読了:「ペスト」「白い病」「ペスト」「湖の男」「神と罌粟」 ペスト (新潮文庫) カミュ, 嶺雄, 宮崎 ペスト (中公文庫 テ 3-2) ダニエル デフォー, Defoe,Daniel, 正穂, 平井 白い病 (岩波文庫 赤 774-3) カレル・チャペック, 阿部 賢一 今春、部屋に閉じこもっていて読んでいた本。わかりやすい選択だ… 続きを読む →
読了:「香港と日本 記憶・表象・アイデンティティ」「クラシック音楽の歴史」「百年戦争」「メディア不信」 香港と日本 --記憶・表象・アイデンティティ (ちくま新書) 銭 俊華 香港出身で東大在籍中の若い方が書いた本。知らない話が多く、興味深く読んだ。 続きを読む →
読了:「平成政治史」「政治部不信」「独ソ戦」「カエサル」 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書) 大木 毅 読んだらすぐにメモを取っておかないといけないな… この本に関しては、ドイツ軍もソ連軍も同じように蛮行に走るという点が印象に残った。 続きを読む →
読了:「マックス・ウェーバー」「EU離脱」「コンビニチェーン進化史」「カラヴァッジョ<聖マタイの招命>」「かんぽ崩壊」 マックス・ウェーバー-近代と格闘した思想家 (中公新書) 野口 雅弘 この本は意外に面白かった。どうでもいいけど、プロテスタンティズムの倫理となんとやらに出てくる「鉄の檻」って、正確に訳すと檻というより「殻」とか「外衣」なのだそうだ。ふーん。 続きを読む →
読了:「半グレと芸能人」「コロナ後の世界」「中東政治入門」「アメリカ大統領選」「物語 東ドイツの歴史」 物語 東ドイツの歴史-分断国家の挑戦と挫折 (中公新書 2615) 河合 信晴 東西統一の暗い側面についてはじめて知った。東ドイツ出身の人々が統一前の東ドイツにノスタルジーを感じることがあるという事情が、ようやく理解できたように思う。 続きを読む →
読了:「県警VS暴力団」「ビジネス・フレームワークの落とし穴」「人類と病」「ジョージ・オーウェル」「白人ナショナリズム」 県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実 (文春新書 1263) 藪 正孝 元福岡県警刑事の回顧録。東海テレビの「ヤクザと憲法」というドキュメンタリーについて批判していて、変な感想だけど、あ、映画もご覧になるのか…と思った。(そりゃみますよね) 続きを読む →
読了:「ドキュメント 強権の経済政策」「難民問題」「イスラームからヨーロッパをみる」「マックス・ウェーバー」「インドネシア大虐殺」 マックス・ヴェーバー――主体的人間の悲喜劇 (岩波新書) 今野 元 どちらかといえば伝記的記述に焦点を当てた内容。読んでから半年くらい経っちゃったので細かいところは忘れたけど、ヴェーバーさん、結構つきあいにくそうな人だった… 続きを読む →
読了:「健康で文化的な最低限度の生活」「7人のシェイクスピア」「愚者の星」「銀の匙」「はじめてのひと」 7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT(12) (ヤングマガジンコミックス) ハロルド 作石 7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT(13) (ヤングマガジンコミックス) ハロルド 作石 シェイクスピアの作品群は社会からはじき出された疑似家族の共同製作であったという設定の下での、大変に面白い歴史マンガ。13巻を読んでいて気づいてちょっと嬉しくなっちゃったことがあるのでメモしておくと、シェイクスピアのソネット集にはW.H.という謎の人物に宛てられた献辞がある。この物語におけるシェイクスピア集団のひとり、ワース・ヒューズ青年の名前は、きっとこれを踏まえているんだろうな。 続きを読む →
読了:「OL進化論」 OL進化論(38) (ワイドKCモーニング) 秋月 りす OL進化論(39) (ワイドKCモーニング) 秋月 りす OL進化論(39) (ワイドKCモーニング) 秋月 りす OL進化論(41) (ワイドKCモーニング) 秋月 りす OL進化論(42) (ワイドKCモーニング) 秋月 りす 日本の4コママンガの歴史に残る記念碑的作品(そう思いません? )。この三十年の社会変動と併走しつづけた、暖かくも鋭い世情観察の記録である。連載は続いていたものの単行本化が停止していたのが、なぜか今年に入って唐突な連続刊行。もしかして、ついに…
読了:「ビューティフル・エブリデイ」「おいおいピータン!!」「おひとり様物語」「ニュクスの角灯」「邦キチ!映子さん」 ニュクスの角灯 1 (乱コミックス) 高浜寛 なぜか全6巻セットが表示されるけど、読んだのは1巻目。このマンガ家の初期の作品については、なんだか大学でマンガの研究をしているインテリの習作のようだなあという感想で、どこが良いのかわからなかったんだけど(すいません)、これを読んで見直した。こんなに面白いマンガを描く人だったとは。 続きを読む →
読了:「メタモルフォーゼの縁側」「夢の端々」「神は細部に宿るのよ」「きょうも厄日です」「女のはしょり道」 夢の端々 上 (フィールコミックス) 須藤佑実 夢の端々 下 (フィールコミックス) 須藤佑実 少女期に同性愛的な一瞬を共にした二人の女性の半生を、映画「ペパーミント・キャンディ」のような時系列逆順で描く。いやあ、女の人って、怖い… 続きを読む →
読了:「大奥」「不思議の国のバード」「チェイサー」「九龍ジェネリックロマンス」「我らコンタクティ」 我らコンタクティ (アフタヌーンKC) 森田 るい 冴えない平凡な若者がなぜか宇宙にロケットを飛ばそうとする話。雑誌連載時に読んでいたんだけど、単行本で読み直して感銘を新たにした。これ、ほんとに面白く、感動的な物語です。 続きを読む →
読了:「オリンピア・キュクロス」「私の少年」「ペリリュー」「ゴールデンゴールド」「こはぜ町ポトガラヒー」 私の少年(8) (ヤングマガジンコミックス) 高野 ひと深 美少年と30代女性のある種の心理的関係を描いた、非常にサスペンスフルな話。次巻で完結する由。 続きを読む →
読了:「ランド」「あせとせっけん」「カフェでカフィを」「ダンジョン飯」「いちげき」 あせとせっけん(7) (モーニングKC) 山田 金鉄 あせとせっけん(8) (モーニングKC) 山田 金鉄 ひたすらホンワカした恋愛コメディ。このマンガ、なかなか人気あるのだそうで、それってなにを意味しているのだろうか… と考え込みながら読んでいる。みんな疲れているのかな、というのがひとつの仮説である。 続きを読む →
読了:「天地創造デザイン部」「イノサン」「聖☆おにいさん」「おむすびの転がる町」「BLUE GIANT SUPREME」 イノサン Rouge ルージュ 12 (ヤングジャンプコミックス) 坂本 眞一 完結巻。少々ケレンが過ぎるんじゃないかと思うこともありましたが、面白かったです。 続きを読む →
読了:「ハコヅメ」「高丘親王航海記」「無尽」「ヴィンランドサガ」「春とみどり」 ハコヅメ~交番女子の逆襲~(12) (モーニングKC) 泰 三子 ハコヅメ~交番女子の逆襲~(13) (モーニングKC) 泰 三子 ハコヅメ~交番女子の逆襲~(14) (モーニングKC) 泰 三子 現在連載中のマンガのなかでもっとも気になる作品。労働者としての警察官に焦点を当てたコメディなのだが、労働環境や組織内の葛藤が実に生々しい。 続きを読む →
読了:「めしばな刑事タチバナ」「重版出来!」「プリニウス」「アンダーニンジャ」「昨日なに食べた?」 プリニウス 10 (BUNCH COMICS) ヤマザキマリ, とり・みき, ‐ 皇帝ネロの死を描く。 続きを読む →
読了:「イヌジニン」「夢で逢いましょう」「そしてボクは外道マンになる」「ディオサの首」「ヘルドッグス」 ここからは電子書籍で読んだマンガ。 イヌジニン ―犬神人― (1) (怪BOOKS) 室井 大資 室井大資さんの旧作が電子書籍で復刊されたので読んでみた。オカルトアクションというふだんなら手を出さないタイプのマンガなんだけど、いやこれが面白くて… 異様な才能だなあと感心した。タイトルの「イヌジニン」とは主人公たちの属する謎の国家機関かなんかなんだけど(これ自体は子供じみた設定ですね)、「ボクたちは××だ」などと名乗ることは一切なく、テンポの良い活劇の後に警官から名を問われ黙って微笑む、そのアップにタイトルが被って幕となる。演出のキレの良さ、痺れますね。 続きを読む →