Loosveldt, G., & Storms, V. (2008) Measuring public opinions about surveys. International Journal of Public Opinion Research, 20(1), 74–89.
survey climate(調査一般に対する人々の態度)の尺度研究。先日読んだ Gengler, et al. (2021) で引用されていた。google様いわく被引用回数83。意外に少ないけど、でもテーマがマイナーだからね…
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「論文:調査方法論」カテゴリーアーカイブ
読了: Gengler, et al. (2021) 調査というものに対する態度と調査参加との関係 (カタールで調べました)
Gengler, J.J., Tessler, M., Lucas, R., Forney, J. (2021) ‘Why do you ask?’ The nature and impacts of attitudes towards public opinion surveys in the Arab world. British Journal of Political Science, 51, 115-136.
調べ物の途中でみつけてなんとなくPDFを保存し、今回フォルダを整理していてなんとなく読み終えてしまった論文。現実逃避だ…
調査参加者の調査に対する一般的態度と、調査参加行動との関係を調べた論文。そういう研究はほかにもあるが、中東のカタールでやったというのが売りである。
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読了: Splical (2022) 世論調査と世論マイニングについて批判理論の観点から物申す
Splichal, S. (2022) In data we (don’t) trust: The public adrift in data-driven public opinion models. Big Data & Society, 1(13).
調べものして、寄り道して読んじゃった奴。そんなことをしている暇はないはずなのに…
ビッグデータと社会科学、というような感じの学術誌に載った、哲学的エッセイというか、そういう感じの論文。前半は世論概念の歴史なんだけど、リップマンどころか、マキャベリからスタートいたします。
著者Slavko Splichalさん(77歳)はスロベニアの社会学者?らしい。近著に”Datafication of Public Opinion and the Public Sphere”というのがある。ひー。難しそうな本ですね。
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読了: Rogelberg, et al.(2001) アンケート調査そのものに対する人々の態度を調べる尺度を作ったよ、使ってね
Rogelberg, S. G., Fisher, G. G., Maynard, D. C., Hakel, M. D., & Horvath, M. (2001). Attitudes toward Surveys: Development of a Measure and Its Relationship to Respondent Behavior. Organizational Research Methods, 4(1), 3-25.
ちょっと関心があってめくってみた論文。調査に対する一般的な態度を測る尺度を作ったよという話である。
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読了: Willemsen & Johnson (2010) 意思決定における情報獲得過程の追跡
Willemsen, M.C., Johnson, E.J. (2010) Visitin the Decision Factory: Observing Cognition with MouselabWEB and other information acquisition methods. In Schulte-Mecklenbeck, M., Kuhberger, A. & Ranyard, R. (Eds.) “Handbook of Process Tracing Methods for Decision Making“.
意思決定の心的過程を追跡する方法のひとつ、情報ボード法についての解説。draftで読んじゃったけど、失敗したなあ。本を買えばよかった。第二版が出ているようだし。
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読了: Berger & Tille (2009) 確率不均一な標本抽出
Berger, Y.G., Tille.Y. (2009) Sampling with Unequal Probabilities. Handbook of Statistics, Vol. 29A. Sample Surveys: Design, Methods and Applications. 39-54.
ポアソン抽出みたいな感じの標本抽出についてあれこれ調べていたんだけど、基礎知識が足りないのに論文ばかり読んでいても… と思って、試しに読んでみたやつ。
これもぼやきになっちゃいますけど、標本抽出論っていったいどこで学ぶんだ? 皆目見当がつかない。
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読了: Sever & Salehi (2013) 逆抽出デザインのための推定量
Seber, G.A.F., Salehi, M.M. (2013) “Adaptive Sampling Design: Inference for Sparse and Clustered Populations.” Springer. Chapter 5. Inverse Sampling Methods.
ちょっと関心があって、適応的抽出デザインについてのモノグラフ(全6章)を読んできた(1章, 2章, 3章)。いよいよ、この本を読み始めた目的である第5章、逆抽出についての解説である。
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読了: Ohlsson (1998) 系列ポアソン抽出
Ohlsson, E. (1998) Sequential Poisson Sampling. Journal fo Official Statistics, 14(2), 149-162.
いまやっている調べ物のついでに読んだやつ。標本サイズを固定した確率不均一抽出デザインのひとつ、系列ポアソン抽出を提案した論文である。
標本抽出法について調べていると、考案したあなたしか使ってないんじゃないかというようなマイナーな新手法提案がちらほらあるんだけど、この論文はgoogle様曰く被引用回数116。実際に現役の抽出デザインだと思う。
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読了: Seber & Salehi (2013) 適応的抽出デザインに関心があるおまえが学ばなねばならないRao-Blackwell化
Seber, G.A.F., Salehi, M.M. (2013) “Adaptive Sampling Design: Inference for Sparse and Clustered Populations.” Springer. Chapter 3. Rao-Blackwell Modifications.
適応的抽出デザインについてのモノグラフの第3章。実をいうと5章の逆抽出についての章を読みたいだけなんだけど、いきなり読んでも訳が分からないので最初から目を通している次第である。
出たよ、Rao-Blackwellの定理… 恥ずかしながら、このあたりの話が理解できたためしがない。そもそも数学がからきしだめだから文系の学部に行ったのに、なんでこの年になってこんな目にあっているのだろうか。憂鬱だなあ。
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読了: Seber & Salehi (2013) 適応的クラスタ抽出デザイン、そして適応的抽出デザインでの母平均推定量
Seber, G.A.F., Salehi, M.M. (2013) “Adaptive Sampling Design: Inference for Sparse and Clustered Populations.” Springer. Chapter 2. Adaptive Cluster Sampling.
適応的抽出についてのモノグラフ、全6章のうちの第2章。適応的クラスタ抽出についての章だが、この抽出デザインが主題というより、この抽出デザインを題材として適応的抽出の際の主要な推定量を導出する、という主旨だと思う。
苦手分野だけど、たったの12ページだ。がんばろう! と気合をいれて…
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読了: Seber & Salehi (2013) 適応的標本抽出デザインの世界へようこそ
Seber, G.A.F., Salehi, M.M. (2013) “Adaptive Sampling Design: Inference for Sparse and Clustered Populations.” Springer. Chapter 1. Basic Ideas.
適応的な標本抽出についての70ページくらいのモノグラフの第一章。
著者らが書いた別の資料を読んでいて、理屈が全くわかんなかったので(特にMurthey推定量というのがわからんかった)、勉強のために読んでみた。不得意分野でもあることだし、細かくメモを取るぞ!と気合を入れて読み始めたのだが、まだイントロなもので、あんましややこしい話はない。
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読了: Greco & Naddeo (2007) 抽出確率が不均一な逆抽出デザインでの母合計推定量
Greco, L., Naddeo, S. (2007) Inverse Sampling with Unequal Selection Probabilities. Communications in Statistics: Theory and Methods. 36, 1039-1048.
いま調べていることの足しになるかなと思ってめくったやつ。抽出確率が確率不均一な逆抽出デザインでの母合計推定の話。Google様いわく、被引用件数18件。さみしい。
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読了: Tille (2016) 包含確率が不均一な逆抽出
Tille, Y. (2016) Unequal probability inverse sampling. Survey Methodology, 42(2), 283-295.
3年位前からずっとあれこれ思い悩んでいた問題があって、このたびその問題について自分なりにまとめた説明を作っていて、たまたま見つけた関連論文をなにかの足しになるかなと思って眺めていたところ、不意に、これじゃん! と気が付いた。一見そうは見えないけれど、まさにこれこそが自分が抱えている問題ではないか。ぞわぞわっと鳥肌が立ち、慌ててきちんと読み始めた。
マーケティング・リサーチにおけるささやかな問題について悩んでいるはずだったのに、なんということでしょう、まさかの標本抽出法の論文である。できれば関わり合いを持ちたくない分野だ。
二段目がポアソン抽出の逆抽出であるような標本抽出法についての解説。カナダにJob Vacancy and Wage Surveyというのがあり、そこでの標本抽出を例に挙げている。著者は先日読んだ標本抽出についての論文の著者である。
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読了:竹内・星野(2014), 竹内(2015), 竹内・星野(2017), 竹内(2017) 消費者に製品評価を求める前にマインドセットを操作する
竹内真登, 星野崇宏(2014) 解釈レベルの操作を伴うコンジョイント測定法の開発: マーケティングリサーチに生じるバイアスの排除に関する実証分析. マーケティング・サイエンス, 23(1), 15-34.
竹内真登(2014) マーケティングリサーチへの応用を目的とした解釈レベルの新操作法の開発: 解釈レベル理論とメンタルシミュレーションに基づく提案と実験検証. 経済科学(名古屋大学大学院経済学研究科), 63 (2), 15-26.
竹内真登, 星野崇宏(2017) プロセスシミュレーションを伴うコンジョイント測定による購買予測: 写真提示を用いた操作と追跡調査による予測精度向上の確認. 行動計量学, 44(1), 45-56.
竹内真登(2017) マインドセット操作によるマーケティングリサーチの精度向上は可能か? メンタルシミュレーションと解釈レベル理論に基づく操作の違いに着目して. 行動計量学, 44(2), 151-165.
仕事の都合で立て続けに読み直した。竹内真登先生による一連の研究。
内容のメモは別のところでとっているので省略。実のところすべて再読なのだけれど、なんでも記録しておこう、ということで…
読了: Hsu, Martin, Sanborn, & Griffiths (2019) 人間MCMC・離散バージョン
Hsu, A.S., Marting, J.B., Sanborn, A.N., Griffiths, T.L. (2019) Identifying category representations for complex stimuli using discrete Markov chain Monte Carlo with people. Behavior Research Methods, 51, 1706-1716.
最近は仕事の都合で、朝から晩までMCMCのことばっかり考えているんだけど、本論文はSanborn & Griffiths (2007) の後続論文。彼らが考案した測定手法・人間MCMCに焦点を当てた解説論文である。
掲載誌は、私が院生の頃はBRMICという誌名で、結構トンチキなのが平気で載っていたものであったが… 立派になったねえ…
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読了: 西本・勝又(2018) WTP測定手法の比較(自由回答、第一価格オークション、Vickreyオークション、BDM)
西本章宏, 勝又壮太郎(2018) コンジョイントデザインを用いた消費者のWillingness to Pay測定方法の比較. 流通研究, 21(3), 15-25.
仕事の都合で読んだ。WTP測定方法を比較する実験。日本でもこういうことをやっている方がおられるのね、ありがたいことであります。
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読了: Breidert, Hahsler & Reutterer (2006) 支払意思額の測定手法レビュー
Breidert, C., Hahsler, M., Reutterer, T. (2006) A review of methods for measuring willingness-to-pay. Innovating Marketing, 2(4), 8-32
仕事の都合で読んだ。WTP(支払意思額)測定手法のレビュー。てっきりCVM(仮想評価法)のレビューだと思って放置していた。
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読了:Stier, et al.(2020) サーヴェイ・データとデジタル・トレースデータの統合
Stier, S., Breuer, J., Siegers, P., Thorson, K. (2020) Integrating Survey Data and Digital Trace Data: Key Issues in Developing an Emerging Field. Social Science Computer Review, 38(5), 503-516.
仕事の都合で読んだ奴。「サーヴェイデータとデジタル・トレース・データの統合」特集号の巻頭論文。
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読了:Enamorad & Imai (2019) 選挙調査における自己報告ベースの投票率が実際の投票率より高いのはなぜか
Enamorado, T., Imai, K. (2019) Validating self-reported turnout by linking public opinion surveys with administrative records. Public Opinion Quarterly, 83(4), 723-748.
仕事の都合で読んだ奴。サーヴェイ調査データを実行動記録とリンクさせ、調査結果のバイアスがなぜ起きているのかを突き止める、という話である。第二著者は日本人の若手政治学者として著名な人。
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読了:山本(2012) Majority Judgment解説
山本芳嗣 (2012) 1人1票からMajority Judgmentへ. オペレーションズ・リサーチ, 57(6), 295-301.
Balinski & Laraki (2011) “Majority Judgment”の解説(あれ、この論文では2010年刊行となっているぞ?)。Balinski & Laraki のPNAS論文がとても難しかったので、この論文で復習した次第である。日本語で解説が読めるなんて、ありがたいことだ。
PNAS論文を読んでて、「個々の判定者が一部の選択肢しか評価してない場合はどうすればいいの…」と思ってたのだが、著書のほうにはそういう議論もあるんだそうな。