読了:「政治的思考」「インドネシア」「東南アジア史10講」「ヒトラー」「権力は腐敗する」

2021年8月以降に読んだ本、ノンフィクション部門、その4。

すごく面白かった本(読んだときにメモしておけばよかった…)。
 著者曰く、代表制はなぜ必要か。規模が大きいから直接民主政治が機能しないから? だったら小さな町村では議会の代わりに町村総会を置けばいいのに、そうしていないではないか。専門性のためか? 多元的な価値の間で調整を図る営みを専門性に還元できるだろうか。「なぜ代表が選ばれるべきなのか[…] 私はそれを代表というものの、いわば演劇的なはたらきに求めたいと思います」「代表とは、俳優として政治劇を行うことで、民意の形成を助ける存在ではないかと思うのです」