Gayer, C.J. (2011) Introduction to Markov Chain Monte Carlo. in Brooks, S., et al. (eds) “Handbook of Markov Chain Monte Carlo“, CRC Press.
MCMC解説のメモ、第二弾。2回で終わるかと思ったのだが、全然終わんないぞ。今回は12-16節。
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Gayer, C.J. (2011) Introduction to Markov Chain Monte Carlo. in Brooks, S., et al. (eds) “Handbook of Markov Chain Monte Carlo“, CRC Press.
MCMC解説のメモ、第二弾。2回で終わるかと思ったのだが、全然終わんないぞ。今回は12-16節。
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仕事の都合でMCMCについて考えていて、マルコフ連鎖が目標分布に収束する理由がやっぱりわかんなくなってしまった。説明を読んだときには「よし理解した」と思うんだけど、いざちょっと応用的な問題になると、実は本当はよく理解できていないということに否応なしに気づかされるのである。
Gayer, C.J. (2011) Introduction to Markov Chain Monte Carlo. in Brooks, S., et al. (eds) “Handbook of Markov Chain Monte Carlo“, CRC Press.
諦めてはなるまい、というので、MCMCについての分厚い論文集の最初に載っている解説の章を読んでみた。
全17節。さあ深呼吸。
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Hsu, A.S., Marting, J.B., Sanborn, A.N., Griffiths, T.L. (2019) Identifying category representations for complex stimuli using discrete Markov chain Monte Carlo with people. Behavior Research Methods, 51, 1706-1716.
最近は仕事の都合で、朝から晩までMCMCのことばっかり考えているんだけど、本論文はSanborn & Griffiths (2007) の後続論文。彼らが考案した測定手法・人間MCMCに焦点を当てた解説論文である。
掲載誌は、私が院生の頃はBRMICという誌名で、結構トンチキなのが平気で載っていたものであったが… 立派になったねえ…
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西本章宏, 勝又壮太郎(2018) コンジョイントデザインを用いた消費者のWillingness to Pay測定方法の比較. 流通研究, 21(3), 15-25.
仕事の都合で読んだ。WTP測定方法を比較する実験。日本でもこういうことをやっている方がおられるのね、ありがたいことであります。
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An, Y., Ayala, R.A. (1996) A mixture model of willingness to pay distributions. SSRN.
ちょっと訳あってパラパラめくった奴。記録のために読了としておくが、真面目に読んだわけではない。
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Sonnier, G., Ainslie, A., Otther, T. (2007) Heterogeneity distributions of willingness-to-pay in choice models. Quantitative Marketing and Economics, 5, 313–331.
仕事の足しになるかと思って読んだ奴。Googleさんいわく被引用件数223。経済学の論文としては、これって多いほうなんですかね?
最初なにいってんだかわかんなくなって混乱したんだけど、ここでいっているWTPというのは製品そのものに対する支払意思額のことではなく、価格以外の属性の部分効用の増分を価格に換算した値のことである(たとえば、同じ製品がブランドBじゃなくてAだったらいくら多めに払うか)。
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Breidert, C., Hahsler, M., Reutterer, T. (2006) A review of methods for measuring willingness-to-pay. Innovating Marketing, 2(4), 8-32
仕事の都合で読んだ。WTP(支払意思額)測定手法のレビュー。てっきりCVM(仮想評価法)のレビューだと思って放置していた。
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相変わらずMCMCについてぐちぐちと考えている。以下、Haggstrom(2017)「やさしいMCMC入門」(原著2002) からのメモ、第二弾。今回は7-8章からのメモで、MCMCの収束速度について。
この本の特徴なんだけど、有限状態・離散時間のマルコフ連鎖に話が限定されている。ときどき「これ状態が可算無限だったり非可算無限だったらどうなるんだろうか」と疑問に思う箇所があるんだけど、千里の道も一歩から、である。まあそうやって時間切れで死んでいくんだけどな。
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Sisson, S.A., Fan, Y. (2021) Likelihood-Free MCMC. in Brooks, S., et al.(eds) “Handbook of Markov Chain Monte Carlo,”, CRC Press.
尤度フリーMCMCについての解説。いま仕事の関係で悩んでいることについて、ちょっとした手がかりでも得られるかも、と思って目を通した。高い本を買っちゃったから無理にでもモトを取らなくちゃ、というのがもう一つの動機である。
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Chib, S., Greenberg, E. (1995) Understanding the Metropolis-Hastings Algorithm. American Statistician, 327-335.
MCMCの古典的手法であるMetropolis-Hastingsアルゴリズムについての解説。Hitchcock(2003) によれば、この手法の普及させる立役者となった論文なのだそうだ。
現在では日本語でも優れた解説が山のようにあるのに、いまになってこれを読んでいるのは無駄なような気もするんだけど… なんとなく目を通してしまった。
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私のやっているようなささやかな仕事のなかでも、なにか技術的な説明を読まなければならないことがあって、たまに「任意の正の数\(\varepsilon\)に対して適当な正の数 \(\delta\)が存在して…」というような説明を目にすることがある。私はそういう難しい話がわからなかったせいで、流れ流れてここに至っているのに。なんでこのトシになってそんなのを読まねばならんのか。人生というのはなにか壮大な罰ゲームのようなものではないかと思うことがある。
なんでも、こういうロジックは\(\varepsilon-\delta\)論法といい、頭のいい大学に行った学生さんはみんな習うんだってさ。みーーーんな!! 習うんだってさ!!! 知らんけど。
というわけで、こういう説明を目にするたびに、私はだめだ… という胃液のような苦酸っぱい思いがこみあげてくる次第である。辛い。
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Okada, E.M. (1995) Justification Effects on Consumer Choice of Hedonic and Utilitarian Goods. Journal of Marketing Research, 42(1), 43–53.
仕事で読んだ論文。
内容のメモは別の形でとったので省略するけれど…
たとえばレストランのデザートメニューに、おいしそうだけどカロリー高めのやつともう少し低脂肪のやつがあるとして、もしどっちかしか載ってなかったらそれを頼むけど(カロリー高めだからやめとこうということにはならないけど)、両方載ってたら後者を選んじゃうでしょう?
あるいは、高いカメラを買うとき、「離れた店で同じカメラがもっと安く売ってるよ」といわれたとして、必要に迫られてではなくて趣味で買うときのほうが、じゃあそっちの店まで歩くかってことになるでしょう?
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Hitchcock, D.B. (2003) A History of the Metropolis-Hastings Algorithm. American Statistician, 57(4), 254-257.
仕事の都合で柄にもなくMCMCについて調べているのだけれど、なにしろ数学の知識がないので到底歯が立たない。いったいボレル測度ってなによ!? どれだけ短期間に値上げできるかってことですか!? (それはぼれる速度だ)
ついつい現実逃避で、こんなのを読んじゃったりして、メモまでとっちゃったりなんかして…
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以下は、Haggstrom(2017)「やさしいMCMC入門」(原著2002) の2-6章からのメモである。
仕事の都合で、MCMCの基礎的な部分について考える羽目になり、いやいやちょっと待って、そもそもマルコフ連鎖がひとつの定常分布を持つってなぜいえるんだ? と疑問に思った次第である。学力がないもので、こういうところで躓くのです。
それにしても、いったいみんなこういうのどこで覚えるの? 大学ってところで教えてるの? 俺も大学ってとこに在籍してたんだけど(それもずいぶん長い間)、全然習わなかったですけどね。参っちゃうなあ。
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調べものをしていて時々思うんだけど、たいていの学術書や論文はイントロで先行研究の限界を指摘する。それはいいんだけど、X学というすでに確立したディシプリンの入門書とか教科書とかのイントロ部分で、それに先行して確立していたディシプリンであるところのY学の限界をいちいち述べていることがあって、あれ、ちょっとうんざりするんですよね。あなたたちは既存体系との比較を通じてしか自らをアイデンティファイできないのかい? いつまで人をディスっているんだい? って思う。具体的にいうと行動経済学の話なんですけど… 素人の感想なので勘弁してください。
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Brennan, M.J., Persons, E., Priola, V. (2015) Brands at work: The search for meaning in mundane work. Organization Studies, 36(1), 29-53.
仕事の都合でコーポレート・ブランディングについて調べていて、実証とポエムとセールストークが奇妙に混淆した資料の山にほとほとうんざりしていたんだけど、たまたまこれをみつけ、あまりの面白さに読み耽ってしまった。こんなことをしている場合じゃないのに。
記録のために書いておくけど、久保田・阿久津・余田・杉谷(2019, マーケティング・ジャーナル)のなかで、阿久津聡さん(有名な先生ですね)が、経営組織論におけるコーポレート・ブランディング研究としてこの論文を例示していたのがきっかけである。ありがとうございます。
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Aaker, D.A. (2004) Leveraging the corporate brand. California Management Review, 46(3), 6-18.
仕事の都合で読んだ。Aaker “Brand Portfolio Strategy”から、コーポレート・ブランドに関する部分の抜粋。ってことは、これ、邦訳ありますね。
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Sanborn, A.N., Griffiths, T.L. (2007) Markov Chain Monte Carlo with People. Advances in Neural Information Processing Systems 20 (NIPS 2007).
しばらく前に読んで衝撃を受けた論文。カテゴリ判断の心理実験を一種のMCMCアルゴリズムとして捉える、という話である。被験者が課題を遂行する際の認知過程をモデル化してMCMCで推定する、という話ではなくて、課題遂行そのものがマルコフ連鎖になっているのである。
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Balmer, J.M.T. (2001) Corporate identity, corporate branding and corporate marketing: Seeing through the fog. European J. Marketing, 35, 248-291.
仕事の都合で読んだ奴。
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Urde, M. (2013) The corporate brand identity matrix. Journal of Brand Management, 20(9), 742-761.
仕事の都合で読んだ奴。コーポレート・ブランディングのためのフレームワークを提示するという話。カプフェレのブランド・アイデンティティ・プリズムみたいな壮大なポンチ絵(すいません)のコーポレート版である。
google様いわく、被引用回数286。
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