Netflixで配信されているマレーシア映画

 人生に展望なく、目先の仕事に追われつつ、Netflixで公開されている東南アジア映画をひたすらリスト化する哀しい中年男。それが私だ。わたしだ!
 というわけで、Netflixで配信されている中国語映画インドネシア映画フィリピン映画タイ映画に続く第五弾、Netflixで配信されているマレーシア映画のリストでございます。

 Netflix上で「マレーシア映画」というタグがついている映画はただいま11本(2021/05/22現在)。なんと、あっと驚くような監督の作品が配信されているのである。

リストの内容について

  • 表示順: 検索時の画面表示順にほぼ従うかたちで並べておく。
  • 日本語題名: Netflixに準拠した。一部の作品についてはNetflixにリンクを張った。
  • 英語題名: IMDbに準拠した。
  • 原題名: Webを検索してみつかったものを載せた。あまり正確でない。
  • 製作年・製作国: IMDbに準拠した。
  • 公開履歴: 国内での劇場公開、映画祭・イベント上映、パッケージソフトがみつかった場合には、[ ]内にメモしておく。
  • Netflixロゴ: サムネール画像の左上にNetflixのロゴがついている作品も[ ]にメモしておく。
  • 日本語字幕の有無: [ページの表示に使用する言語]を英語にしたときに表示される検索結果を記録する(その事情についてはこちら)。日本語字幕のない作品についてはその旨注記する。
  • このリストは随時更新しております。更新履歴に関しましては末尾をご覧ください。

現在配信中の作品

  1. マット・キラウ 自由のための反逆 / Mat Kilau / Mat Kilau (2022 マレーシア)
     2022年マレーシアのヒット作。19世紀末、マレー半島の反英闘争の英雄マット・キラウを主人公にした活劇。
     早速観てみました。マンガチックなまでに暴虐無道な英国人ならびにその手下どもに対して、心正しきイスラムの若者たちが、仲間割れしたりなんかしつつも格闘技で抵抗する。正直、アクションも芝居もちょっぴり稚拙に感じられるし、人物の描き方に類型的なところがあるんだけど、そのへんはマレーシア国産娯楽映画を支える社会的文脈による必然なのかもしれないので、軽々しく評してはいけませんね。
     いや、そんなことよりですね、悪の英国人の手下として、インドネシアが誇るアクションスター、世界最強の1968年生まれ、ジョン・ウィックと互角に戦う二人のインドネシア人殺し屋のうち髪の薄いほう、ご存じヤヤン・ルヒアン師がご出演なさっているというだけで、これは世界の映画ファン必見の作品であるといえよう。師が登場するだけで画面がぐっと締まります。出世作「ザ・レイド」を思われる2対1の対決場面も泣かせる。かっこいい!かっこいいよヤヤンさん!
     監督のSyamsul Yusofは若い人だが、ホラー映画「ムナフィク」を撮ったヒットメーカー。英雄キラウを演じるのはAdi Putraという人。「それぞれの正義」の監督Namronが長老のひとりとして出演している。
  2. アシスタント / The Assistant / The Assistant (2022 マレーシア)
     アクション・スリラー。監督は「PASKAL: マレーシア海軍特殊部隊」「英雄」のエイドリアン・テー。これは期待できそうですね。
     → 早速みてみました。家族を奪われた男が復讐を志すが、助太刀を申し出てきた筋肉モリモリの怪しい男(アクション俳優 Hairul Azreen )が暴走しはじめる。おそらく中盤でネタが割れてしまうと思うし、細かいところはちょっと雑だし、落ちの奇想天外さについては意見が分かれるところだろうけど(私はちょっとふざけすぎだと思いました)、でもなかなか面白い映画でありました。
  3. Kongsi Raya / Kongsi Raya / Kongsi Raya (2022 マレーシア)(日本語字幕なし)
     中国系とマレー系の男女をめぐるコメディらしい。
  4. Sa Balik Baju / Sa Balik Baju / Sa Balik Baju (2021 マレーシア)(日本語字幕なし)
     情報が見当たらないんだけど、現代女性を描くオムニバス・ストーリー…なのかな?
  5. Frontliner / Frontliner/ Frontliner (2021 マレーシア)(日本語字幕なし)
     コロナ禍のもとで苦闘する人々を描いた作品らしい。これは見てみたいなあ…
  6. ショウタイム1958 / Showtime 1958 / Showtime 1958 (2020 マレーシア)
     IMDbによれば、Selamat Hari Rayaという1958年のヒット曲の背後にあった実話をもとにした作品であるとのこと。
  7. 君にサンキュー! / All Because of You / All Because of You (2020 マレーシア) [Netflixロゴあり] (日本語字幕なし)
     恋愛コメディ。
  8. 英雄 / WIRA / WIRA (2019 マレーシア) (日本語字幕なし)
     「PASKAL マレーシア海軍特殊部隊」のスピンオフ。軍で鍛えられた青年が故郷に帰り、街を牛耳る悪と対決します。
     主演は引き続き Hairul Azreen さんという人なんだけど、格闘アクションのレベルは前作と比べて見違えるほどに上がっている。おそらくは我らが最強のハゲ、インドネシアのヤヤン・ルヒアン師が、ラスボスにあたる殺し屋を演じるだけでなくアクション指導にも関わっておられるのではないかと思う。ストーリーや細部はともかくとして、私は好きです、ついていきます、予告編も貼っちゃいます。
  9. Roh / Soul / Roh (2019 マレーシア) (日本語字幕なし)
     ホラー。
  10. PASKAL マレーシア海軍特殊部隊 / Paskal: The Movie / Paskal: The Movie (2018 マレーシア) [Netflixロゴあり]
     マレーシア海軍全面協力!的な映画。本国では大ヒットした由。やや散漫なストーリーは仕方ないとしても(実話に基づくエピソードを挿入したためだろう)、きわめてナショナリスティックなメッセージで締めくくられるところに、正直どんびき。でもあれだな、中国の「戦狼」シリーズといい、いまはこういうのがひとつのトレンドなのかもな…
    山本博之(2019)「正義と忠誠の十字路 2018年のマレーシアにおける政権交代と映画」によれば、マレーシアの古典的物語がこの映画の下敷きになっているのだそうだ。へー。
  11. 61年目の約束 / Pulang / Pulang (2018 マレーシア) [Netflixロゴあり]
     出稼ぎに行ったまま戻らなかった夫を待つ老婆が、孫に夫を探し出すように頼むが…というドラマ。これ、ずっと気になっているのである。今度こそ観てみよう。
  12. それぞれの正義 / Crossroads / Crossroads (2017 マレーシア) [福岡国際映画祭2018][Netflixロゴあり]
     警官の腐敗を真っ正面から描いたサスペンス映画。マレーシアってこんな映画も作れるのか!と驚いた(調べたところ、これはやはり驚きの出来事だったらしい)。前掲の山本(2019)では「十字路」として詳しく紹介されている。
  13. ムナフィク 悪魔潜伏 2 / Munafik 2 / Munafik 2 (2018 マレーシア) [Netflixロゴあり]
     ホラー映画。
  14. インターチェンジ: 魂の行方 / Interchange / Interchange (2016 マレーシア・インドネシア)[大阪アジアン映画祭2017] (日本語字幕なし)
     Netflix上での邦題では情報がなく、がんばって検索したところ、大阪アジアン映画祭2017で「インターチェンジ」として上映されているのを発見。猟奇殺人事件を描くミステリーとのこと。面白そうなんだけど、例によって日本語字幕がない…
  15. ブノハン / Bunohan / Bunohan: Return to Murder [シネ・マレーシア2013] (日本語字幕なし)
     架空の街ブノハンを舞台にしたノワール映画。くっそう、これ面白そうだな.. でも英語字幕ではハードルが高そう…
  16. Mukhsin / Mukhsin / Mukhsin (2006 マレーシア) [大阪アジアン映画祭2007, シアター・イメージフォーラム「伝説の監督ヤスミン・アフマド特集」2019, 東京国際映画祭2020] (日本語字幕なし)
     なんと! 故ヤスミン・アフマド監督の第4作「ムクシン」である。
     実のところ、Netflixで配信されている映画をこまめにチェックするようになったのは、ヤスミン・アフマドの旧作が配信されている!!と驚愕したのがきっかけのひとつであった。映画ファンの間で名声ますます高まり、映画祭やイベント上映は数知れず、しかしソフト化はされていない、およそ商業主義的イメージと縁遠い監督さんなのである。まさかネトフリで配信しているとはねえ…
     なお、上記にメモした2007, 2019, 2020年の上映は発見できたもので、他にも国内上映があったかもしれない。それにしても、ネトフリで、ねえ…
  17. Rabun / Rabun / Rabun (2003 マレーシア) [シアター・イメージフォーラム「伝説の監督ヤスミン・アフマド特集」2019] (日本語字幕なし)
     こちらはヤスミン・アフマド監督の第1作。いやあ、それにしても、ネトフリで、ねえ…

配信が停止された作品

  1. 宇宙戦争: ゴライアス / War of the Worlds: Goliath / War of the Worlds: Goliath (2012 マレーシア・日本・米国)
     アニメ映画。ウェルズ「宇宙戦争」の後日譚だそうな。絵柄は日本風。

更新履歴

  • 2021/06/03: このエントリもあんまり更新する気がなかったんだけど… 「Roh」が追加されているのを発見。「マレーシア映画」の検索結果は12本となりました。
  • 2021/10/02: 「Frontliner」が追加されているのを発見。「マレーシア映画」の検索結果は13本となりました。日本語字幕がついているのは5本。
  • 2021/10/22: 「Sa Balik Baju」が追加されているのを発見。「マレーシア映画」の検索結果は14本となりました。日本語字幕がついているのは5本のまま。
  • 2022/05/03: 「ショウタイム1958」「Kongsi Raya」が追加されているのを発見。「マレーシア映画」の検索結果は16本。日本語字幕がついているのは6本。
  • 2022/07/16: 「宇宙戦争: ゴライアス」の配信停止を確認。「マレーシア映画」の検索結果は15本。日本語字幕がついているのは5本。
  • 2022/08/22: 「アシスタント」が追加されているのを発見。「マレーシア映画」の検索結果は16本。日本語字幕がついているのは6本。
  • 2022/09/17: 「マット・キラウ 自由のための反逆」が配信開始。「マレーシア映画」の検索結果は17本。日本語字幕がついているのは7本。