それぞれの部分は面白いんだけど、全体の構成がわからないので、読んでいて辛かった。これは私の理解不足なのだろうか、それとも当時とは著述のありかたがちがうのだろうか。 続きを読む
「書籍」カテゴリーアーカイブ
読了:「ファシズムとロシア」「現代ロシアの軍事戦略」「見えない線を歩く」「エラスムス」「漂泊のアーレント 戦場のヨナス」
読了:「ヨーロッパ史入門」「古代中国の24時間」「経済社会の学び方」「一杯のおいしい紅茶」「荘園」
読了:「ブランチライン」「ハコヅメ」「女子高生に殺されたい」「将棋の渡辺くん」「旦那の浮気相手とLINE友達になってみた」
読了:「BLUE GIANT EXPLORER」「健康で文化的な最低限度の生活」「スインギンドラゴンタイガーブギ」「SCRIBBLES」「チェーザレ」
読了:「タコピーの原罪」「旅」「苦楽外」「ワルプルギス実行委員実行する」「チ。」
読了:「ひらやすみ」「ココ・ロングバケーション」「幻妖能楽集」「アルテ」「アンダーニンジャ」
読了:「海が走るエンドロール」「分光器」「マロニエ王国の七人の騎士」「ふしぎの国のバード」「世田谷イチ古い洋館の家主になる」
読了:「ヘルドッグス 地獄の犬たち」「パワー・アントワネット」
記録するのを忘れていた本。
ふだんは全く読まないライト・ノベルなんだけど、アイデアが馬鹿馬鹿しくて良いなあと思って手に取った。マリー・アントワネットがなぜか筋肉モリモリの武術の達人で、ギロチンでは首を切れなくて… という話。マリーがポーズをとるとボディ・ビルディングの大会同様、侍女たちが「ナイスバルク!」「肩にちっちゃい鉄馬車乗せてんのかい!」などと声を掛けるのだそうである。 続きを読む
読了:「羊の頭」「深い疵」「夜の爪痕」「マイ・シスター、シリアルキラー 」「見えない都市」「わかって頂けますかねえ」「20世紀ジョージア短篇集」
2021年8月以降に読んだフィクション。最近自分に甘くなり、海外ミステリをなしくずしに解禁してしまっている。
えーと、ドイツのミステリ小説「ヴァルナー警部&クロイトナー巡査」シリーズの2冊目。いまいち憎めないクロイトナーという粗暴な巡査が狂言回しになるやつね。 続きを読む
読了:「ブータンの瘋狂聖 ドュクパ・クンレー伝」「最澄と徳一 仏教史上最大の対決」「受難物語の起源」「キリスト教の幼年期」「ブッダのことば」「仏弟子の告白」「道元禅」
ここんところ一番の面白本。平安時代の初期、唐から天台宗を持ち帰った最澄と、それより早く日本に入ってきた法相宗の僧・徳一が、何年にも渡って論難を交わしたのだそうだ。双方は因明と呼ばれる一種の論理学に依拠していた。ところがこの論理学の体系というのが、私などからみると大変エキゾチックで途方に暮れるもので… しかも、当時の学僧が論争するということはそれ自体が破戒につながり地獄に落ちかねない行為だったとのこと。へえええ。 続きを読む
読了:「都鄙大乱」「新・日本の階級社会」「ドイツ・ナショナリズム」「アケメネス朝ペルシア」「墜落」「ネイビー・シールズ」
読了:「政治的思考」「インドネシア」「東南アジア史10講」「ヒトラー」「権力は腐敗する」
2021年8月以降に読んだ本、ノンフィクション部門、その4。
すごく面白かった本(読んだときにメモしておけばよかった…)。
著者曰く、代表制はなぜ必要か。規模が大きいから直接民主政治が機能しないから? だったら小さな町村では議会の代わりに町村総会を置けばいいのに、そうしていないではないか。専門性のためか? 多元的な価値の間で調整を図る営みを専門性に還元できるだろうか。「なぜ代表が選ばれるべきなのか[…] 私はそれを代表というものの、いわば演劇的なはたらきに求めたいと思います」「代表とは、俳優として政治劇を行うことで、民意の形成を助ける存在ではないかと思うのです」 続きを読む
読了:「国境を越える現代ヨーロッパ映画」「ジョン・ロールズ」「サメ映画大全」
読了:「絵のなかの散歩」「くじびき民主主義」「地獄めぐり」「時間はどこから来てなぜ流れるのか」「魂の形について」
2021年8月以降に読んだ本、ノンフィクション部門、その2。
ずっと前にほとんど読み終えたところで、美術品なんて所詮縁がない世界の話だよなあ、と急に関心が失せて放置していた本。先日、美術館で長谷川潾二郎の猫の絵を観て、ふと気になって読み直した(たぶん著者が遺したコレクションのなかの作品だと思う)。車谷長吉の巻末解説が辛辣で面白い。 続きを読む
読了:「クーデターの技術」「この国のかたちを見つめて」「娯楽と癒やしからみた古代ローマ繁栄史」「奇想の系譜」「新書ヨーロッパ史 中世編」
読了:「彼らの犯罪」「紙一重りんちゃん」「吉祥寺少年歌劇」「ピーナツバターサンドイッチ」
2021年8月以降に読んだコミックス、ラスト。
宝塚の男性版のような歌劇団での青春記。もちろん完全なフィクションなんだけど、話の終盤はコロナ禍のなか退団を迎えるスターの話で、マンガというメディアに特有なアクチュアルな面白さがある。 続きを読む