ウェイティング回顧録 2023

 世の中には、興味を持って取り組める事柄もあれば、全く興味はないけどやらなきゃならない雪かきみたいな仕事もあれば、本質的な興味はないんだけけど行きがかり上なんだか気になる問題というのもある。私にとっての三番目の代表例が、調査における標本ウェイティングである。きわめて切実な問題であり(その割に解説が少ない)、とても難しい(その割にお金にならない)。

 というわけで、ときどき必要に駆られて資料を読み、ブログに記録したりしているんだけど、ブログに書いた内容を忘れるどころか、書いたことさえ忘れてしまう。三歩歩けば全て忘れる、ニワトリなみの記憶力である。
 そこで、これまでに書いたウェイティングに関するエントリをまとめておこう。… というエントリを、実は2015年に書いているんだけど、それから幾星霜、追加して読んだものもたまってきて、いよいよ記憶があやふやになってきた。再度まとめ直す。すいません、これは私の私による私のためのメモです。

 それにしても、以前はいまなら読まないようなタイプの資料を自分なりに真剣に読んでいて、いろいろ悩んでたんだなあ、と感慨深い。ASAのProceedingsとか、ANESのテクニカル・ペーパーとか。

標本ウェイティング全般について

標本ウェイトのつくりかた

標本ウェイトつきデータの分析: 推定量の性質

標本ウェイトつきデータの分析: デザイン効果

標本ウェイトつきデータの分析: 検定とか

標本ウェイトつきデータの分析: もっとややこしいモデル

ケーススタディ

関連する話題: デザイン・ベース推論とモデル・ベース推論

関連する話題: 非確率標本

関連する話題: 小地域推定

関連する話題: 欠損データ分析

関連する話題: 抽出デザインの性質

そのときどきの魂の叫びとか、覚え書きとか

更新履歴

  • 2023/12/12: Tille & Wilhelm (2017), Skinner & Wakefield (2017) を追加。
  • 2024/01/03: Godambe & Thompson (1986), Dorfman & Valliant (1997), Delovoye & Savje (2020), 「proportion-to-size抽出デザインで推定量の分散が減少するのはなぜか」を追加。