティルブルフ大、HanssensさんはUCLAの先生だそうです。
 掲載誌はよくわかんないがドイツの雑誌だと思う。
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読了:Pandey, Gupta, Chhajed (2021) マーケティング・ミックス・モデリングについて俺たちの思うところを語ろう

Pandey, S., Gupta, S., Chhajed, S. (2021) Marketing Mix Modeling (MMM) – Concepts and Model Interpretation. International J. Engineering Research & Technology. 10(6).

 マーケティング・ミックス・モデリングについての解説。著者らはWavemakerという会社(WPP傘下らしい)の方々。掲載誌はどういうものだかよくわからないがとにかくオープン誌。
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