書籍:哲学・思想」カテゴリーアーカイブ

読了:「言語哲学がはじまる」

面白かった。しばらく前に「言語哲学大全」トライアスロンというのをはじめて(飯田隆のあの4部作を通読しようという無謀な試み)、案の定1冊目で挫折していたのだが、再開するためのエネルギーを少し得たような気がする。

読了:「<ほんもの>という倫理」「浄土思想」「スーフィズムとは何か」「弥勒」

政治哲学者テイラーの講演録。わかりやすいかと思ったんだけど、1頁読むだけで話の流れを見失ってしまうような感覚があって、ほんとに頭に入らなかった。大著「自我の源泉」を机の横に積んでいるんだけど、歯が立つのだろうか…
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読了:「バガヴァッド・ギーター」「宗教者ウィトゲンシュタイン」

しばらく前にヒットしたインド映画「バーフバリ」で、悪人側の叔父さんが、しかし死なずに生き残り善人側に仕えるじゃないですか。ハリウッド的勧善懲悪に馴れた目には少しびっくりする展開だったけど、あれは映画の元ネタであるマハーバーラタの価値観なのだ、と誰かが述べていて、へええ?と思った。勉強のため、マハーバーラタの一部であるバガヴァッド・ギーターを試しに読んでみた次第である。ううむ… 世界は広いなあ…
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読了:「マキアヴェッリの独創性 他三篇」「歴史のなかに見る親鸞」「華厳経入法界品」「禅仏教とはなにか」「<個>の誕生 キリスト教教理を作った人々」

これはなかなか面白かった、んだけど、読み終えてメモを取らずに放置していたせいで、なにがどう面白かったのか思い出せない…
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読了:「華厳経入法界品」「空海 三業指帰」

善財童子の遍歴譚とはいえ、近代的な読み物ではなくお経であるからして、無限に続くかとも思われる過剰な形容語と果てのない反復に圧倒されるのだが、ページをめくっているとかすかなトランス状態に入っていくような感覚がありますね。
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読了:「ブータンの瘋狂聖 ドュクパ・クンレー伝」「最澄と徳一 仏教史上最大の対決」「受難物語の起源」「キリスト教の幼年期」「ブッダのことば」「仏弟子の告白」「道元禅」

ここんところ一番の面白本。平安時代の初期、唐から天台宗を持ち帰った最澄と、それより早く日本に入ってきた法相宗の僧・徳一が、何年にも渡って論難を交わしたのだそうだ。双方は因明と呼ばれる一種の論理学に依拠していた。ところがこの論理学の体系というのが、私などからみると大変エキゾチックで途方に暮れるもので… しかも、当時の学僧が論争するということはそれ自体が破戒につながり地獄に落ちかねない行為だったとのこと。へえええ。
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