2022年の秋から冬にかけて、仕事の都合で延々と一対比較課題の分析のことを考えていたのだけれど(官能評価みたいな伝統的モデルじゃなくて、個人レベル効用を推定したい場合の話)、とにかくややこしいのは識別性の話である。何本か論文を読んだり、あれこれ考えたりはしたんだけれど、どうも俺は選択モデルの基礎がわかってないな… という後ろめたさがある。
毎度の疑問ですが、こういうのって皆さんどこで習ってんですかね、いったい。巷のデータサイエンティスト養成コースとかで教えてくれるんでしょうか。そんならぜひ習いたい。実践演習とかいいからさ、基礎を教えてくださいよ、基礎を。
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「雑記」カテゴリーアーカイブ
ものすごくどうでもいい覚え書き: RStudioのエディタ・テーマ総ざらえ
日がな一日パソコンの画面に向かっておりますが、仕事のなかでもっともよく使うソフトは、ブラウザ、excel, powerpoint, RStudio, といったところである。
IDEというものはたいていそうだろうけど、RStudioも画面の配色やらなにやらを好みに応じて変えることができる。Editor themeという機能を使うとエディタの文字色や背景色が変えられる。
ときどき気分転換のためにEditor themeを変えることがあるんだけど、選択肢がいっぱいありすぎて困ってしまう。現在、実に34個ものテーマが用意されているのだ。さらに自分で好きなテーマを作って登録することもできるらしいんだけど、さすがにそこまでのやる気はわかない。
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覚え書き:逆ウィシャート事前分布のパラメータの決め方
仕事の都合で、分散共分散行列に情報的な逆ウィシャート事前分布を与えるとき、そのパラメータをどう解釈したらいいのかがわからずに困っていた。いろいろ探した結果、なんと灯台もと暗し、Muthen一家の若頭Asparouhovさんが、哀れなMplusユーザ向けに親切な解説を書いてくれていた。
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覚え書き:一対比較法関係の論文メモ
今年の夏ごろだったか、仕事の都合で、調査における一対比較法について考えていた時期があった。で、このたび都合で再び一対比較法のことを考える羽目になったが、このブログを見返すと、あれ、こんな論文読んでたっけ? と思うものが多い。三歩歩くとすべてを忘れてしまうのだ。
というわけで、このブログに記録したメモに限定し、一対比較法関連の論文メモをリストアップしておく。
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覚え書き:私が考えた最強のRパッケージ作成方法 (2022年12月版)
仕事の都合でRパッケージを作ることがあるんだけど、そのたびに作り方を忘れていることに気づき右往左往する羽目になる。自分のための覚え書きとして、Rパッケージをつくるための手順をメモしておく。
あくまでの私のためのメモなので、レベルの低さに驚愕したとしても、内緒にしておいてください。
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amazonで配信されているインドネシア映画
人生に展望なく、サブディスプレイで映画を流しながらじくじくと机にしがみつく日々を過ごしておるわけですが、しばらく前からなぜかインドネシア映画に関心を持つようになり、積極的に観るようになった。といっても、言葉もわからないし、詳しい知識もないし、せいぜい動画配信サービスをあさる程度ですが。
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覚え書き: BDA3 1.3 BDA3を読もうとするおまえらが知っておくべき確率論の基礎知識
仕事の都合で、先日からベイズ統計学の有名な解説書BDA3をちまちまと読んでるんだけど、痛感するのは基礎学力のなさである。ほんとにね、私がこんな本読まなきゃいけない社会はどうかしていると思う。適材は適所に置くべきだ。私は寝るのに向いている。
BDA3自体はなかなか親切な本で、大事なことはなんども説明してくれるし、それほど高レベルな知識を要求しているわけでもない。むしろ、必要な知識を前半部分でおさらいしてくれているからこそ、分厚い本になっているのである。従って、途中の章をいきなり読むと、私のように途方にくれることになる。
というわけで、以下の節よりメモ。原文は2頁ちょっとしかない。
Gelman, A. et al.(2014) Bayesian Data Analysis, Third Edition. Section 1.8 Some usefull results from probability theory.
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覚え書き: BDA3 Chap.12 計算効率の良いマルコフ連鎖シミュレーション
引き続き、BDA3のメモ。
Gelman, A. et al.(2014) Bayesian Data Analysis, Third Edition. Chapter 12. Computationally efficient Markov chain simulation.
計算に関わる解説10-13章のうち中盤戦。いよいよHMCが登場する。
実をいうと、これまで何度かHMCについて勉強しようと試みたことがあったのだが、そのたびに挫折していたのである。とにかくですね、物理学の用語が出てくると心が折れるのである。高校時代のトラウマかしらん。
幸い本章は、HMCについても物理学ぬきで説明して下さる模様である。はい深呼吸して…
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覚え書き: BDA3 Chap.11 マルコフ連鎖シミュレーションの基礎
引き続き、BDA3のメモ。
Gelman, A. et al.(2014) Bayesian Data Analysis, Third Edition. Chapter 11. Basics of Markov chain simulation.
計算に関わる解説10-13章のうち序盤戦、11章である。MHアルゴリズムまで出てくるが、HMCはまだ出てこない。いやー、計算の話って苦手なもので、どこまでついていけるものか、冷や汗が出ますね。
原文はマルコフ連鎖シミュレーションという表現を好んで使っているんだけど、字数が多いので、このメモではMCMCと書く。またメトロポリス-ヘイスティングスはMHと書く。
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覚え書き: BDA3 Chap.10 ベイジアン計算入門
中年男のぼやきというのは果てしないものだが、私の場合、仕事しててつくづく思うのは基礎学力の足りなさである。どこがどう足りないのかは面倒なので書きませんけど、それはもうね、辛いものです。
わざわざデータ・サイエンティスト(っていうんですか?)を目指そうという物好きな方々に、私は言いたい。あほかと。ばかかと。いい年こいて勉強を続けなきゃいけないってのがどういう地獄なのか、ほんとにわかってんのかと。
というわけで、時折発作的に「俺の知識には抜け漏れがある…!」「勉強しなきゃ…!」という焦燥感に駆られて、愛する布団からガバリと跳ね起き、小難しい本をメモをとりながら読んだりする次第である。
以下もそのようにしてとったメモである。
Gelman, A. et al.(2014) Bayesian Data Analysis, Third Edition. Chapter 10, Introduction to Bayesian computation.
この大著の10-13章は計算の話に割かれており、本章はそのイントロにあたる短めの章である。わたくし、苦手なんです、計算の話。
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香港返還25周年記念映画祭で上映されそうな映画 (答え合わせつき)
すいません、ほんとにどうでもいい話です。
今年の11月に渋谷のBunkamuraル・シネマで、「香港特別行政区設立25周年記念映画祭 Making Waves – Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」というイベントがあるのだそうだ。上映作品はこれから発表になるが(こういうイベントの常で、情報は小出しにされる)、全部で8本。うち1本は「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」デジタル・リマスター版だとのこと。
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コンジョイント分析歴史秘話
コンジョイント分析っていう調査・分析手法がありますけど、その実務家向け解説書を読んでたら、すごく面白い章があった。
選択モデルの有名研究者Jordan Louviere, マーケティング・サイエンスのリジェンド Rich Johnson, ベイズ統計学者Greg Allenbyという三巨頭が、2017年に夕食を共にして思い出話にふけった座談記録である。聞き手はBryan Orme、Johnsonが創業したコンジョイント分析のソフト会社Sawtooth Softwareの現CEO。
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覚え書き:Sawtooth Software 社が公開しているテクニカル・ペーパー総ざらえ
勤務先の仕事でコンジョイント分析関係の話をしていて、その話ならこの解説がわかりやすいです… とSawtooth Software社のテクニカル・ペーパーを紹介したんだけど、ふとwebをみたら見知らぬペーパーがいっぱいあって、ああ世間は進歩しているのに私は全く進歩していない… と悲しい気持ちになった。
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Netflixの言語設定の謎
いやもう、ほんとにどうでもいい話なのですが…
小人閑居して不善を為すとはよくいったもので、わたしゃろくに仕事もせずにネトフリばかり眺めているのですが、Netflixの言語設定にはよく分からない点がある。
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データフレームの行ごとに処理をするRコードをどう書くか in 2021
特に趣味とかもないもので、せっかくの日曜の朝なのに、仕事の都合で書いたコードを見直していた次第である。つまらない人生だ。
で、自分が書いたRコードを眺めていてふと思ったんだけど、「ここどう書こうかな…」と考えあぐねることが多い場面のひとつとして、「データフレームの行ごとに処理をする」場面があると思う。
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Rのdplyrパッケージでプログラミングするときの注意点 2021
Rのdplyrパッケージを使っていて困ることのひとつに、非標準評価(NSE)をめぐるトラブルがある。いざ困ったときにすぐ調べられるように、以前、dplyrのvignettesのひとつ”Programming with dplyr“を通読してメモを取った。
ところがdplyrの仕様はあれこれ変わり、このvignetteの中身もすっかり変わってしまった。考えてみたら、前に目を通したのは2017年だもんな。あのころの私は若かった。[すいませんいまちょっと適当なことをいいました]
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Netflixで配信されているベトナム・カンボジア・ラオス・ミャンマー・ブルネイ映画
Netflixで配信されているシンガポール映画
Netflixで配信されているマレーシア映画
人生に展望なく、目先の仕事に追われつつ、Netflixで公開されている東南アジア映画をひたすらリスト化する哀しい中年男。それが私だ。わたしだ!
というわけで、Netflixで配信されている中国語映画、インドネシア映画、フィリピン映画、タイ映画に続く第五弾、Netflixで配信されているマレーシア映画のリストでございます。
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Netflixで配信されているタイ映画
人生に展望なく、目先の仕事に追われつつ、Netflixで公開されている東南アジア映画をチェックする哀しい人生である…
というわけで、Netflixで配信されている中国語映画、インドネシア映画、フィリピン映画に続く第四弾、Netflixで配信されているタイ映画のリストでございます。
拍手! (やけくそ)
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