朝岡孝平(2021) 消費文化理論(CCT)の射程と意義. JSMDレビュー, 5(1), 1-8.
仕事の都合で調べ物していて読んだもの。
掲載誌は日本商業学会の学術誌で、「流通研究」とはちがってレターみたいのが載るらしい。
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朝岡孝平(2021) 消費文化理論(CCT)の射程と意義. JSMDレビュー, 5(1), 1-8.
仕事の都合で調べ物していて読んだもの。
掲載誌は日本商業学会の学術誌で、「流通研究」とはちがってレターみたいのが載るらしい。
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Mayer, R.C., Davies, J.H., Schoorman, F.D. (1995) An integrative model of organizational trust. The Academy of Management Review, 20(3), 709-734.
仕事の都合で読んだ奴。
経営学における信頼(trust)の研究の古典らしい。ボッツマン「トラスト」の注でも引用されていた。google様いわく、被引用件数28473… まじか…。にもかかわらず、前に読んだ東大教育の院生さんの信頼研究レビューでは引用されていない。経営学と心理学のこのギャップってなんなの。
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Chaudhuri, A., Holbrook, M.B. (2001) The Chain of Effects from Brand Trust and Brand Affect to Brand Performance: The Role of Brand Loyalty. Journal of Marketing, 65(2), 81-93.
仕事の都合で読んだ。
トップジャーナルの論文だしさ、なんらか仕事の足しになるかなあと思ったんだけどさ…
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Bradlow, E.T. (2005) Current issues and a ‘wish list’ for conjoint analysis (with comments and rejoinder), Applied Stochastic Models in Business and Industry, 21, 319-333.
朝から晩までコンジョイント分析のことを考える日々が続き、もう疲れた… 疲れたよ… と呟きながらぼんやりgoogle検索していて、たまたま拾ったpdf。全く聞いたこともない学術誌に載った、全く文脈がわからない、5頁の短い論文、というかエッセイである。
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Donovan, A.W. (2005) Yield Management in the Airline Industory. Journal of Aviation/Aerospace Education & Research. 14(3).
航空業界のイールド・マネジメントについての紹介。
掲載誌については全く見当がつかないのだが、発行元はEmbry-Riddle Aeronautical Universityというところ。なんかこうディプロマ・ミルみたいなところだったらやだなあと思って検索してみたところ、航空・宇宙工学の名門中の名門、Wikipediaによれば「空のハーバード」と呼ばれている大学なのだそうだ。大変失礼いたしました。
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Donaghy, K., McMahon, U., McDowell, D. (1995) Yield Management: an overview. Int. J. Hospitality Management, 14(2), 139-150.
イールド・マネジメントの概観論文。仕事の都合で読んだ。得意・不得意関わらず何だって読むのだが、それにしても節操がない。
掲載誌の想定読者はホテルの実務家・研究者であろう。
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Ng, E., Wang, Z., Dai, A. (2021) Bayesian Time Varying Coefficient Model with Applications to Marketing Mix Modeling. arXiv:2106.03322v3.
ずいぶん前に目を通してメモをとった奴。整理の都合上載せておく。
著者らはUberの人。たぶんadKDD2021での発表だと思う。
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Farris, P.W., Hanssens, D.M., Lenskold, J.D., Reibstein, D.J. (2005) Marketing Return on Investment: Seeking Clarity for Concept and Measurement. Applied Marketing Analytics. 1(3), 267-282.
題名通り、マーケティングMROIの測定についての実務家向け解説。どういう掲載誌なのか知らんが、PDFがそのへんに転がっている。著者にMMMの権威Hanssensさんが入っているし、まあ、変な内容ではないだろう。
仕事の都合で作った膨大な「この資料読まなきゃ」リストを眺めてげんなりしていたのだが、いつまでも溜息をついていられないので、とりあえず先頭の奴に目を通した次第である(重要性の順じゃなくて、誌名の英字順に並んでいる)。リストを開いたとき、目立つところに「読みました」マークがついていることはすごく大事である。精神的に。
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Borkovsky, R.N., Goldfarb, A., Haviv, A.M., Moorthy, S. (2017) Measuring and Understanding Brand Value in a Dynamic Model of Brand Management. Marketing Science. 36(4), 471-499.
仕事の都合で目を通す羽目になったんだけど、同僚にお願いして読んでもらった論文。タイトルと誌名からなんだか面倒くさそうな匂いがしたのである。お願いしたあとになってキーワードに”empirical IO methods”と書いてあるのに気づき、自らの厄介ごと回避力と酷薄さに気づいたのであった… ごめんなさい、ちょっとこれ読んどいて頂戴だなんて、パワハラと云われても仕方ないよね…
結局、同僚たちとの間では「これ難しくてわかんないですね…」「うんそうだね…」「どうしましょうか…」「いい天気だね…」ということになったわけだが、非道な振る舞いを反省いたしまして、休日に自分でもめくってみることにした次第。なあに、たったの30pで人は死なないさ。さあ深呼吸!でもすぐに逃げ出す気満々!
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Chou, C., Derdenger, T., Kumar, V. (2019) Linear Estimation of Aggregate Dynamic Discrete Demand for Durable Goods: Overcoming the Curse of Dimesionality. Marketing Science, 38(5), 888-909.
仕事の都合で読んだ奴。ブランドシェアと製品特性・価格の市場レベル時系列について、個人選択モデルに基づくモデルを組んで、もし製品特性・価格がこうだったら需要はこうだったはずという推論をしますという話。えーと、構造推定っていうんでしょうか??? とにかく非常にいかついモデルである。
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Dekimpe, M.G., Hanssens, D.M. (2010) Time-Series Models in Marketing: Some Recent Developments. Marketing ZFP – Journal of Research and Management. 32(1), 24-29.
MMMの近年の動向についての解説。
最近この著者の先生たちの書いたのばっかし読んでるので少々疲れてきた。えーと、Dekimpeさんはオランダ・ティルブルフ大、HanssensさんはUCLAの先生だそうです。
掲載誌はよくわかんないがドイツの雑誌だと思う。
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Pandey, S., Gupta, S., Chhajed, S. (2021) Marketing Mix Modeling (MMM) – Concepts and Model Interpretation. International J. Engineering Research & Technology. 10(6).
マーケティング・ミックス・モデリングについての解説。著者らはWavemakerという会社(WPP傘下らしい)の方々。掲載誌はどういうものだかよくわからないがとにかくオープン誌。
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Pauwels, K.H. (2017) Modern (Multiple) Time Series Models: The Dynamic System. Leeflang et al.(eds) “Advanced Methods for Modeling Markets“, Chapter 4. Springer.
仕事の都合で共和分システムについて勉強する必要が生じ、積んでおいてあった本の該当章を読んでみた。高い本だったので元を取らねばならん。
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Cain, P.M. (2010) Marketing Mix Modelling and Return on Investment. Kitchen, P.J. (ed.) “Integrated Brand Marketing and Measuring Returns“, Chap.2. Palgrave Macmillan.
仕事の都合で読んだ。MMMでマーケティング活動の長期・短期ROIを測定するという解説。
疲れた… 著者の先生と出版社のみなさまには、数式の誤植は潰して下さいとお願いしたい。初学者には大変なハードルとなります。
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Esteban-Bravo, M., Vidal-Sanz, J.M., Yildirim, G. (2017) Can Retail Sales Volatility be Curbed Through Marketing Actions? Marketing Science, 36(2), 161-323.
仕事の都合で読んだ。
一種の市場反応モデル(いわゆるマーケティング・ミックス・モデル)なんだけど、通常の動的回帰モデルではなくベクトル自己回帰モデル(VARモデル)を使い、期待値だけでなくボラティリティ(変動性)もモデル化するという話。
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Horvath, C., Fok, D. (2013) Moderating Factors of Immediate, Gross, and Net Cross-Brand Effects of Price Promotions. Marketing Science, 32(1), 127-152.
仕事の都合で読んだ。あるブランドの価格プロモーションが別のブランドの売上に与える効果とそのメカニズムを調べますという論文。
著者らはオランダのマーケティングの先生。第一著者を検索したら今年のFrontiers in Psychologyに論文があった。向こうにはこういう人がいるんだよな。
最近どうも体力と根気が無くて、こういう「おまえら肉喰ってんな」系の論文はちょっと久しぶりであった。いや-、疲れた…
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Chan, D., Perry, M. (2017) Challenge and opportunities in media mix modeling. Google Inc.
仕事の都合で読んだ。情報資本主義の覇者Google様におかれましては、我々哀れな労働者にマーケティング・ミックス・モデル(MMM)についての一連のテクニカル・ペーパーを下賜あそばされているのだが、これもそのひとつ。MMMをめぐる概説である。
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Fan, S., Lau, R., Zhao, J.L. (2015) Demystifying Big Data Analytics for Business Intelligence Through the Lens of Marketing Mix. Big Data Research, 2(1), 26-32.
仕事の途中で見つけて、整理の都合上とりあえず目を通しておくか、とざっとめくった奴。google様的には引用件数321なので、あまり馬鹿にしてはいけません。
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Freimer, M., Horsky, D. (2012) Periodic Advertising Pulsing in a Competitive Market. Marketing Science. 31(4), 637-648.
仕事の都合でめくった。えーと、ナショナル・ブランドは広告出稿の際に、ある月にどさっと出稿してしばらく減らす、というサイクルを繰り返すことがあるけれど、それがゲーム理論の観点から見て合理的だということを示します、という論文であった。
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宋金, 王胜, 应嘉明(2020) 新产品营销中的心理模拟研究述评 (A Literature Review of Mental Simulation in New Product Marketing). 外国经济与管理, 42(7), 36-47.
新製品マーケティング(リサーチではなくて)におけるメンタル・シミュレーション研究のレビュー。
仕事の都合で調べものしていてたまたまみつけて、中国語なのでふだんなら無視するんだけど、英文要旨を眺めていたらなんだか虫が知らせて… 機械翻訳を駆使してどうにか目を通した。いやー、これは勉強になりました。
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