Mandolfo, M., Lamberti, L. (2021) Past, Present, and Future of Impulse Buying Research Methods: A Systematic Literature Review. Frontiers in Psychology, 12:687404.
先日仕事の都合で読んだやつ。衝動購買の研究の方法論についてのシステマティック・レビュー。
メモは他のところでとったので省略するけど、実のところ大多数の論文は定量調査&SEMなのだそうで、ちょっとげんなり。目に浮かびますね。いかにもアンケート一発で検証できそうな仮説を列挙しておいて、アンケート一発で検証する論文… いや、どんな研究にも価値があると思いますけど…
面白そうだなと思ったのをメモしておくと、Vohs & Faber (2007 JCR)。自己制御資源が枯渇すると衝動購買しやすいという話らしいのだが、目的変数はただの購買意向とかじゃなくて、実際の購買行動をみているらしい。それからDe Vries & Fennis (2019 Int.Mktg.Rev.)ってのも面白そうだな。ローカルブランドは解釈レベルがどうのこうので衝動購買がどうのこうのという話らしいのだが(ふーん)、これも実際に購買行動をアウトカムに取っている模様。