読了:Pandey, Gupta, Chhajed (2021) マーケティング・ミックス・モデリングについて俺たちの思うところを語ろう

Pandey, S., Gupta, S., Chhajed, S. (2021) Marketing Mix Modeling (MMM) – Concepts and Model Interpretation. International J. Engineering Research & Technology. 10(6).

 マーケティング・ミックス・モデリングについての解説。著者らはWavemakerという会社(WPP傘下らしい)の方々。掲載誌はどういうものだかよくわからないがとにかくオープン誌。

 正直、ぱらぱらめくっただけでろくに読んでないけど、読了にしておく。あらすじをすごく端折ってメモすると…

  • 広告への反応のパターンをcurrent, carryover, shape, competitive, dynamic, content, mediaにわけて説明。[←この分類、Tellis(2006)にも出てきたけど、レベルが揃ってなくて気持ち悪い…]
  • 広告への反応のモデリング。基本的線形モデル、乗法モデル、指数魅力モデルと多項ロジットモデルについて説明。
  • これからの3つの課題:
    • 真の因果効果に迫るため、(1)観察データからの因果推論を頑張る。最近はなんかアルゴリズムとかあるじゃないですか。[ほんとにこれに近いことが書いてある] (2)実験する。(3)不確実性についてコミュニケートする。
    • 長期効果を測るため、(1)長期的なMMMの結果と短期的なMMMの結果を統合する。(2)LTVを組み込む。(3)オンライン行動を指標にする。
    • 消費者レベルの手法と累積レベルの手法を統合する。AIの力とかを借りて。

 ちゃんと読んでないのになんですけど… (急に歌い出す) くーもーを、つかむようだー(「時をかける少女」のサビのメロディで)
 よし、次にいこう、次に!