読了:Naik, Mantrala, Sawyer (1998) 広告の動的モデルで、広告効果のwearoutをモデル化する

Naik, P.A., Mantrala, M.K., Sawyer, A.G. (1998) Planning Media Schedules in the Presence of Dynamic Advertising Quality. Marketing Science, 17, 214-235.

 仕事の都合で読んだ奴。なんでも記録しておかないと忘れてしまうので、ここに書いておく。

 内容メモは別のところで書いたので省略。要するに、Nerlove-Arrowモデル(広告の動的モデルの定番)の、広告効果の係数を時変させ、wearoutを明示的に表現するという話である。目的変数は売上ではなくて広告認知。
 そんなん、ad stock項で広告出稿を累積しておいて、反応関数をシグモイド型にしておけばいいんじゃない? わざわざ係数を時変させるのって面倒くさくない? などと思うわけだが、ちゃんと明示的に表現した方がいいってことなんでしょうね。