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2014年12月31日 (水)
OL進化論(36) (ワイドKC モーニング)
[a]
秋月 りす / 講談社 / 2014-12-22
死んで生き返りましたれぽ
[a]
村上 竹尾 / 双葉社 / 2014-11-12
また! 女のはしょり道 (KCピース)
[a]
伊藤 理佐 / 講談社 / 2014-12-13
おいピータン!!(15) (ワイドKC Kiss)
[a]
伊藤 理佐 / 講談社 / 2014-12-12
さよなら、またあした
[a]
松本藍 / 太田出版 / 2014-11-13
うーん。残念ながら、これはよくわからなかった...
呪詛 (幽COMICS)
[a]
花輪 和一 / KADOKAWA/角川書店 / 2014-12-25
赤ヒ夜
[a]
花輪 和一 / 青林工藝舎 / 2013-03-30
前者は最近の短編集。後者は昔の短編集の再刊。
読了:「OL進化論」「死んで生き返りましたれぽ」「また!女のはしょり道」「おいピータン!!」「さよなら、またあした」「呪詛」「赤ヒ夜」
すみれファンファーレ 4 (IKKI COMIX)
[a]
松島 直子 / 小学館 / 2014-01-30
今調べたら、掲載誌・小学館IKKIの休刊とともに終了した由。残念だけど、次回作が楽しみでもある。
補助隊モズクス 3 (ビームコミックス)
[a]
高田 築 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-12-15
最終巻。いやー面白かった。マンガの自由な想像力を満喫させる佳作であった。
アイアムアヒーロー 16 (ビッグコミックス)
[a]
花沢 健吾 / 小学館 / 2014-12-26
カタミグッズ (KCデラックス Kiss)
[a]
野村 宗弘 / 講談社 / 2013-06-21
一畳間の純チャン (近代麻雀コミックス)
[a]
野村 宗弘 / 竹書房 / 2013-12-07
読了:「すみれファンファーレ」「補助隊モズクス」「アイアムアヒーロー」「カタミグッズ」「一畳間の純チャン」
僕だけがいない街 (5) (カドカワコミックス・エース)
[a]
三部 けい / KADOKAWA/角川書店 / 2014-12-26
角川「ヤングエース」連載のタイプ・スリップ・サスペンス。すごく人気のある作品なのだが、残念ながら魅力がまだちょっと理解できていない... 面白いかといえば面白いんだけど... ううむ...
リメイク 4 (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)
[a]
六多 いくみ / マッグガーデン / 2014-12-13
マッグガーデンのweb誌に連載している由。百貨店の美容部員を主人公にした、仕事を通じて自己実現していくタイプのマンガ。
大砲とスタンプ(4) (モーニング KC)
[a]
速水 螺旋人 / 講談社 / 2014-12-22
僕らはみんな河合荘 6巻 (ヤングキング・コミックス)
[a]
宮原 るり / 少年画報社 / 2014-11-29
海月と私(3) (アフタヌーンKC)
[a]
麻生 みこと / 講談社 / 2014-12-05
ワカコ酒 4 (ゼノンコミックス)
[a]
新久千映 / 徳間書店 / 2014-12-20
イノサン 7 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
坂本 眞一 / 集英社 / 2014-12-19
読了:「大砲とスタンプ」「僕らはみんな河合荘」「海月と私」「ワカコ酒」「僕だけがいない街」「イノサン」「リメイク」
年末に読んだ本を記録しておくと...
五色の舟 (ビームコミックス)
[a]
近藤ようこ,津原泰水 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-03-24
メディア芸術祭の大賞を受けた作品。ようやく手に入れた。戦時下の広島に向かう見世物一座を描く。何年かに一度の、文句なしの傑作であった。
ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!)
[a]
阿部 共実 / 秋田書店 / 2014-05-08
これも今年評判になったマンガだと思う。思春期の激しい感情をダイレクトにぶつけるような作品で、胸をえぐるような読後感である。ある世代の、あるタイプの読者にとってはたまらないだろうなあ。
死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々(1)(少年チャンピオン・コミックス・タップ! )
[a]
阿部共実 / 秋田書店 / 2014-12-10
こちらは小品集であった。
読了:「五色の舟」「ちーちゃんはちょっと足りない」「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々」
2014年12月 6日 (土)
今年読んだのに記録しそこねていた本を、思い出せる限りで。まずコミックスから。
大奥 11 (ジェッツコミックス)
[a]
よしながふみ / 白泉社 / 2014-08-28
喰う寝るふたり 住むふたり 3 (ゼノンコミックス)
[a]
日暮 キノコ / 徳間書店 / 2014-02-20
どうも2巻をとばして読んでいるようだ...
2014年12月 5日 (金)
飯田橋のふたばちゃん(2) (アクションコミックス)
[a]
加藤 マユミ,横山 了一 / 双葉社 / 2014-04-26
マンガ出版社の擬人化という不思議な4コマ。理解できるネタは6割程度なのだが、妙に面白い。エンターブレインちゃんをはじめ、クラスメートが次々と綾波レイの顔になってしまっている(=角川グループに吸収されている)ので、どこまで続けられるか、心配なのだが...
逢沢りく 上
[a]
ほし よりこ / 文藝春秋 / 2014-10-23
逢沢りく 下
[a]
ほし よりこ / 文藝春秋 / 2014-10-23
この人の出世作「きょうの猫村さん」は、私には全く理解できなかったのだが、これは良いマンガだと思った。
超あやしい取材に逝ってきました。 (Akita Essay Collection)
[a]
小沢 カオル / 秋田書店 / 2014-11-14
夢子ちゃん
[a]
青野 春秋 / 幻冬舎 / 2014-08-27
インドでキャバクラ始めました(笑)(2) (ワイドKC モーニング)
[a]
沼津 マリー / 講談社 / 2014-11-21
読了:「インドでキャバクラ始めました(笑)」「飯田橋のふたばちゃん」「夢子ちゃん」「超怪しい取材に逝ってきました。」「逢沢りく」
たそがれたかこ(3) (KCデラックス BE LOVE)
[a]
入江 喜和 / 講談社 / 2014-11-13
もともと入江喜和さんのファンであることを差し引いても、いま一番面白いと思う連載マンガのひとつ。胸が締め付けられます。。。
刻刻(8)<完> (モーニング KC)
[a]
堀尾 省太 / 講談社 / 2014-10-23
最終巻。知名度はあまり高くないけれど、非常にユニークで面白いサスペンスであった。おつかれさまでした。
おひとりさま出産 (集英社クリエイティブコミックス)
[a]
七尾 ゆず / 集英社 / 2014-10-24
40代を目前に、結婚抜きで妊娠・出産しようと決意した女性のエッセイマンガ。妊娠しちゃったから産もうという話ではなく、これから妊活するのである。巻号がついていないので、第二巻が出るかどうかは様子見なのだと思うが、これ、面白いです。
イムリ 16 (ビームコミックス)
[a]
三宅 乱丈 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-10-25
ばっどまん(1) (ニチブンコミックス)
[a]
玉井 雪雄 / 日本文芸社 / 2014-08-18
デンキ街の本屋さん 1―BOOKSうまのほね (MFコミックス フラッパーシリーズ)
[a]
水 あさと / KADOKAWA / 2014-05
幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい (IKKI COMIX)
[a]
黒谷 知也 / 小学館 / 2014-10-30
不思議な少年(9) (モーニング KC)
[a]
山下 和美 / 講談社 / 2014-10-23
めしばな刑事タチバナ 15 (トクマコミックス)
[a]
坂戸 佐兵衛 / 徳間書店 / 2014-10-31
読了:「めしばな刑事タチバナ」「たそがれたかこ」「おひとりさま出産」「不思議な少年」「刻刻」「幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい」「デンキ街の本屋さん」「ばっどまん」「イムリ」
あれよ星屑 2 (ビームコミックス)
[a]
山田 参助 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-10-25
中国戦線での兵たちの日々を描く。これは素晴らしい...
うきわ 2 (ビッグコミックス)
[a]
小学館 / 小学館 / 2014-07-11
不倫どころか、ただ声を聞くだけで胸が締め付けられるような恋をしてしまった男女の話。とても面白い漫画なのに、書店でなかなか見かけなくて入手に苦労した。
闇金ウシジマくん 32 (ビッグコミックス)
[a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2014-10-30
スティーブズ 1 (ビッグコミックス)
[a]
うめ,松永 肇一 / 小学館 / 2014-11-28
オールラウンダー廻(15) (イブニングKC)
[a]
遠藤 浩輝 / 講談社 / 2014-11-21
犬神姫にくちづけ 5巻 (ビームコミックス)
[a]
宮田 紘次 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-11-15
あたしンち 20巻
[a]
けら えいこ / KADOKAWA/メディアファクトリー / 2014-11-21
3月のライオン 10 (ジェッツコミックス)
[a]
羽海野チカ / 白泉社 / 2014-11-28
働かないふたり 3 (BUNCH COMICS)
[a]
吉田 覚 / 新潮社 / 2014-11-08
あさひなぐ 13 (ビッグコミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2014-10-30
読了:「オールラウンダー廻」「犬神姫にくちづけ」「あたしンち」「3月のライオン」「あれよ星屑」「働かないふたり」「あさひなぐ」「うきわ」「闇金ウシジマくん」「スティーブズ」
2014年10月27日 (月)
満月エンドロール(上) (イブニングKC)
[a]
野村 宗弘 / 講談社 / 2014-09-22
満月エンドロール(下) (イブニングKC)
[a]
野村 宗弘 / 講談社 / 2014-09-22
ここのところのベストワン。死を前にした男が妻と交わす対話を描く。辛い物語なのだけど、不思議な救いがある。
子供はわかってあげない(上) (モーニング KC)
[a]
田島 列島 / 講談社 / 2014-09-22
子供はわかってあげない(下) (モーニング KC)
[a]
田島 列島 / 講談社 / 2014-09-22
講談社の新人作家が、「これは趣味だ」と自分に言い聞かせ、自宅に閉じこもってすべてのネームを独力で描き上げた、という作品。爽やかで魅力的な青春記である。いやあ、マンガの才能ってあるんだなあ...
謎のあの店2 (Nemuki+コミックス)
[a]
松本英子 / 朝日新聞出版 / 2014-10-07
読了:「子供はわかってあげない」「満月エンドロール」「謎のあの店」
就職難!! ゾンビ取りガール(2) (モーニング KC)
[a]
福満 しげゆき / 講談社 / 2014-09-22
自虐的エッセイマンガで人気を博した著者の、最新のストーリーマンガ。ゾンビ捕獲会社で働く内向的な青年と、その後輩の娘を描くコメディ、なのだけれど、読めば読むほど一筋縄ではいかない。後輩の体型は時として画面のバランスを壊すくらいに異様に肉感的に描かれるし、主人公にも後輩にもいまだ名前が付けられていないし。通り魔と対峙している妹のもとに、その姉(これまた冗談のようにムチムチしている)が駆けつける場面で、姉が「チャリで来たよ!お姉ちゃんさーチャリで来たんだけど」と叫ぶのだが、前後の文脈に照らしてもよく意味がわからない。ちょっと悪夢めいたマンガである。
シャーリー 2巻 (ビームコミックス)
[a]
森薫 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-09-13
ヴィンランド・サガ(15) (アフタヌーンKC)
[a]
幸村 誠 / 講談社 / 2014-10-23
重版出来! 4 (ビッグコミックス)
[a]
松田 奈緒子 / 小学館 / 2014-09-30
シュトヘル 10 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
伊藤 悠 / 小学館 / 2014-09-30
星の案内人 1 (芳文社コミックス)
[a]
上村五十鈴 / 芳文社 / 2013-12-16
星の案内人 2 (芳文社コミックス)
[a]
上村五十鈴 / 芳文社 / 2014-08-16
雨柳堂夢咄 其ノ十五 (Nemuki+コミックス)
[a]
波津 彬子 / 朝日新聞出版 / 2014-10-07
喰う寝るふたり 住むふたり 4 (ゼノンコミックス)
[a]
日暮 キノコ / 徳間書店 / 2014-08-20
読了:「就職難!ゾンビ取りガール」「シャーリー」「重版出来!」「ヴィンランド・サガ」「シュトヘル」「星の案内人」「雨柳堂夢咄」「喰う寝るふたり住むふたり」
健康で文化的な最低限度の生活 1 (ビッグコミックス)
[a]
柏木 ハルコ / 小学館 / 2014-08-29
生活保護担当のケースワーカーを描く。枠組みはいかにも小学館的な情報マンガなのだけれど、面白い。
シュガーウォール 2 (リュウコミックス)
[a]
ninikumi / 徳間書店 / 2014-08-12
空也上人がいた (IKKI COMIX)
[a]
新井 英樹 / 小学館 / 2014-09-30
あとかたの街(2) (KCデラックス BE LOVE)
[a]
おざわ ゆき / 講談社 / 2014-10-10
れもん、よむもん!
[a]
はるな 檸檬 / 新潮社 / 2014-09-22
ZUCCA×ZUCA(10)<完> (KCデラックス モーニング)
[a]
はるな 檸檬 / 講談社 / 2014-08-22
いぬやしき(2) (イブニングKC)
[a]
奥 浩哉 / 講談社 / 2014-10-23
宝石の国(2) (アフタヌーンKC)
[a]
市川 春子 / 講談社 / 2014-01-23
読了:「シュガーウォール」「健康で文化的な最低限度の生活」「空也上人がいた」「あとかたの街」「れもん、よむもん!」「ZUCCAxZUCA」「いぬやしき」「宝石の国」
かごめかごめ (書籍扱いコミックス)
[a]
池辺 葵 / 秋田書店 / 2014-09-08
レジで値段にびっくりしちゃったんだけど、全編カラー。わざと紙が汚してあるという凝った造りである。
孤独のグルメ 【新装版】
[a]
久住 昌之 / 扶桑社 / 2008-04-22
94年から発表されている、非常に有名な連作なので、なんとなく内容は知っていたのだけれど... 次第に妙に哲学的な感慨を覚えますね。不思議なマンガだ。
インドでキャバクラ始めました(笑)(1) (ワイドKC モーニング)
[a]
沼津 マリー / 講談社 / 2014-09-22
甘々と稲妻(3) (アフタヌーンKC)
[a]
雨隠 ギド / 講談社 / 2014-09-05
イノサン 6 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
坂本 眞一 / 集英社 / 2014-09-19
34歳無職さん 5 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
[a]
いけだたかし / KADOKAWA/メディアファクトリー / 2014-09-23
それでも町は廻っている (13) (ヤングキングコミックス)
[a]
石黒 正数 / 少年画報社 / 2014-09-30
木曜日のフルット 4 (少年チャンピオン・コミックス)
[a]
石黒 正数 / 秋田書店 / 2014-09-08
読了:「インドでキャバクラ始めました(笑)」「かごめかごめ」「甘々と稲妻」「イノサン」「36歳無職さん」「孤独のグルメ」「木曜日のフルット」「それでも街は廻っている」
2014年9月 1日 (月)
現実逃避の一環として、最近読んだ本の記録を...
シュガーウォール 1 (リュウコミックス)
[a]
ninikumi / 徳間書店 / 2014-01-11
高校生が主人公の恋愛ホラー。新人作家らしく絵柄が不安定で、読んでいて落ち着かないんだけど、なんだか目が離せない。
春風のスネグラチカ (F COMICS)
[a]
沙村広明 / 太田出版 / 2014-07-10
銀の匙 Silver Spoon 12 (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2014-08-18
働かないふたり 2 (BUNCH COMICS)
[a]
吉田 覚 / 新潮社 / 2014-08-09
きのう何食べた?(9) (モーニング KC)
[a]
よしなが ふみ / 講談社 / 2014-08-22
山賊ダイアリー(5) (イブニングKC)
[a]
岡本 健太郎 / 講談社 / 2014-08-22
ワカコ酒 3 (ゼノンコミックス)
[a]
新久千映 / 徳間書店 / 2014-08-20
リメイク(2) (エデンコミックス) (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)
[a]
六多いくみ / マッグガーデン / 2013-12-14
リメイク 3 (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)
[a]
六多 いくみ / マッグガーデン / 2014-06-13
読了:「春風のスネグラチカ」「銀の匙」「働かない二人」「シュガーウォール」「きのう何食べた?」「山賊ダイアリー」「ワカコ酒」「リメイク」
2014年8月17日 (日)
ブラック・ジャック創作(秘)話~手塚治虫の仕事場から~ 5 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)
[a]
宮崎 克 / 秋田書店 / 2014-08-08
最終巻。最後のエピソードで、アシスタントの脳裏に手塚と手塚を巡る人々の熱い日々が蘇る場面、これはさすがに、ぐっときますね...
チェイサー 2 (ビッグコミックス)
[a]
コージィ 城倉 / 小学館 / 2014-07-30
昭和元禄落語心中(6) (KCx(ITAN))
[a]
雲田 はるこ / 講談社 / 2014-08-07
トラップホール 4 (Feelコミックス)
[a]
ねむようこ / 祥伝社 / 2014-08-08
こちらも最終巻。この連載、ヒロインは私にとってはもう全く共感できない女性で(こういう自分探しは大変迷惑である)、まぁそれはそれで感心して読んでいたのだけれど、ターゲットである女性読者の感想を聞いてみたいところだ。
読了: 「昭和元禄落語心中」「ブラック・ジャック創作秘話」「チェイサー」「トラップ・ホール」
2014年8月 5日 (火)
リメイク 1 (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)
[a]
六多 いくみ / マッグガーデン / 2013-04-13
派遣OLからデパートの美容部員に転職した25歳独身女性が主人公。版元はマッグガーデンだが、掲載誌はエンターブレインのwebマガジンであった模様(おそらく途中で打ち切り、移籍して再開したのだろう)。
いやー、なんというか、総体として女子力が高い人たちの話で、恐ろしいわ...
不器用な匠ちゃん 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
[a]
須河篤志 / KADOKAWA/メディアファクトリー / 2014-02-22
不器用な匠ちゃん 5 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
[a]
須河篤志 / KADOKAWA/メディアファクトリー / 2014-07-23
ええ年こいた社会人たちの初恋ラブコメディという面白い設定なのだが、上記の美容部員さんマンガと読み比べると、落差が凄まじい。このマンガ、女性からみてどうなんですかね。こんな初々しいヒロイン、やはり男性の妄想に近いのだろうか。
とも路
[a]
谷口 ジロー,荻原 美和子 / 双葉社 / 2014-08-02
世界的コミック作家、谷口ジローさんの久々の新作... なのだけど、どうも様子がおかしい。実在の女性の半世紀らしいのだが、なぜか少女時代の描写ばかりで話を終えてしまうし、有名な人のはずなのに誰だかさっぱりわからないし、主人公の人柄があまりに出来過ぎている。
最後まで読んでやっと得心した。発表媒体は真如苑という宗教団体の機関誌、主人公は教祖の奥さんなのだそうです。そういう仕事であったか。
めしばな刑事タチバナ 14 (トクマコミックス)
[a]
坂戸 佐兵衛 / 徳間書店 / 2014-07-31
ままごとは、ほんのむし。 (SPコミックス)
[a]
たからもも。 / リイド社 / 2014-07-25
ZUCCA×ZUCA(9) (KCデラックス モーニング)
[a]
はるな 檸檬 / 講談社 / 2014-07-23
あさひなぐ 12 (ビッグコミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2014-07-30
好きだけじゃ続かない (ビームコミックス)
[a]
松田洋子 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-05-24
BLUE GIANT 3 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
石塚 真一 / 小学館 / 2014-07-30
大ヒット作「岳」の作家の最新作、三巻目。このマンガで大変興味深いと思うのは、単行本で読んでいる限り、読者は主人公の高校生がやがて世界的なミュージシャンになるであろうという前提で物語を追うことになる、という点である。なぜそういう仕掛けにしてあるのだろう?
おそらく、このマンガが描こうとしているのはひとつのきわめて爽やかな青年の生き方であって(「岳」と同じだ)、余計な葛藤に注意を割かれたくないからではないかと思う。ハッピーな未来が見えていれば、物語全体が説話的な穏やかさに覆われる。もっとシニカルにいうと、主人公は受験も就職も一切考えず、ただプロのミュージシャンになることを信じ、自宅近所の川縁で日がな一日サックスを吹きつづけている高校三年生なわけで、もしこの子の将来が見えてないとしたら、ちょっと痛々しくて読んでられないかもしれない。
読了:「BLUE GIANT」「好きなだけじゃ続かない」「あさひなぐ」「ZUCCAxZUCA」「ままごとはほんのむし」「とも路」「めしばな刑事タチバナ」「不器用な匠ちゃん」「リメイク」
2014年7月28日 (月)
今月読んだマンガのつづき。
BLUE GIANT 1 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
石塚 真一 / 小学館 / 2013-11-29
BLUE GIANT 2 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
石塚 真一 / 小学館 / 2014-03-28
ジャズに青春を捧げる少年の話。なるほど、最初から成功を前提として描くのか...
Sunny 5 (IKKI COMIX)
[a]
松本 大洋 / 小学館 / 2014-05-30
Sunny 4 (IKKI COMIX)
[a]
松本 大洋 / 小学館 / 2013-10-30
鉄楽レトラ 5 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
[a]
佐原 ミズ / 小学館 / 2014-05-12
百鬼夜行抄 23巻 (Nemuki+コミックス)
[a]
今 市子 / 朝日新聞出版 / 2014-07-08
おひとり様物語(5) (ワイドKC Kiss)
[a]
谷川 史子 / 講談社 / 2014-05-13
夜とコンクリート
[a]
町田 洋 / 祥伝社 / 2014-02-03
リバースエッジ 大川端探偵社 (5) (ニチブンコミックス)
[a]
ひじかた 憂峰 / 日本文芸社 / 2014-07-04
プリニウス (1) (バンチコミックス45プレミアム)
[a]
ヤマザキマリ,とり・みき / 新潮社 / 2014-07-09
ドロヘドロ 19 (BIC COMICS IKKI)
[a]
林田 球 / 小学館 / 2014-06-30
正直なところストーリーは全く理解できなくなってしまっているのだが、この作家独特の奇想天外な絵柄が楽しくて読み続けている。見知らぬ遠い国の絵本を読んでいるような気分である。
読了:「鉄楽レトラ」「百鬼夜行抄」「おひとり様物語」「夜とコンクリート」「ドロヘドロ」「リバーズエッジ 大川端探偵社」「プリニウス」
最近読んだコミックス:
海街diary(うみまちダイアリー)6 四月になれば彼女は (フラワーコミックス)
[a]
吉田 秋生 / 小学館 / 2014-07-10
純粋な好き嫌いでいえば、これはものすごく嫌いなマンガなんだけど、良い作品であることは否めない。
千と万(2) (アクションコミックス(コミックハイ! ))
[a]
関谷 あさみ / 双葉社 / 2014-07-10
中学生の娘と父親の二人暮らしを描く日常コミック、なんだけど、可愛らしい少女の小狡く嫌らしい側面も描いていて、この作家さんは油断できないなあと思う。
ZUCCA×ZUCA(8) (KCデラックス モーニング)
[a]
はるな 檸檬 / 講談社 / 2014-06-23
いとへん (Feelコミックス)
[a]
宇仁田 ゆみ / 祥伝社 / 2014-05-08
87CLOCKERS 5 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
二ノ宮 知子 / 集英社 / 2014-06-10
とりぱん(16) (ワイドKC モーニング)
[a]
とりの なん子 / 講談社 / 2014-05-23
南国トムソーヤ 3 (BUNCH COMICS)
[a]
うめ / 新潮社 / 2014-07-09
アイアムアヒーロー 15 (ビッグコミックス)
[a]
花沢 健吾 / 小学館 / 2014-06-30
読了:「ZUCCAxZUCA」「海街diary」「いとへん」「87 Clockers」「とりぱん」「南国トムソーヤ」「アイアムアヒーロー」「千と万」
2014年7月 2日 (水)
最近読んだマンガの記録、つづき。
たそがれたかこ(2) (KCデラックス BE LOVE)
[a]
入江 喜和 / 講談社 / 2014-05-13
入江喜和さんが描く、たとえば下町の老婆、45歳社員食堂のパートの女、その無口な娘。凄まじいほどの存在感をもって迫ってきて、背筋が寒くなるほどだ。
この作家は平凡な女性の内的葛藤と解放を執拗に描き続けていて、それは私自身とはちょっと縁遠いテーマなのだけれど、それでも胸が締め付けられるような気がすることがある。「昭和の男」の主人公の妻が泣く場面とか、近作「おかめ日和」のいくつかのシーンとか。
続 数寄です! 1 (愛蔵版コミックス)
[a]
山下 和美 / 集英社 / 2014-06-25
田中雄一作品集 まちあわせ (KCデラックス アフタヌーン)
[a]
田中 雄一 / 講談社 / 2014-06-23
講談社アフタヌーン誌で時々掲載していたSF短編を集めたもの。この人、デビュー作以来、カブトムシの幼虫が巨大化したような異様な生物ばかりを描き続けている... どれもとても質の高い作品ばかりだが、さすがに食欲がちょっとなくなったぞ。
おにぎり通信 2 〜ダメママ日記〜 (愛蔵版コミックス)
[a]
二ノ宮 知子 / 集英社 / 2014-05-23
読了:「おにぎり通信」「まちあわせ」「続・数寄です!」「たそがれたかこ」
2014年7月 1日 (火)
僕だけがいない街 (4) (カドカワコミックス・エース)
[a]
三部 けい / KADOKAWA/角川書店 / 2014-06-02
イノサン 5 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
坂本 眞一 / 集英社 / 2014-06-19
働かないふたり 1 (BUNCH COMICS)
[a]
吉田 覚 / 新潮社 / 2014-05-09
ブラック・ラグーン 10 (サンデーGXコミックス)
[a]
広江 礼威 / 小学館 / 2014-05-19
人気ガン・アクション・シリーズ、久々の新刊。てっきり中断のまま終わっちゃったのかと思っていた。
ラブやん(20) (アフタヌーンKC)
[a]
田丸 浩史 / 講談社 / 2014-05-23
女子攻兵 5 (BUNCH COMICS)
[a]
松本 次郎 / 新潮社 / 2014-06-09
なぜかセーラーの女子高生の姿をした巨大ロボットが血みどろの闘いを繰り広げるのだけど... という、大変に独創的なマンガ。なんというか、毎度読むたびに途方に暮れてしまう。
あれよ星屑 1 (ビームコミックス)
[a]
山田参助 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-04-25
個性的ゲイ漫画家による一般誌連載。なるほど、評判になるわけだ...
道草日和 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
山川 直人 / 小学館 / 2014-04-30
夜の太鼓 (ビームコミックス)
[a]
山川直人 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-04-25
あとかたの街(1) (KCデラックス BE LOVE)
[a]
おざわ ゆき / 講談社 / 2014-06-13
読了:「僕だけがいない街」「イノサン」「働かないふたり」「ブラック・ラグーン」「ラブやん」「女子攻兵」「あれよ星屑」「道草日和」「夜の太鼓」「あとかたの街」
午前三時、遅い晩飯の素麺をうっかり一束多めに茹でてしまい、腹が張って寝られない。きっと私はいずれ成人病に捕まり、きっと辛い辛い経過の末に悲惨な死を遂げるのだ。悲しい。
仕方がないので、最近読んだマンガを記録しておく。
かばんとりどり (ゼノンコミックス)
[a]
ウラモトユウコ / 徳間書店 / 2014-05-20
満ちても欠けても(2)<完> (KCデラックス Kiss)
[a]
水谷 フーカ / 講談社 / 2014-05-13
ラジオ局を舞台にしたハートフルコメディ、完結巻。正直なところ一巻の段階では、どうかなあ、という印象だったんだけど、意外に洒落た内容であった。
そうそう、最近ときどき、カバーにバーコードがなく、シュリンクパックにバーコードシールを貼っているコミックスをみかける。これもそうだ。講談社は徐々にそういう形態のコミックスを増やしているらしい。
いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニング KC)
[a]
竜田 一人 / 講談社 / 2014-04-23
月影ベイベ 3 (フラワーコミックスアルファ)
[a]
小玉 ユキ / 小学館 / 2014-05-09
いぬやしき(1) (イブニングKC)
[a]
奥 浩哉 / 講談社 / 2014-05-23
娘の家出 1 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
志村 貴子 / 集英社 / 2014-05-09
闇金ウシジマくん 31 (ビッグコミックス)
[a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2014-05-14
聖☆おにいさん(10) (モーニング KC)
[a]
中村 光 / 講談社 / 2014-05-23
オールラウンダー廻(14) (イブニングKC)
[a]
遠藤 浩輝 / 講談社 / 2014-06-23
孤食ロボット 1 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
岩岡 ヒサエ / 集英社 / 2014-06-10
読了:「かばんとりどり」「満ちても欠けても」「いちえふ」「月影ベイベ」「娘の家出」「いぬやしき」「闇金ウシジマくん」「聖☆おにいさん」「オールラウンダー廻」「孤食ロボット」
2014年5月11日 (日)
たそがれたかこ(1) (KCデラックス BE LOVE)
[a]
入江 喜和 / 講談社 / 2014-04-11
お椀の味噌汁のアップに「あ」という声が重なる。カメラを引くと、ちゃぶ台の前で眼鏡の中年女が箸とお椀を手に眉をひそめていて、「シラガ...はいってる」横で気のよさそうな老女が、「んん?はいてるって?/モモシキ?/さすがに脱いだワ~/あ~っつくって~/たかちゃんは?まだはいてんの?芽が出ちゃうわヨ」「補聴器やってる?」 季節は夏、下町の木造アパート、45歳独身女性と老母の朝食の会話。なんて鮮やかなファーストシーンだろうか。
市井に生きる人々の哀歓を描いて右に出る人のいない寡作のベテラン作家・入江喜和さんの、これが最新作。私は95年の第二作「のんちゃんのり弁」以来のファンなので甘くなってしまうのかもしれないけれど、夜ふとんで静かに涙を流し、こっそり家を抜け出して隅田川のほとりで酒を呷る主人公たかこさんに、心をぎゅっと鷲掴みにされた。まだ一巻だけど、これは傑作になるに違いない。
受付の白雪さん(1) (アクションコミックス(月刊アクション))
[a]
吉沢 緑時 / 双葉社 / 2014-04-10
日の鳥
[a]
こうの 史代 / 日本文芸社 / 2014-04-25
イムリ 15 (ビームコミックス)
[a]
三宅乱丈 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-04-25
リューシカ・リューシカ(8) (ガンガンコミックスONLINE)
[a]
安倍 吉俊 / スクウェア・エニックス / 2014-04-22
僕らはみんな河合荘 1 (ヤングキングコミックス)
[a]
宮原 るり / 少年画報社 / 2011-05-30
僕らはみんな河合荘 2 (ヤングキングコミックス)
[a]
宮原 るり / 少年画報社 / 2012-01-30
僕らはみんな河合荘 3 (ヤングキングコミックス)
[a]
宮原 るり / 少年画報社 / 2012-08-30
僕らはみんな河合荘 4巻 (ヤングキングコミックス)
[a]
宮原 るり / 少年画報社 / 2013-05-30
僕らはみんな河合荘 5 (ヤングキングコミックス)
[a]
宮原 るり / 少年画報社 / 2014-03-26
高校生の主人公の下宿先には、個性豊かな同居人たちと、無口だけどかわいらしい先輩がいて... という、ティーン向けの恋愛コメディ。評判になっているので読んでみたら、なるほど、面白い。
一中年男性として意見を言わせて頂くと、もしこのような日々が、そうだなあ、一週間でも経験できたなら、きっとその人は若き日の思い出をするめのようにくっちゃくっちゃとかみしめて、その後の生涯を送ることになるだろうなあ、と思う。
読了:「たそがれたかこ」「僕らはみんな河合荘」「リューシカ・リューシカ」「イムリ」「日の鳥」「受付の白雪さん」
2014年4月 9日 (水)
よるくも 5 (IKKI COMIX)
[a]
漆原 ミチ / 小学館 / 2014-03-28
貧困と死に満ちた架空世界を描くファンタジー、完結巻。生の象徴としての食を執拗なまでに描く。エッジの効いた面白いマンガだった。
重版出来! 3 (ビッグコミックス)
[a]
松田 奈緒子 / 小学館 / 2014-03-28
めしばな刑事タチバナ13 (トクマコミックス)
[a]
坂戸佐兵衛,旅井とり / 徳間書店 / 2014-04-03
僕らはみんな河合荘 1 (ヤングキングコミックス)
[a]
宮原 るり / 少年画報社 / 2011-05-30
僕だけがいない街 (1) (カドカワコミックス・エース)
[a]
三部 けい / 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2013-01-25
あさひなぐ 11 (ビッグコミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2014-03-28
気恥ずかしくなるくらい正統的なスポーツマンガ。高校生の部活の話なんて、世界でもっともどうでもいい話題の一つだと思うんだけど、なぜか面白い。
読了:「あさひなぐ」「よるくも」「僕だけが居ない街」「僕らはみんな河合荘」「めしばな刑事タチバナ」「重版出来」
湯けむりスナイパーPART3 (2) (マンサンコミックス)
[a]
ひじかた 憂峰 / 実業之日本社 / 2012-04-20
湯けむりスナイパーPART3 (3) (マンサンコミックス)
[a]
ひじかた 憂峰 / 実業之日本社 / 2013-08-29
マンガ史上に残る優れた題名を持つ長期シリーズ。昨年の掲載誌休刊とともに完結していた。第三期の開始時点では、絵柄も筋も荒れているように思えて、どうなっちゃうのかと心配したのだが、無事に持ち直していて良かった。
それにしても、こうして読み返してみると、作画が素晴らしいんだなあ。メジャーな青年誌ではもうあまり見かけない、古い感じの絵柄だけど、とても美しい。
うちの妻ってどうでしょう?(6) (アクションコミックス)
[a]
福満 しげゆき / 双葉社 / 2014-02-28
リバースエッジ大川端探偵社 4 (ニチブンコミックス)
[a]
ひじかた 憂峰 / 日本文芸社 / 2012-09-28
ヒナまつり 6 (ビームコミックス)
[a]
大武政夫 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-03-03
さよならタマちゃん (イブニングKC)
[a]
武田 一義 / 講談社 / 2013-08-23
抗がん治療の闘病記。良いマンガであった。
読了:「うちの妻ってどうでしょう」「リバーズエッジ 大川端探偵社」「湯けむりスナイパー」「さよならタマちゃん」「ヒナまつり」
読んだ本が溜まっちゃったので、記録しておく。とりあえずコミックスのみ。
ちいさこべえ 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
望月 ミネタロウ / 小学館 / 2014-03-28
いまなぜ山本周五郎「ちいさこべ」をマンガ化しないといけないのだろうか、と不思議に思っていたが、ようやく納得。直接に震災が描かれているわけではないが、これは3.11以降の状況のなかで描かれたマンガなのだ。
もう体脂肪率なんて知らない (ビームコミックス)
[a]
三好 銀 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-02-24
独身OLのすべて(1) (KCデラックス モーニング)
[a]
まずりん / 講談社 / 2014-03-20
女子のてにをは 1 (ビッグコミックス)
[a]
るなツー / 小学館 / 2013-11-29
花咲さんの就活日記 3 (IKKI COMIX)
[a]
小野田 真央 / 小学館 / 2014-02-28
イノサン 4 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
坂本 眞一 / 集英社 / 2014-03-19
もやしもん(13)<完> (モーニング KC)
[a]
石川 雅之 / 講談社 / 2014-03-20
完結。お疲れ様でした。
読了:「女子のてにおは」「もう体脂肪計なんて知らない」「独身OLのすべて」「ちいさこべえ」「花崎さんの就活日記」「イノサン」「もやしもん」
2014年3月18日 (火)
百姓貴族 (3) (ウィングス・コミックス)
[a]
荒川 弘 / 新書館 / 2014-02-25
エイス(3)<完> (モーニング KC)
[a]
伊図 透 / 講談社 / 2014-02-21
デビュー作「ミツバチのキス」と同じく、せっかく広げた魅力的な風呂敷をきちんと畳まないまま終わってしまうのではないかと勝手に心配していたのだが、やっぱりそういう風になってしまった... ちょっと残念だなあ。
銀の匙 Silver Spoon 11 (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2014-03-05
闇金ウシジマくん 30 (ビッグコミックス)
[a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2014-02-28
甘々と稲妻(2) (アフタヌーンKC)
[a]
雨隠 ギド / 講談社 / 2014-03-07
暴力的にお腹が空いてくる。このマンガが嫌いだという人は少ないだろう。
千年万年りんごの子(3)<完> (KCx(ITAN))
[a]
田中 相 / 講談社 / 2014-03-07
読了:「百姓貴族」「エイス」「銀の匙」「闇金ウシジマくん」「甘々と稲妻」「千年万年りんごの子」
読了の本が溜まってしまったので、とりあえずコミックスについて記録しておく。
繕い裁つ人(5) (KCデラックス Kiss)
[a]
池辺 葵 / 講談社 / 2014-03-13
地味なマンガなんだけど、どんどん良くなってくるなあ。映画化するそうだ。
めめんと森 (フィールコミックス) (Feelコミックス)
[a]
ふみふみこ / 祥伝社 / 2013-12-07
死と向かい合う女を描いたシリアスなストーリーなんだけど、それよか、こういう虫も殺さないような女の子がいきなり男と寝ちゃうと。。。ヤラシイですねえ。
シュトヘル 9 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
伊藤 悠 / 小学館 / 2014-02-28
蜜の島(2) (モーニング KC)
[a]
小池 ノクト / 講談社 / 2014-02-21
アイアムアヒーロー 14 (ビッグコミックス)
[a]
花沢 健吾 / 小学館 / 2014-02-28
ゾンビ・パニックものの傑作。まさか、ゾンビたちに追い詰められながら、箱根湯本のかっぱ天国でお湯に浸かる事になるとは...
34歳無職さん 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
[a]
いけだたかし / KADOKAWA/メディアファクトリー / 2014-02-22
読了:「繕い裁つ人」「めめんと森」「シュトヘル」「蜜の島」「アイアムアヒーロー」「34歳無職さん」
2014年2月24日 (月)
ブッダ (第3巻) (潮ビジュアル文庫)
[a]
手塚 治虫 / 潮出版社 / 1992-12-01
ブッダ (第4巻) (潮ビジュアル文庫)
[a]
手塚 治虫 / 潮出版社 / 1992-12-01
めしばな刑事タチバナ12: ファミレス ナウ&ゼン (トクマコミックス)
[a]
坂戸佐兵衛,旅井とり / 徳間書店 / 2014-02-04
事件記者トトコ! 2巻 (ビームコミックス)
[a]
丸山薫 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-02-15
ヴィンランド・サガ(14) (アフタヌーンKC)
[a]
幸村 誠 / 講談社 / 2014-02-21
トラップホール 3 (Feelコミックス)
[a]
ねむようこ / 祥伝社 / 2014-02-08
面白いマンガではあるのだが、主人公の29歳女性が出会った男たちとくにゃくにゃと寝ちゃうのが、もういやでいやで... 読むにはかなりの忍耐が必要であった。
中国嫁日記(三)
[a]
井上 純一 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-02-14
おいピータン!!(14) (ワイドKC Kiss)
[a]
伊藤 理佐 / 講談社 / 2014-02-13
読了:「ブッダ」「めしばな刑事タチバナ」「ヴィンランド・サガ」「事件記者トトコ!」「トラップ・ホール」「中国嫁日記」「おいピータン!!」
2014年2月12日 (水)
最近読んだコミックス。
昭和元禄落語心中(5) (KCx(ITAN))
[a]
雲田 はるこ / 講談社 / 2014-02-07
昭和の名人と呼ばれる老落語家に調子の良い若者が弟子入りする、というエピソードから、一気に落語家の青春期の長い長い回想に飛んで... という構成。実に素晴らしい。題名の「落語心中」って、そういう意味だったのか。。。
文豪ストレイドッグス -1 (カドカワコミックス・エース)
[a]
春河35 / 角川書店 / 2013-04-03
文豪ストレイドッグス (2) (カドカワコミックス・エース)
[a]
春河35 / 角川書店 / 2013-08-02
B級アクションなんだけど、登場人物の名前がみな明治大正の文学者たちだというところが味噌である(主人公は「中島敦」、敵のボスは「芥川」)。各人が必殺技を持っていて、たとえば仲間の一人・ツンデレ美女の「与謝野晶子」が「君死に給う事勿れ」と唱えると、死にそうな奴も治癒しちゃうのである。くだらなくてステキ。
そういうことならば、「梶井基次郎」が出てきてあっちこっちにレモン型の時限爆弾を仕掛けたら面白かろう、などと考えていたら、2巻でホントに登場し、その役柄はレモン爆弾を投げつける殺人鬼であった。やれやれ。
チェイサー 1 (ビッグコミックス)
[a]
コージィ 城倉 / 小学館 / 2013-09-30
恩讐の彼方に
[a]
二階堂 正宏 / 新潮社 / 2013-12-19
おかあさんの扉3 三歳児デヴュー!! (オレンジページムック)
[a]
伊藤 理佐 / オレンジページ / 2014-02-01
読了:「おかあさんの扉」「文豪ストレイドッグス」「恩讐の彼方に」「昭和元禄落語心中」「チェイサー」
2014年1月27日 (月)
インド夫婦茶碗 (19) (ぶんか社コミックス)
[a]
流水 りんこ / ぶんか社 / 2014-01-10
長期連載のエッセイコミック。子育てネタからはもう卒業します、と前巻で宣言されていたような記憶があるんだけど、本巻ではいよいよ「インド夫婦茶碗 老い老い編」というタイトルになっている...
月影ベイベ 2 (フラワーコミックスアルファ)
[a]
小玉 ユキ / 小学館 / 2013-12-10
青春ですよ!青春! と机を叩いて苛立ちを発散しながら、無理矢理読み終えた。
2014年1月12日 (日)
乙嫁語り 6巻 (ビームコミックス)
[a]
森 薫 / KADOKAWA/エンターブレイン / 2014-01-14
ちょっとどうかしてるんじゃないか、というくらいに精密で美麗な絵柄。いまこの人のマンガを読まないのは損だとさえ思う...
銀の匙 Silver Spoon 10 (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2014-01-08
2014年1月 5日 (日)
2013年はほんとに本を読まない一年であった。記録を整理してはっきりしたのだが、記録のある2005年以来、最低の冊数である。もちろんたくさん読めばいいってものでもないだろうけど、悲しいことだ。今年はもうすこしまじめに本を読みたい。
ついでにいえば、最低だったのはコミックスを除いた読了書点数であって、いっぽうコミックスのほうは、2005年以来ぶっちぎりの最高記録であった(246冊)。うーん、これはいいことなのか、どうなのか... 日本が誇るマンガ文化は、残念ながらろうそくの火が消える寸前の最後の爛熟を迎えていると思うので、ここで読んでおかないのは損だ、という気もするし。
というわけで、年末年始に読んだマンガ。
花と落雷 1 (マーガレットコミックス)
[a]
渡辺 カナ / 集英社 / 2013-01-25
花と落雷 2 (マーガレットコミックス)
[a]
渡辺 カナ / 集英社 / 2013-05-24
集英社の新人、これが初単行本とのこと。ほんとですか。好みのタイプのマンガではないけれど、隙のない秀作であった。
とりぱん(15) (ワイドKC モーニング)
[a]
とりの なん子 / 講談社 / 2013-10-23
内なる仮面 (小学館文庫―イアラ短編シリーズ)
[a]
楳図 かずお / 小学館 / 2002-07
ZUCCA×ZUCA(6) (KCデラックス モーニング)
[a]
はるな 檸檬 / 講談社 / 2013-12-20
進撃の巨人(12) (講談社コミックス)
[a]
諫山 創 / 講談社 / 2013-12-09
漫喫漫玉日記 四コマ便 (ビームコミックス)
[a]
桜 玉吉 / エンターブレイン / 2013-12-24
大砲とスタンプ(3) (モーニング KC)
[a]
速水 螺旋人 / 講談社 / 2013-12-20
それでも町は廻っている 12 (ヤングキングコミックス)
[a]
石黒 正数 / 少年画報社 / 2013-12-26
暗殺教室 7 (ジャンプコミックス)
[a]
松井 優征 / 集英社 / 2013-12-27
ブッダ (第2巻) (潮ビジュアル文庫)
[a]
手塚 治虫 / 潮出版社 / 1992-12-01
ブッダ (第1巻) (潮ビジュアル文庫)
[a]
手塚 治虫 / 潮出版社 / 1992-12-01
ワカコ酒 2 (ゼノンコミックス)
[a]
新久千映 / 徳間書店 / 2013-12-20
読了:「ワカコ酒」「ブッダ」「暗殺教室」「それでも町は廻っている」「大砲とスタンプ」「進撃の巨人」「とりぱん」「内なる仮面」「ZUCCAxZUCA」「花と落雷」「漫喫漫玉日記 四コマ便」
2013年12月22日 (日)
どぶがわ (A.L.C.DX)
[a]
池辺葵 / 秋田書店 / 2013-11-15
小さな町の汚れた川のほとりでうたたねする老婆の夢と、その町のひとびとの暮らしを描く。参りました、文句なしの傑作。
漫喫漫玉日記 深夜便 (ビームコミックス)
[a]
桜玉吉 / エンターブレイン / 2013-11-25
熱心な固定ファンを抱えながらながく筆を断っていた桜玉吉さんであったが、3/11の経験を描いた短編マンガを皮切りに、断続的に読み切りを発表していた。だいたい雑誌掲載時に読んでいたんだけど、ついに単行本になったとなれば、これは買わざるを得ない...
深夜の牛丼屋での奇妙なサスペンスを描いた表題作、おかしくてたまらない。マンガ喫茶にほぼ定住する状態で描いておられた由。ご健康をお祈りします。
坂本ですが? 2 (ビームコミックス)
[a]
佐野 菜見 / エンターブレイン / 2013-11-15
あたしンち 19巻
[a]
けらえいこ / メディアファクトリー / 2013-11-07
刻刻(7) (モーニング KC)
[a]
堀尾 省太 / 講談社 / 2013-11-22
闇金ウシジマくん 29 (ビッグコミックス)
[a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2013-11-29
山賊ダイアリー(4) (イブニングKC)
[a]
岡本 健太郎 / 講談社 / 2013-11-22
OL進化論(35) (ワイドKC モーニング)
[a]
秋月 りす / 講談社 / 2013-11-22
連載も35巻目、すでにマンネリズムの姿をとって久しいが、その背後には冷徹な社会批評が変わらずに見え隠れしていて、やはりただならないマンガである。本巻でいえば、定年後バンドに興じる団塊世代が、「人生でいまが一番楽しいよ」「でもなあ/こんなの全然ロックじゃないよな」と呟くエピソードとか。
読了:「どぶがわ」「坂本ですが?」「あたしんち」「深夜便」「闇金ウシジマくん」「山賊ダイアリー」「OL進化論」
客観的にはたいしたことないのかもしれないけれど、主観的には到底終わらない量の仕事を抱えてしまい(もともと働くの向いてないのだ)、時計とディスプレイを交互に眺めて気が休まらないのだが... 計算が終わらないんだから仕方がない。この隙に先月からの既読本を記録しておこう。まずマンガから。
きのう何食べた?(8) (モーニング KC)
[a]
よしなが ふみ / 講談社 / 2013-12-03
中年男性の目から見てボーイズ・ラブ・コミックスがいかに恐るべき気色悪さに満ち満ちておるか、ということをマンガ読みの女性たちに熱く語り倒していたところ(私はいったい何をしているのか)、「じゃ『きのう何食べた?』は?」と問われてびっくり。このマンガはですね、たしかにゲイの2人暮らしを描いていますが、セクシャルな要素は全く、これっぽっちも出てこないのです。料理作りながら老後の話なんかしているのです。私共としましては、そういうのは大丈夫なんです。これがよしながふみ先生の怖いところなのです。
うきわ 1 (ビッグコミックス)
[a]
野村 宗弘 / 小学館 / 2013-11-29
「とろける鉄工所」の作家が、不倫一歩手前の男女の切ない感情をかなりシリアスに描く作品。面白い。小学館の無料webマンガサイトで連載されていたらしい。
あさひなぐ 10 (ビッグコミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2013-11-29
ホクサイと飯 (単行本コミックス)
[a]
鈴木 小波 / 角川書店 / 2013-10-22
めしばな刑事タチバナ 11 (トクマコミックス)
[a]
坂戸 佐兵衛 / 徳間書店 / 2013-11-30
イノサン 3 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
坂本 眞一 / 集英社 / 2013-12-19
読了:「ホクサイと飯」「めしばな刑事タチバナ」「イノサン」「うきわ」「きのう何食べた?」「あさひなぐ」
2013年11月11日 (月)
青春しょんぼりクラブ 1 (プリンセスコミックス)
[a]
アサダ ニッキ / 秋田書店 / 2011-07-15
青春しょんぼりクラブ 2 (プリンセスコミックス)
[a]
アサダ ニッキ / 秋田書店 / 2011-12-16
青春しょんぼりクラブ 3 (プリンセスコミックス)
[a]
アサダ ニッキ / 秋田書店 / 2012-05-16
青春しょんぼりクラブ 4 (プリンセスコミックス)
[a]
アサダ ニッキ / 秋田書店 / 2012-11-16
青春しょんぼりクラブ(5) (プリンセス・コミックス) (プリンセスコミックス)
[a]
アサダニッキ / 秋田書店 / 2013-04-16
青春しょんぼりクラブ 6 (プリンセスコミックス)
[a]
アサダ ニッキ / 秋田書店 / 2013-08-16
秋田書店「月刊プリンセス」連載、高校生たちのごくごくたわいない恋愛コメディ。ほんとうに深刻な葛藤や対立は登場せず、ごくごく平穏に日常が進むところが、なんというか、現代的なのかもしれない。
なにかの拍子でたまたま手に取ったら、脇役の委員長さんが可愛らしくて、ついつい読み進めてしまったのだけれど、既刊を読み終えて、俺こんなのも読めるようになったんだ、とびっくり。高校生の恋愛模様なんて焼却炉にくべてしまえばいいと思っているのだけれど。どんどん許容範囲が広くなるなあ。
とりあえず地球が滅びる前に 4 (フラワーコミックスアルファ)
[a]
ねむ ようこ / 小学館 / 2013-10-10
このマンガも、「県大会で優勝しないと人類滅亡」という極端な設定もの下、女子高生たちのごく平凡な青春を丁寧に描くという不思議な作品であった。4巻で終わるとはちょっと意外であった(さすがに設定が突拍子もなさ過ぎたのかしらん)。
銀の匙 Silver Spoon 8 (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2013-07-11
銀の匙 Silver Spoon 9 (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2013-10-18
言わずと知れた人気作品。農業高校の青春を描く。
この作品にしても、読者の年齢は結構高いのではないかと思う。こうしてみると、ストーリーマンガってのはやはり青春期を描くのに向いたメディアなのかなあ。
暗殺教室 6 (ジャンプコミックス)
[a]
松井 優征 / 集英社 / 2013-10-04
近年の週刊少年ジャンプの大ヒット作。
読了:「青春しょんぼりクラブ」「とりあえず地球が滅びる前に」「銀の匙」「暗殺教室」
大東京トイボックス (10) (バーズコミックス)
[a]
うめ / 幻冬舎 / 2013-09-24
大東京トイボックスSP (バーズコミックス)
[a]
うめ / 幻冬舎 / 2013-09-24
講談社モーニング誌での打ち切りにも負けず、幻冬舎に籍を移して続いた長期連載、ついにフィナーレ。連載開始時から強く心惹かれていたのだけれど、当初の比較的単純なストーリーが複線的な群像劇に変貌してどんどん面白くなっていくという、稀な成功作であった。
敗走記(1)関ヶ原~大阪「島津の退き口」を辿る (イブニングKC)
[a]
しま たけひと / 講談社 / 2013-09-20
食い詰めて転職寸前の売れない漫画家が、関ヶ原から大阪までの島津軍の敗走ルートに沿って道を延々と歩くというエッセイ風の描写に、島津軍の物語が重なる、という構成。現代のほうは一人称視点で、エッセイマンガとして描かれているはずなのに、ときどき主人公が知らないはずのエピソードが顔を出したりして、ちょっと混乱する。好みが分かれるんじゃないかと思う。
87CLOCKERS 4 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
二ノ宮 知子 / 集英社 / 2013-11-08
女子攻兵 4 (BUNCH COMICS)
[a]
松本 次郎 / 新潮社 / 2013-11-09
えーと、この世界では兵士たちがなぜか女子高生型の巨大兵器に搭乗し、日々狂気に侵されながら血みどろの消耗戦を戦っているのである。「地獄の黙示録」のような話になるのかと思いきや、本巻の後半からは主人公の、これまた救いのない過去の話になり... どう捉えたらわからないのだが、とにかく気になる奇妙な作品。
さよならソルシエ 2 (フラワーコミックスアルファ)
[a]
穂積 / 小学館 / 2013-11-08
評判になったデビュー作「式の前日」もそうだったんだけど、きっとお好きな人にはもうたまらないだろうと思う。でも、私は、ちょっと... 男はイケメンに生まれると心まで美しくなるのかしらん、なんて思ってしまう。
読了:「大東京トイボックス」「敗走記」「87Clockers」「女子攻兵」「さよならソルシエ」
エニデヴィ1 (ビームコミックス)
[a]
白浜鴎 / エンターブレイン / 2013-06-15
百鬼夜行抄 22 (Nemuki+コミックス)
[a]
今 市子 / 朝日新聞出版 / 2013-10-08
純潔のマリア (3) (アフタヌーン)
[a]
石川 雅之 / 講談社 / 2013-10-07
百年戦争後のフランスを舞台に、きわめて人間臭い魔女たちが活躍する面白い作品、完結巻。著者はとても魅力的な漫画家だけど、顔の描き分けはあまり上手くなくて、だから2巻の段階で筋がわからなくなってしまっていた。今回1巻から読み返して、なるほどこういう話だったか、と感心。
戦乱の悲惨を止めることから身近な幸せの追求へと関心を移した主人公の選択は、この物語としてはハッピーエンドなのだけれど、どこか苦く重い印象を残す。
東京喰種トーキョーグール 9 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
石田 スイ / 集英社 / 2013-10-18
社会の闇に潜む食人鬼たちを、食人鬼たちの側から描いた作品。究極的に社会から排除される運命にあるマイノリティの物語として、興味深く読んでいたのだけれど、どうやら少年誌的なアクションに進んでいくようだ。
3月のライオン 9 (ジェッツコミックス)
[a]
羽海野 チカ / 白泉社 / 2013-09-27
現代日本のマンガを代表する傑作。いや、もう、すごいです...
イムリ 14 (ビームコミックス)
[a]
三宅乱丈 / エンターブレイン / 2013-09-26
読了:「エニデヴィ」「3月のライオン」「純潔のマリア」「百鬼夜行抄」「東京喰種」「イムリ」
めしばな刑事タチバナ 10 (トクマコミックス)
[a]
坂戸 佐兵衛 / 徳間書店 / 2013-09-30
鋼鉄奇士シュヴァリオン 2 (ビームコミックス)
[a]
嵐田佐和子 / エンターブレイン / 2013-10-15
ゴレンジャー風の正義の戦隊が、無事悪の組織を倒して解散し、おのおの市民生活に戻ったんだけど、アカレンジャーに相当するリーダー格の青年だけは変身がとけず、定職も持てず金もなく... というコメディ。設定はすごく面白いと思うんだけど...
ジゼル・アラン 4 (ビームコミックス)
[a]
笠井スイ / エンターブレイン / 2013-10-15
失踪日記2 アル中病棟
[a]
吾妻ひでお / イースト・プレス / 2013-10-06
大変な評判を呼んだ「失踪日記」のそのあとを描く体験記。最後に大ゴマになるところで、これがプロか、と息を呑んだ。
重版出来! 2 (ビッグコミックス)
[a]
松田 奈緒子 / 小学館 / 2013-09-30
ちいさこべえ 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
望月 ミネタロウ / 小学館 / 2013-09-30
山本周五郎「ちいさこべ」の漫画化、二巻目。ついつい原作を読み直してしまった。
読了:「めしばな刑事タチバナ」「鋼鉄奇士シュバリオン」「ジゼル・アラン」「アル中病棟」「重版出来」「ちいさこべ」
未読の本も既読の本も窓際に山積みになっているので、少しは整理すべく、まず既読コミックスの記録から。
毎日かあさん10 わんこギャル編
[a]
西原 理恵子 / 毎日新聞社 / 2013-10-11
鴨の水かき 1巻 (ビームコミックス)
[a]
空木哲生 / エンターブレイン / 2013-10-15
弱小デザイン事務所の汗と涙をコミカルに描く、って... こういうマンガ、すごく多いなあ。これはこれで面白いけど、なぜわざわざ独自性を出すのが難しいテーマを選ぶんだろうか。
大奥 10 (ジェッツコミックス)
[a]
よしながふみ / 白泉社 / 2013-10-28
この作品の世界では、田沼意次は女、平賀源内も女。実在の人物の性別を変えている分、没入するのが難しくなりそうだが、なぜかまったく気にならない。これが物語の強度というものであろうか。
アイアムアヒーロー 13 (ビッグコミックス)
[a]
花沢 健吾 / 小学館 / 2013-10-30
ギャグにもほどがある (ビームコミックス)
[a]
上野顕太郎 / エンターブレイン / 2013-10-25
蜜の島(1) (モーニング KC)
[a]
小池 ノクト / 講談社 / 2013-08-23
敗戦直後の離島を舞台にしたサスペンス。その時代らしさを演出するのは難しいのだろうと思うけど、キャラクターがなんだかやたらに現代的。そもそもそういうことはあんまり気にしていないのかもしれない。いずれにしろ、面白いのかどうか、まだよくわからない。。。
読了:「毎日かあさん」「鴨の水かき」「大奥」「アイアムアヒーロー」「ギャグにもほどがある」「蜜の島」
2013年9月24日 (火)
ラブやん(19) (アフタヌーンKC)
[a]
田丸 浩史 / 講談社 / 2013-09-20
このマンガが19巻まで続くとは...。連載初期の異常な言語感覚はなりを潜めてしまっているのだけれど、うまいこと安定飛行するポイントのようなものを、どこかで手に入れたのだろうと思う。実際、読むとほっとするもんね、主人公のニート青年がまだ働いてないので。
リューシカ・リューシカ (7) (ガンガンコミックスONLINE)
[a]
安倍 吉俊 / スクウェア・エニックス / 2013-09-21
オールラウンダー廻(12) (イブニングKC)
[a]
遠藤 浩輝 / 講談社 / 2013-09-20
この巻では、登場人物たちがそろって東北ボランティアツアーに参加するのだが、旅館での夜の乱痴気騒ぎとセクシャルなギャグが執拗に描かれる。この辺、バランスをとるためだろうか、それとも一種の照れのようなものだろうか。
イノサン 1 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
坂本 眞一 / 集英社 / 2013-06-19
イノサン 2 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
坂本 眞一 / 集英社 / 2013-09-19
フランス革命前後を舞台にした歴史マンガ。のちの公娼デュ・バリー夫人が、このマンガでは修道院の田舎くさいメガネ娘として描かれている。それでふと気になったのだけれど、日常使いのメガネってのはいつごろから普及したんだろうか。
補助隊モズクス 2 (ビームコミックス)
[a]
高田築 / エンターブレイン / 2013-09-14
スプラッタ・サスペンス。1巻と変わらず、不思議に面白い。なぜ面白いのか、いまいち整理できないのだけど...
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(3) (ガンガンコミックスONLINE)
[a]
谷川 ニコ / スクウェア・エニックス / 2012-12-22
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (4) (ガンガンコミックスONLINE)
[a]
谷川 ニコ / スクウェア・エニックス / 2013-06-22
最近読んだマンガのなかでは一番の大当たり。ラノベ風の長い題名だが、端的にいってしまえば、対人恐怖症の女の子の話である。
読了:「ラブやん」「リューシカ・リューシカ」「オールラウンダー廻」「イノサン」「補助隊モズクス」「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」
富士山さんは思春期(2) (アクションコミックス)
[a]
オジロ マコト / 双葉社 / 2013-08-28
中学生のうぶな初恋を、丁寧な日常描写のなかで描く。面白いマンガだけど、寝転がって読んでいると、いい年のおっさんがこんなマンガ読んでにやけていていいのだろうか、と思っちゃいますね、ちょっと。
亜人(1) (アフタヌーンKC)
[a]
桜井 画門 / 講談社 / 2013-03-07
亜人(2) (アフタヌーンKC)
[a]
桜井 画門 / 講談社 / 2013-06-07
甘々と稲妻(1) (アフタヌーンKC)
[a]
雨隠 ギド / 講談社 / 2013-09-06
妻を亡くして幼い子どもと二人暮らしの高校教師と、その教え子の女子高生との交流を描く料理マンガ。ベタベタな設定でためらったのだけど、案外面白い。教師と女子高生のあいだにちょっと距離感があるのが面白いのかもしれない。あんまり大っぴらに話していると周囲に誤解されるというので、開いた窓越しに背中合わせで話す場面、風情があって良い。
予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
筒井 哲也 / 集英社 / 2013-09-10
犯人視点の犯罪サスペンス。やはりこういう、いかにも日本的な、湿った結末になってしまうのだなあ...
土星マンション 1 (IKKI COMIX)
[a]
岩岡 ヒサエ / 小学館 / 2006-10-30
かなり前に評判になった作品。なるほど、面白い。
読了:「土星マンション」「予告犯」「甘々と稲妻」「亜人」「富士山さんは思春期」
たいしたこともしていないのに、なぜこんなに忙しいような気がするのか... そのわりに、なぜこんなにマンガばかり読んでいるのか...
I【アイ】 3 (IKKI COMIX)
[a]
いがらし みきお / 小学館 / 2013-08-30
mon*mon (Fx COMICS)
[a]
シモダアサミ / 太田出版 / 2013-08-07
都市部のアラサーの生活を描いたオムニバス作品、登場人物がやたらにセックスばかりするので不思議に思いながら読んでいたら、マンガ・エロティクスFでの連載作品であった。まあその点を別にしたら、いかにもありそうなマンガで... うーむ、こういうの、どうなんだろう。ニーズがあるということなのだろうか。
機械仕掛けの愛 1 (ビッグ コミックス)
[a]
業田 良家 / 小学館 / 2012-07-30
機械仕掛けの愛 2 (ビッグコミックス)
[a]
業田 良家 / 小学館 / 2013-07-30
エバタのロック 1 (ビッグコミックス)
[a]
室井 大資 / 小学館 / 2013-01-30
ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~4 (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)
[a]
宮崎 克(原作):吉本浩二(漫画) / 秋田書店 / 2013-09-06
不器用な匠ちゃん 3 (フラッパーコミックス)
[a]
須河 篤志 / メディアファクトリー / 2013-08-23
帯にうたわれているとおり、「読むと趣味友が欲しくなる社会人青春ストーリー」。意外に面白い。著者は平凡な女性を平凡なまま可愛らしく描くのがとてもうまい人で、これはマンガの徳のひとつだと思う。
読了:「アイ」「mon*mon」「機械仕掛けの愛」「エバタのロック」「ブラック・ジャック創作秘話」「不器用な匠ちゃん」
2013年8月26日 (月)
とりあえず地球が滅びる前に 3 (フラワーコミックスアルファ)
[a]
ねむ ようこ / 小学館 / 2013-02-08
高校の弱小女子バスケット部が負けたら地球は滅亡、そのためイケメンの神様がコーチに来ている。という極端な設定の下、思春期の日常を細かく描く。面白い。
スティーブ・ジョブズ(1) (KCデラックス Kiss)
[a]
ヤマザキ マリ / 講談社 / 2013-08-12
ジョブズの公式評伝のマンガ化。うまくいえないのだけれど、コマ割が日本のマンガのそれと少し異なるような気がする(著者のこれまでのマンガと比べても)。最初から翻訳出版を意図しているからだろうか。
グッドアフタヌーン・ティータイム 下巻 (ビームコミックス)
[a]
新居美智代 / エンターブレイン / 2013-08-12
進撃の巨人(11) (講談社コミックス)
[a]
諫山 創 / 講談社 / 2013-08-09
読了:「スティーブ・ジョブズ」「グッドアフタヌーン・ティータイム」「進撃の巨人」「とりあえず地球が滅びる前に」
2013年8月25日 (日)
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(1) (ガンガンコミックスONLINE)
[a]
谷川 ニコ / スクウェア・エニックス / 2012-01-21
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(2) (ガンガンコミックスONLINE)
[a]
谷川 ニコ / スクウェア・エニックス / 2012-05-22
昨年あたりから人気があるマンガだと思うのだが、まったく眼中になかった。このたびふと手に取ってみて、あまりの面白さにびっくり。不覚であった。
ものすごく端的にいってしまえば、対人恐怖症というか、いまはSADってんですかね、そういう女子高生を主人公にしたギャグマンガ。その意味では「喪女っ子」などと呼んでいる場合ではないのだが、単純に診断名をラベリングすることと、クラスに一人くらいはいそうなちょっと変わった女の子の物語として共感的に捉えることと、どちらが良いことなのか、一概にいえないと思う。
ヒロインのピント外れな悪戦苦闘が、もうかわいらしくて仕方ないんだけど、これは笑いと共感を可能にする仕組みが注意深く設計されているからだと思う。第一に、暖かい家族関係や中学生時代の親友が存在すること。第二に、これは彼女にとって思春期限定のトラブルで、10年後にはちょっぴり挙動不審だけど魅力的な女性に成長しているんじゃないか、というふうに読めるところ。うーん、現実には、どうなんですかね。
それにしても、廊下で教師に「あっ、あっ、さ、さよなら...、ふふ、へへへ...」と呟いた直後に、「やったー!! 普通にものすごく自然に人と会話できたー/コンビニでアイス買って帰るー!!」って... わかるわかる。涙が出そうだ。
いつかティファニーで朝食を 3 (BUNCH COMICS)
[a]
マキ ヒロチ / 新潮社 / 2013-08-09
テラフォーマーズ 6 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
橘 賢一 / 集英社 / 2013-08-19
聖☆おにいさん(9) (モーニング KC)
[a]
中村 光 / 講談社 / 2013-08-23
読了:「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」「いつかティファニーで朝食を」「テラフォーマーズ」「聖☆おにいさん」
2013年8月12日 (月)
人生うまくいかないことばかりなので、せめて机周りを整理するために、読んだ本を記録しておく。
海月と私(1) (アフタヌーンKC)
[a]
麻生 みこと / 講談社 / 2013-08-07
人里離れた民宿に、謎めいた美人の有能な仲居さんがやってきて... という、臆面もないファンタジー。
Sunny 2 (IKKI COMIX)
[a]
松本 大洋 / 小学館 / 2012-02-29
Sunny 3 (IKKI COMIX)
[a]
松本 大洋 / 小学館 / 2013-01-30
完成度が高すぎて気が抜けないので、途中で放り出していた本。ようやく読了。
サルヴァトール (ShoPro Books)
[a]
ニコラ・ド・クレシー / 小学館集英社プロダクション / 2012-06-15
これはずいぶん前に読んで、記録するのを忘れていた。ナンセンスなおかしさに溢れたバンド・デシネ。
読了:「海月と私」「銀のニーナ」「Sunny」「サルヴァトール」
2013年8月 5日 (月)
ミリオンジョー(1) (モーニング KC)
[a]
市丸 いろは / 講談社 / 2013-07-23
あさひなぐ 9 (ビッグコミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2013-07-30
深夜食堂 11 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
小学館 / 小学館 / 2013-07-30
富士山さんは思春期(1) (アクションコミックス)
[a]
オジロ マコト / 双葉社 / 2013-05-28
団地ともお 22 (ビッグコミックス)
[a]
小田 扉 / 小学館 / 2013-07-30
月影ベイベ 1 (フラワーコミックスアルファ)
[a]
小玉 ユキ / 小学館 / 2013-06-10
読了:「ミリオンジョー」「あさひなぐ」「深夜食堂」「団地ともお」「富士山さんは思春期」「月影ベイベ」
鉄楽レトラ 4 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
[a]
佐原 ミズ / 小学館 / 2013-07-12
繕い裁つ人(4) (KCデラックス Kiss)
[a]
池辺 葵 / 講談社 / 2013-07-12
よるくも 4 (IKKI COMIX)
[a]
漆原 ミチ / 小学館 / 2013-07-30
犬神姫にくちづけ 3巻 (ビームコミックス)
[a]
宮田紘次 / エンターブレイン / 2013-07-13
シュトヘル 8 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
伊藤 悠 / 小学館 / 2013-07-30
読了:「鉄楽レトラ」「繕い裁つ人」「よるくも」「犬神様にくちづけ」「シュトヘル」
2013年7月29日 (月)
ぼおるぺん古事記 三: 海の巻
[a]
こうの 史代 / 平凡社 / 2013-02-26
発売日に買ったのだけれど、一ページ一ページゆっくり読みたかったので、本棚に眠ったままになっていた。この週末で読了。古事記の世界を魅力的な線画で描く、ちょっと息苦しくなるような傑作である。
東京喰種トーキョーグール 8 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
石田 スイ / 集英社 / 2013-07-19
鉄楽レトラ 2 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
[a]
佐原 ミズ / 小学館 / 2012-04-12
鉄楽レトラ 3 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
[a]
佐原 ミズ / 小学館 / 2012-11-12
恋スル古事記
[a]
近藤 ようこ / 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2012-10-26
こうの史代さんの作品とはちがうけれど、これはこれで味わい深い。
絶品! らーめん娘(2) (ヤンマガKCスペシャル)
[a]
友木 一良 / 講談社 / 2012-05-07
青年がラーメン屋に行くと裸エプロンの娘たちがいて... という設定のギャグマンガ。徹底的に、どうしようもなく、死ぬほどくだらない。おそらくは綿密な計算の上でのことだろう。これもまた、マンガの一つの形だ。。。
読了:「ぼおるぺん古事記」「鉄楽レトラ」「東京喰種」「絶品!ラーメン娘」「恋する古事記」
宝石の国(1) (アフタヌーンKC)
[a]
市川 春子 / 講談社 / 2013-07-23
身体と無機物が融合するイメージを執拗に描くアーティスティックな新人マンガ家による、はじめての長編。構図が凝りすぎていて、スッと読めないことが多いのだけれど(高野文子さんに似ている)、とても面白い。
ヴィンランド・サガ(13) (アフタヌーンKC)
[a]
幸村 誠 / 講談社 / 2013-07-23
なりひらばし電器商店(2) (イブニングKC)
[a]
岩岡 ヒサエ / 講談社 / 2013-07-23
アシ妻物語(1) (エデンコミックス)
[a]
岡本 ジュリー / マッグガーデン / 2013-07-13
教えてっ!真夢子おね~さん
[a]
田中 圭一 / サイゾー / 2013-02-26
「サイゾー」で連載していたという情報ギャグ漫画。例によって、手塚キャラのヒロインがとてつもなくお下劣な振る舞いに及ぶのだけれど、手塚眞 (手塚治虫の長男) をゲストに迎える回だけはヒロインがむやみに上品になる、というところで笑ってしまった。
読了:「ヴィンランド・サーガ」「宝石の国」「アシ妻物語」「なりひらばし電気商店」「教えて!真夢子おねーさん」
2013年7月24日 (水)
いつかティファニーで朝食を 2 (BUNCH COMICS)
[a]
マキ ヒロチ / 新潮社 / 2013-03-09
実在する外食店での朝食を紹介しながら、アラサーの女性たちの生活を描くマンガ。この作品についてとにかく不思議に思うのは、いったい誰が想定読者なのか、ということだ。。。
ちゃんと描いてますからっ! 4 (リュウコミックス)
[a]
星里 もちる / 徳間書店 / 2013-06-13
著者お得意のライト・コメディ、完結巻。
グッドアフタヌーン・ティータイム 上巻 (ビームコミックス)
[a]
新居美智代 / エンターブレイン / 2013-07-13
エンターブレインの新人マンガ家らしい。いまのところ、森薫さんのエピゴーネンとしか思えないのだけれど。。。絵柄が似ている点で損をしているのではないかと思う。
南国トムソーヤ 2 (BUNCH COMICS)
[a]
うめ / 新潮社 / 2013-07-09
アノネ、(下)巻 (書籍扱いコミックス)
[a]
今日マチ子 / 秋田書店 / 2013-07-16
読了:「いつかティファニーで朝食を」「ちゃんと描いてますから!」「グッド・アフタヌーン・ティータイム」「南国トムソーヤ」「アノネ、」
2013年7月18日 (木)
おかめ日和(17)<完> (KCデラックス BE LOVE)
[a]
入江 喜和 / 講談社 / 2013-07-12
7年半の長期連載、ついに完結。派手な話題にはならない作品だが、良いマンガであった。おつかれさまでした。
この最終巻では、はじめての出産を迎えるまでの若い二人の日々が描かれるのだけれど、これに平行して、元気だった父親が徐々に死に近づいていく様子が、頁は少ないけれど冷徹に描写される。この作者はこういうところが怖い。
重版出来! 1 (ビッグコミックス)
[a]
松田 奈緒子 / 小学館 / 2013-03-29
れんげヌードルライフ (バンブーコミックス)
[a]
小坂 俊史 / 竹書房 / 2013-06-17
銀のニーナ(1) (アクションコミックス)
[a]
イトカツ / 双葉社 / 2012-10-27
しろくまカフェ くるみ味! (フラワーコミックススペシャル)
[a]
ヒガ アロハ / 小学館 / 2013-07-10
読了:「重版出来」「れんげヌードルライフ」「銀のニーナ」「おかめ日和」「しろくまカフェ」
トラップホール 2 (Feelコミックス)
[a]
ねむ ようこ / 祥伝社 / 2013-07-08
29歳独身女性を主人公にしたコミカルな恋愛ドラマ。祥伝社フィールヤング連載。
個人的な意見を言わせて頂くならば、主人公ハル子はほんっとに嫌な奴である。そこそこ美しく、人当たりが良くて妙に勘が良くて、しかし信念というものがなく、くにゃくにゃと男と寝てしまう。本質的に筋道というものがない。もしこういう女が身近にいたら、と想像するだけで腹が立ってくる。物語中に、主人公を嫌って不倫相手の妻に告げ口する不細工な女が出てくるが、私は断然彼女の味方である。ああいうハタ迷惑な女たちを片っ端から拘束し、若さをすっかり失うまで離れ小島の強制収容所に閉じ込めておくことはできないものか。
と思う一方で、あのハル子たち... 20代に何度か目にした、あのハル子的な娘たちにも、彼女たちなりの涙があり悲しみがあったのだな、という奇妙な感慨がある。結局のところ、私には青春期がもたらす哀歓のうちある部分のみに耽溺し、ほかの部分を理解することがなかった。これからも、本当のところは理解できないだろう。いまこうしてマンガを読みながら、皆さんいろいろ大変だったんだろうな、と、ちょっと寂しいような、でもちょっとホッとするような、そういう不思議な思いにとらわれるのである。
くらすはこ (ヤングジャンプコミックス)
[a]
ねむ ようこ / 集英社 / 2013-07-08
銀の匙 Silver Spoon 8 (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2013-07-11
木曜日のフルット 3 (少年チャンピオン・コミックス)
[a]
石黒 正数 / 秋田書店 / 2013-07-08
暗殺教室 5 (ジャンプコミックス)
[a]
松井 優征 / 集英社 / 2013-07-04
飯田橋のふたばちゃん(1) (アクションコミックス)
[a]
横山 了一 / 双葉社 / 2013-06-28
擬人化萌えマンガは多々あるが、本作はマンガ出版社を擬人化した4コマ。主人公は飯田橋の双葉ちゃん、困ったときにも神風を待つ楽天家(「双葉社には神風が吹く」を踏まえている)。友達はスポ根少女の講談ちゃん、束縛の強い集英ちゃん、ヤンキーの秋田ちゃん、その妹の「常に体張ってる」いちごちゃん(秋田書店は萌え系漫画誌も出していて、成年マークがついていないせいもあって規制論者に目をつけられやすい)、プリントを受け取って友達に渡すだけでなぜかそのプリントの枚数が減っている小学ちゃん(もちろん原稿紛失訴訟を指している)、勢力を拡大しようとする角川ちゃん、生き別れの妹たちがいるスクエミちゃん(スクエア・エニックスのコミック部門はかつて分裂騒動があった)、などなど...
半分くらいしか理解できないんだけど、それでも何カ所も爆笑した箇所があった。講談ちゃんが手下の銀杏ちゃんを置いて自分だけタクシーで去っていく場面、涙が出ました(神保町の編プロ・銀杏社のことであろう)。私にわかるだけでも、これだけ面白いネタが揃っているとは。他の業種ではちょっと考えにくい。出版にはそれだけの歴史の蓄積があるということだなあ、と感心した。
読了:「トラップホール」「銀の匙」「木曜日のフルット」「くらすはこ」「飯田橋のふたばちゃん」「暗殺教室」
2013年7月 8日 (月)
鬱ごはん(1) (ヤングチャンピオン烈コミックス)
[a]
施川ユウキ / 秋田書店 / 2013-04-19
安アパートで鬱々とした日々を送る自意識過剰な青年を主人公にした、いわばアンチ・グルメマンガ。
最近読んだ中で一番の大ヒット。声に出して笑った場面が何カ所もあった。誰もにお勧めできるマンガではないけれど、私は好きだ、としかいいようがない。なんというか、私自身の気持ちをここまで代弁してくれるマンガも珍しい。
雨の日のマクドナルドで、トレイを捧げ持った姿勢で濡れた階段を上がり損ねてよろけ、コーラを倒してポテトがぐしょぐしょになってしまう。その瞬間にも、彼はすれ違う同年代のアベックにその姿を見られまいとし、そのせいで余計に悲惨な目に遭ってしまう。そうした状況に陥る心情が、理解できない人もきっと多いだろう。でも私にはわかる。もしかすると、それが理解できるのは作者と私だけかもしれない。そう思わせるだけの力があるマンガである。
第一話「豚焼肉定食」では、松屋を思わせるファスト・フード店での食事が実にまずそうに描かれ、最後に主人公は呟く。「いつか死ぬその日まで/飯を食べ続けなくてはいけないと思うと/少しうんざりした」 そう、その気持ちはよくわかる。そもそも本質的に、彼は食事という行為そのものがあまり好きでないのである。にもかかわらず、彼は年越しカップそばの具材を探してコンビニに行くし、ひとりでおそるおそる焼き肉屋に入るし、アルミホイルでつくった小鍋で揚げ物を作ろうとする。要するに、彼は果てしなくヒマなのであり、そのヒマな日常を彼はどこかでこっそりと楽しんでいる。そこが可笑しい。
ゼクレアトル~神マンガ戦記~ 3 (裏少年サンデーコミックス)
[a]
/ 小学館 / 2013-06-18
あわひめ先生の教イク的指導♥ (ぶんか社コミックス)
[a]
田中 圭一 / ぶんか社 / 2013-07-05
闇金ウシジマくん 28 (ビッグコミックス)
[a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2013-06-28
読了:「鬱ごはん」「ゼクレアトル」「闇金ウシジマくん」「あわひめ先生の教イク的指導」
2013年7月 1日 (月)
テルマエ・ロマエVI (ビームコミックス)
[a]
ヤマザキマリ / エンターブレイン / 2013-06-25
先日たまたま一緒にエレベータに乗った見知らぬ30代男性二人が、最近ビデオで観た映画について話していた。「テルマエ・ロマエ、観ましたよ。超つまんねえ」「だろ? 俺も5分で寝たよ」 へええ、と感銘を受けた。前にファストフード店で「ニュー・シネマ・パラダイスっていう映画みたんだけど、全然意味がわかんない。なんか最後は男の人が古い映画みて笑ってんの、もうわけわかんなかった。時間返せって感じ」と真剣に語っている女子高生をみかけたとき以来の感銘である。世の中にはほんとにいろんな人がいるのだ。
というわけで、誰も予想しなかったであろう一大ヒット作となった本作の最終巻も、人によってはごくつまらないと感じられるであろう。でも私は大好きです。ご都合主義はこのように極めなければならないのだ。
アイアムアヒーロー 12 (ビッグコミックス)
[a]
花沢 健吾 / 小学館 / 2013-06-28
ゾンビの出現により崩壊した社会のなかでかろうじて生き続ける若者たちを描いた、とても面白いマンガ。2回読み直した。
でも、やっぱりなんらかの形でこうして「超人的な力」のようなものを導入しないと、マンガは成立しないのだろうか... ちょっと残念な気もする。
ドロヘドロ 18 (BIC COMICS IKKI)
[a]
林田 球 / 小学館 / 2013-06-28
東京喰種 7 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
石田 スイ / 集英社 / 2013-04-19
読了:「東京喰種」「ドロヘドロ」「アイアムアヒーロー」「テルマエ・ロマエ」
2013年6月26日 (水)
とろける鉄工所(10) <完> (イブニングKC)
[a]
野村 宗弘 / 講談社 / 2013-06-21
ごく気の抜けたコメディの形をとりながら、鉄工所で働く人々の苦労と誇りを描き、著者の出世作となった傑作。ついに最終巻、お疲れ様でした。
分校の人たち(1) (Fx COMICS)
[a]
山本直樹 / 太田出版 / 2013-06-20
エロマンガの巨匠・山本直樹さんは、現在連合赤軍事件を描いてエロシーンがほぼ出てこない問題作「レッド」を連載中なのだが、いっぽうでこんなドエロ作品も描いていたのであった。過疎地域の中学生がただひたすらにエッチしまくる。今後どう展開するんだろうか。
34歳無職さん 3 (フラッパーコミックス)
[a]
いけだたかし / メディアファクトリー / 2013-06-22
風童 ーかぜわらしー (ビッグコミックススペシャル)
[a]
花輪 和一 / 小学館 / 2013-05-30
みずほ草紙 1 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
花輪 和一 / 小学館 / 2013-05-30
読了:「みずほ草子」「風童」「34歳無職さん」「とろける鉄工所」「分校の人たち」
2013年6月19日 (水)
昭和元禄落語心中(4) (KCx(ITAN))
[a]
雲田 はるこ / 講談社 / 2013-06-07
4巻目にして、これ、とても面白い。男同士の友情の、深まりすぎて煮詰まる感じが涙を誘う。
さよならソルシエ 1 (フラワーコミックスアルファ)
[a]
穂積 / 小学館 / 2013-05-10
初の短編集が評判になった人の新作。ゴッホと弟のテオの物語。二人とも、なんかすっごいイケメンに...
千と万(1) (アクションコミックス(コミックハイ! ))
[a]
関谷 あさみ / 双葉社 / 2013-06-12
著者は成人マンガの人気作家だと思う。父と娘の二人暮らしの、なんでもない日常を描いた作品。面白い。実力は領域を問わないのだろう。
バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)
[a]
施川 ユウキ / 一迅社 / 2013-04-19
ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)
[a]
新久 千映 / 徳間書店 / 2013-05-20
俺はもっと本気出してないだけ (IKKI COMIX)
[a]
青野 春秋 / 小学館 / 2013-05-30
東京喰種 5 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
石田 スイ / 集英社 / 2012-12-19
東京喰種 6 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
石田 スイ / 集英社 / 2013-01-18
読了:「昭和元禄落語心中」「東京喰種」「俺はもっと本気出してないだけ」「ワカコ酒」「バーナード嬢いわく」「さよならソルシエ」「千と万」
2013年6月14日 (金)
チェーザレ 破壊の創造者 特別編 二人の巨匠
[a]
惣領冬実 / TBSサービス / 2013-06-07
歴史コミックの傑作「チェーザレ」の番外編だというので、いそいそと買ってしまった。ダ・ヴィンチとミケランジェロの実現しなかった対決を描いた作品。面白かったんだけど、40pで952円...。美術展にあわせた企画らしい。
東京喰種 1―トーキョーグール (ヤングジャンプコミックス)
[a]
石田 スイ / 集英社 / 2012-02-17
東京喰種 2―トーキョーグール (ヤングジャンプコミックス)
[a]
石田 スイ / 集英社 / 2012-03-19
東京喰種 3―トーキョーグール (ヤングジャンプコミックス)
[a]
石田 スイ / 集英社 / 2012-06-19
東京喰種 4 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
石田 スイ / 集英社 / 2012-09-19
都会に潜む食人鬼たちを、食人鬼の立場から描くホラーサスペンス。彼らだっていろいろ大変なのである。意外に面白い。ヤングジャンプ連載だそうだ。
すみれファンファーレ 3 (IKKI COMIX)
[a]
松島 直子 / 小学館 / 2013-05-30
暗殺教室 4 (ジャンプコミックス)
[a]
松井 優征 / 集英社 / 2013-05-02
おにぎり通信 ~ダメママ日記~ 1 (愛蔵版コミックス)
[a]
二ノ宮 知子 / 集英社 / 2013-05-10
読了:「二人の巨匠」「東京喰種」「すみれファンファーレ」「暗殺教室」「おにぎり通信」
2013年6月 4日 (火)
こんなことしている場合じゃないんだけど (夜明けまであと3時間半)、計算が終わらないので... 5月に読んだマンガの残り。
エイス (1)
[a]
伊図 透 / 講談社 / 2013-05-23
エイス (2)
[a]
伊図 透 / 講談社 / 2013-05-23
著者は双葉社で「ミツバチのキス」「おんさのひびき」を書いていた人。その後講談社で描いていたとは知らなかった。モーニング・ツー連載だそうだ。
旧作はどちらもとても魅力的だったのだけど、全体の構成が奇妙というか、壮大な風呂敷が畳まれずに終わるというか、そういう危うさがあった(そこがよいのだ、という見方もあろうが)。本作もまさにそんな感じで、なぜか舞台が途中で日本からベネズエラに飛んでしまう。大丈夫なんだろうか、とちょっとどきどき。
テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
貴家 悠 / 集英社 / 2012-04-19
テラフォーマーズ 2 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
貴家 悠 / 集英社 / 2012-08-17
テラフォーマーズ 3 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
貴家 悠 / 集英社 / 2012-11-19
テラフォーマーズ 4 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
貴家 悠 / 集英社 / 2013-02-19
テラフォーマーズ 5 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
橘 賢一 / 集英社 / 2013-05-17
話題になっているようなので読んでみた。人の姿をしたゴキブリと戦う話。ヤングジャンプ連載。
いろいろ瑕疵はあっても、とにかく一点だけ光り輝く部分があれば、それだけでマンガはとても面白くなるし、実際にこのように売れるのである。素晴らしいことだ。このマンガでいえば、ドラマ部分の子供っぽさは個人的にちょっと耐えられないのだが、とにかくゴキブリ人間の造形が実に良い。だって、身長2mくらいあるゴキブリのおっさんがですよ、凄いスピードで走ってきたりするんですよ、二足歩行で。これは怖い。
とりぱん(14) (ワイドKC モーニング)
[a]
とりの なん子 / 講談社 / 2013-03-22
アノネ、(上)
[a]
今日マチ子 / 秋田書店 / 2012-12-14
なんといっても、「アンネの日記」とユダヤ人虐殺を題材にした、かなり読み手を選びそうなこのマンガが、レディコミ誌「エレガンス・イブ」に載っているというのがすごい。嫁と姑が殴り合う格闘アクションコメディ「嫁姑の拳」もこの雑誌だった。尖ってるなあ。。。
おうちがいちばん(7) (バンブーコミックス)
[a]
秋月 りす / 竹書房 / 2013-04-27
女と猫は呼ばない時にやってくる (ジュールコミックス)
[a]
小池田 マヤ / 双葉社 / 2012-05-17
老いた鷲でも若い鳥より優れている (ジュールコミックス)
[a]
小池田 マヤ / 双葉社 / 2013-04-17
料理マンガの要素を取り入れている分だけ救いがあるけど、相変わらず業の深ーいマンガ。ちょっとついていけない...
数寄です! 3―女漫画家東京都内に数寄屋を建てる
[a]
山下 和美 / 集英社 / 2013-02-25
猫なんかよんでもこない。その2 (コンペイトウ書房)
[a]
杉作 / 実業之日本社 / 2013-03-14
読了:「テラフォーマーズ」「エイス」「とりぱん」「猫なんか呼んでもこない」「数寄です!」「老いた鷲でも若い鳥より優れている」「女と猫は呼ばないときにやってくる」「おうちがいちばん」「アノネ、」
2013年5月31日 (金)
女子攻兵 02 (BUNCH COMICS)
[a]
松本 次郎 / 新潮社 / 2012-07-09
女子攻兵 03 (BUNCH COMICS)
[a]
松本 次郎 / 新潮社 / 2013-04-09
舞台は近未来、兵士たちは巨大ロボットに搭乗して血みどろの戦いを繰り広げているのだけれど、その巨大ロボットはなぜか女子高生の姿をしていて、兵士たちはやがて静かに狂っていく... という、大変奇妙な設定のマンガ。どうやら「地獄の黙示録」のような話になるようだ。
ひきだしにテラリウム
[a]
九井諒子 / イースト・プレス / 2013-03-16
ファンタジックなショートショート集。とても面白い。。。
リューシカ・リューシカ(6) (ガンガンコミックスONLINE)
[a]
安倍 吉俊 / スクウェア・エニックス / 2013-04-22
幼児の視点から日常世界を描くコメディ。これはこれで良いマンガだと思うのだけれど、傑作「よつばと!」とどうしても比較されてしまうだろう。運が悪いなあ。
銀の匙 Silver Spoon(7) (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2013-04-18
ストレニュアス・ライフ (ビームコミックス)
[a]
丸山 薫 / エンターブレイン / 2011-06-15
病室で念仏を唱えないでください 1 (ビッグコミックス)
[a]
こやす 珠世 / 小学館 / 2013-04-30
こういう種類のマンガをなんと呼べばいいのかしらん。。。心温まるヒューマンドラマ、兼、専門分野の知識が詰め込まれた情報マンガ。要するに、いかにも小学館「ビッグコミック」に載っていそうなマンガであった。こういう作品を安定的に産み出していくノウハウがあるんだろうなあ。それはそれで凄いことだ。
読了:「女子攻兵」「ひきだしにテラリウム」「リューシカ・リューシカ」「銀の匙」「ストレニュアス・ライフ」「病室で念仏を唱えないでください」
オールラウンダー廻(11) (イブニングKC)
[a]
遠藤 浩輝 / 講談社 / 2013-05-23
いわゆる超人は出てこない、地味な格闘技マンガなのだけれど、不思議に面白い。良いマンガだなあ。
ラブやん(17) (アフタヌーンKC)
[a]
田丸 浩史 / 講談社 / 2012-07-23
花咲さんの就活日記 2 (IKKI COMIX)
[a]
小野田 真央 / 小学館 / 2013-04-30
カブのイサキ(6)<完> (アフタヌーンKC)
[a]
芦奈野 ひとし / 講談社 / 2013-01-23
雑誌連載で読んでいたのだけれど、結末がよく理解できなかった。単行本で読んだらわかるのかな、と思っていたのだが、やはりわからなかった。どういういきさつだったのだろうか。あれこれ深読みする楽しみ方もあるのかもしれないけれど。。。
ZUCCA×ZUCA(5) (KCデラックス モーニング)
[a]
はるな 檸檬 / 講談社 / 2013-04-23
犬神姫にくちづけ 2巻 (ビームコミックス)
[a]
宮田紘次 / エンターブレイン / 2013-04-15
千年万年りんごの子(2) (KCx(ITAN))
[a]
田中 相 / 講談社 / 2013-05-07
87CLOCKERS 3 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
二ノ宮 知子 / 集英社 / 2013-05-10
読了:「カブのイサキ」「オールラウンダー廻」「花咲さんの就活日記」「ラブやん」「犬神姫にくちづけ」「千年万年りんごの子」「87 CLOCKERS」
2013年4月17日 (水)
もやしもん(12) (イブニングKC)
[a]
石川 雅之 / 講談社 / 2013-04-05
進撃の巨人(10) (講談社コミックス)
[a]
諫山 創 / 講談社 / 2013-04-09
リバーシブルマン 2 (ニチブンコミックス)
[a]
ナカタニD. / 日本文芸社 / 2013-03-18
おかめ日和(16) (KCデラックス BE LOVE)
[a]
入江 喜和 / 講談社 / 2013-03-13
40代女性がターゲットの掲載誌(講談社「BE LOVE」)のなかでも、おそらくは有数の味噌臭さであろう日常コメディ。次巻がいよいよ最終巻になる由。お疲れ様でした。。。
OL進化論(34) (ワイドKC モーニング)
[a]
秋月 りす / 講談社 / 2013-03-22
読了:「OL進化論」「おかめ日和」「リバーシブルマン」「進撃の巨人」「もやしもん」
団地ともお 21 (ビッグコミックス)
[a]
小田 扉 / 小学館 / 2013-01-30
イムリ 13 (ビームコミックス)
[a]
三宅乱丈 / エンターブレイン / 2013-03-25
ゼクレアトル~神マンガ戦記~ 2 (裏少年サンデーコミックス)
[a]
/ 小学館 / 2013-03-18
刻刻(6) (モーニング KC)
[a]
堀尾 省太 / 講談社 / 2013-03-22
チェーザレ 破壊の創造者(10) (KCデラックス モーニング)
[a]
惣領 冬実 / 講談社 / 2013-03-22
ルネサンス期のイタリアと、チェーザレ・ボルジアの若き日々を描く作品。不定期連載なので、いつ中断してしまうかと、気が気でない。
山賊ダイアリー(3) (イブニングKC)
[a]
岡本 健太郎 / 講談社 / 2013-03-22
読了:「団地ともお」「チェーザレ」「刻々」「ゼクレアトル」「イムリ」「山賊ダイアリー」
毎日バタバタとしていて、本も思うように読めない。。。
ブラック・ジャック創作(秘)話~手塚治虫の仕事場から~ 3 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)
[a]
宮崎 克 / 秋田書店 / 2013-04-08
評判の連載、三巻目。いつもながら面白い。死の床の手塚治虫が、やせこけた顔で微笑む場面、これは反則だよ。。。
喰う寝るふたり 住むふたり 1(ゼノンコミックス)
[a]
日暮 キノコ / 徳間書店 / 2012-11-20
めしばな刑事タチバナ 9 [ラーメン・サバイバー] (トクマコミックス)
[a]
坂戸 佐兵衛 / 徳間書店 / 2013-04-02
レッド(7) (KCデラックス イブニング )
[a]
山本 直樹 / 講談社 / 2013-03-22
あさひなぐ 8 (ビッグコミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2013-03-29
ちいさこべえ 1 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
望月 ミネタロウ,山本 周五郎 / 小学館 / 2013-03-29
「ドラゴンヘッド」の人気漫画家の新作は、意外にも山本周五郎の漫画化。原作の中編小説「ちいさこべ」(1957年発表)は、同時期の傑作群と比べるとちょっと格が落ちる作品だと思うのだが、そういう隙のある小説のほうが、きっと翻案しやすいのだろう。
読了:「ちいさこべえ」「あさひなぐ」「めしばな刑事タチバナ」「レッド」「喰う寝るふたり住むふたり」「ブラックジャック創作秘話」
2013年3月18日 (月)
よつばと! 12 (電撃コミックス)
[a]
あずま きよひこ / アスキー・メディアワークス / 2013-03-09
現代マンガを代表する傑作の最新刊。いやあ、物事のディティールって大事なんだなあ、と感銘する次第である。
百合男子 1 我思う、ゆえに百合あり。 (IDコミックス 百合姫コミックス)
[a]
倉田 嘘 / 一迅社 / 2011-08-18
過剰なまでの百合マニア (つまり女性の同性愛的恋愛のマニア) であるイケメン高校生の葛藤を描くコメディ。同級生の美少女が手を取り合って歩くのを尾行しつつ、ああ俺はこの世界にはいてはならない存在なのだ、とむやみに苦悩したりして、なかなか面白い。
暗殺教室 3 (ジャンプコミックス)
[a]
松井 優征 / 集英社 / 2013-03-04
事件記者トトコ! 1巻 (ビームコミックス)
[a]
丸山 薫 / エンターブレイン / 2013-02-15
補助隊モズクス 1 (ビームコミックス)
[a]
高田 築 / エンターブレイン / 2013-01-15
一言でいうとスプラッタSFなんだけど、これ、ヘンに面白いなあ。二回読み直したが、どこが良いのか、いまいちつかめない。。。
神は細部に宿るのよ(3) (ワイドKC Kiss)
[a]
久世 番子 / 講談社 / 2013-03-13
女性のファッションを題材にしたコミック・エッセイ。女の人の話なので、よくわからない部分もあるんだけど、毎回考え抜かれた比喩やギャグが盛り込まれていて、感心させられる。
泣き虫チエ子さん 2
[a]
益田 ミリ / 集英社 / 2013-02-25
読了:「よつばと!」「暗殺教室」「事件記者トトコ!」「百合男子」「補助隊モズクス」「神は細部に宿るのよ」「泣き虫チエコさん」
2013年3月 6日 (水)
やれやれ、読み終えたマンガの山をようやく整理できる...
暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)
[a]
松井 優征 / 集英社 / 2012-11-02
暗殺教室 2 (ジャンプコミックス)
[a]
松井 優征 / 集英社 / 2012-12-28
週刊少年ジャンプ連載。最近ふと手にして、奇妙な引っ掛かりを覚えたマンガ。
冒頭シーンはこうだ。中学校の教室。教壇には、両腕があるべき場所から長い触手を伸ばした、とても人間とは思えない姿をした担任教師が、にやにやと不気味な笑みを浮かべている。「起立」の声とともに、教室の生徒全員が教師に銃を向け、「礼」の声とともに一斉に発砲する。しかしこの教師は目にもとまらぬ速さですべての銃弾から身をかわす。この謎の担任教師こそは人類の最悪の敵、あらゆる国の軍隊が倒そうと試みて果たせなかった最強の宇宙人であり、教室の生徒たちは、なぜか教職に執着するこの怪物を抹殺せよと日本政府から命じられた幼き殺し屋たちであり、従ってこの物語の舞台は文字通り「暗殺教室」なのである。
アウト・ローの教師を中心にした学園ストーリーはマンガのひとつの定番だと思う。私でさえ、いくつかのタイトルを即座に挙げることができる。このマンガはその系譜につながるもので、2巻まで読んでみた印象を一言でいえば、これは変形された「金八先生」だ。担任である宇宙人は世界中の政府に命を狙われつつ、疎外された生徒たちをその超自然的な能力でそっと支える。結局のところこの宇宙人は「僕たちの型破りな先生」であり、生徒ひとりひとりに全人的に寄り添う教師という、夢のイメージをなぞっている。
逆にいえば、教育システムに対する不信のなかで、金八先生は屈折に屈折を重ね、ついには宇宙人にならざるを得なかった、ということではないかと思う。うーむ、2013年に至っても、学校はいまだ金八先生を必要とするのか。そのような歪んだ理想像こそが、初等中等教育をめぐるあれこれを息苦しくさせているのではないかと思うのだが。
すーちゃんの恋
[a]
益田 ミリ / 幻冬舎 / 2012-11-09
まんが親 2―実録!漫画家夫婦の子育て愉快絵図 (ビッグコミックススペシャル)
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吉田 戦車 / 小学館 / 2013-02-15
イかれポンチ
[a]
田中 圭一 / ベストセラーズ / 2013-02-16
トラップホール 1 (Feelコミックス)
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ねむ ようこ / 祥伝社 / 2013-02-08
読了:「暗殺教室」「すーちゃんの恋」「トラップ・ホール」「まんが親」「イかれポンチ」
あっちもこっちも―星里もちる短編集 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
星里 もちる / 小学館 / 2013-01-30
ちゃんと描いてますからっ! 3 (リュウコミックス)
[a]
星里 もちる / 徳間書店 / 2013-01-12
ハルコの晴れの日 (2) (まんがタイムコミックス)
[a]
星里 もちる / 芳文社 / 2012-12-07
著者は軽いコメディを得意とするベテラン漫画家。新刊が同時期に立て続けに出版された。前から不思議なんだけど、異なる出版社間でのこういう日程調整、どうやって行っているのだろうか。
それでも町は廻っている 11 (ヤングキングコミックス)
[a]
石黒 正数 / 少年画報社 / 2013-02-28
ブラック・ジャック創作(秘)話~手塚治虫の仕事場から~ 2 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)
[a]
吉本 浩二 / 秋田書店 / 2013-01-08
大砲とスタンプ(1) (モーニング KC)
[a]
速水 螺旋人 / 講談社 / 2011-12-22
大砲とスタンプ(2) (モーニング KC)
[a]
速水 螺旋人 / 講談社 / 2012-12-21
めしばな刑事タチバナ 8 [ああ激辛ブーム] (トクマコミックス)
[a]
坂戸 佐兵衛 / 徳間書店 / 2013-02-05
読了:「それでも町は廻っている」「ブラック・ジャック創作秘話」「大砲とスタンプ」「あっちもこっちも」「ちゃんと描いてますから!」「ハルコの晴れの日」「めしばな刑事タチバナ」
先月あたりから、読んだきりメモしてない本が貯まってしまっている。とりあえずマンガだけ、新旧ごっちゃのまま記録しておく。
アイアムアヒーロー 11 (ビッグコミックス)
[a]
花沢 健吾 / 小学館 / 2013-02-28
就職難!! ゾンビ取りガール(1) (モーニング KC)
[a]
福満 しげゆき / 講談社 / 2013-02-22
講談社モーニング誌に連載されていた、「ゾンビ回収会社」を舞台にしたコメディ。福満しげゆきさんの作品だから、もちろん主人公は自意識過剰の気弱な青年である。
同僚の娘たちの肉感的な身体が、物語上の必然性を無視した大ゴマで描かれるあたり、単なる読者サービスというより、なんだか主人公の歪んだ認知を反映しているようで、かすかな不安を呼ぶ。やっぱり一筋縄ではいかないマンガである。
ラブやん(18) (アフタヌーンKC)
[a]
田丸 浩史 / 講談社 / 2013-02-22
闇金ウシジマくん 27 (ビッグコミックス)
[a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2013-02-28
夜の須田課長 (リュウコミックス)
[a]
クマザワ ミキコ / 徳間書店 / 2012-12-13
世界の果てでも漫画描き 3(チベット編)
[a]
ヤマザキ マリ / 集英社クリエイティブ / 2013-02-25
ニッケルオデオン「緑」 (IKKI COMIX)
[a]
道満 晴明 / 小学館 / 2013-02-20
ニッケルオデオン 赤 (IKKI COMIX)
[a]
道満 晴明 / 小学館 / 2012-01-30
不器用な匠ちゃん 2 (フラッパーコミックス)
[a]
須河 篤志 / メディアファクトリー / 2013-02-23
奇妙な趣味が縁で集まった平凡な男女が織りなす、ささやかな「社会人青春ラブコメ」。なかなか面白い。
読了:「就職難!! ゾンビ取りガール」「アイアムアヒーロー」「ラブやん」「闇金ウシジマくん」「夜の須田課長」「世界の果てでも漫画描き」「不器用な匠ちゃん」
2013年2月 9日 (土)
最近読んで、記録してなかったマンガのなかから:
ぢべたぐらし あひるの生活 〔春夏編〕
[a]
マツダユカ / リブレ出版 / 2012-06-20
【Amazon.co.jp限定】 ぢべたぐらし あひるの生活 〔秋冬編〕 イラストカード付き
[a]
マツダ ユカ / リブレ出版 / 2012-11-20
鳥を擬人化したコメディ。すでに「とりぱん」という大ヒット先行作があるが、これはこれで面白い。
戦争と一人の女
[a]
坂口 安吾,近藤 ようこ / 青林工藝舎 / 2012-12-10
坂口安吾のいくつかの短編のマンガ化。女の人は怖い...
銀の匙 6―Silver Spoon (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2013-01-18
予告犯 2 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
筒井 哲也 / 集英社 / 2012-12-10
乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)
[a]
森 薫 / エンターブレイン / 2013-01-15
ヒナまつり 4 (ビームコミックス)
[a]
大武政夫 / エンターブレイン / 2012-12-15
読了:「ぢべたぐらし」「戦争と一人の女」「乙嫁語り」「銀の匙」「予告犯」「ヒナまつり」
2013年2月 8日 (金)
読んだきりメモしてない本が溜まってしまっているんだけど、とりあえず手元にある本から...
うちの妻ってどうでしょう?(5) (アクションコミックス)
[a]
福満 しげゆき / 双葉社 / 2012-12-27
福満しげゆきのほのぼのゲームエッセイマンガ (ファミ通クリアコミックス)
[a]
福満しげゆき / エンターブレイン / 2012-12-27
前者は著者の代表作ともいうべきコミック・エッセイ。可笑しくて仕方がない。あまりに面白いので、ついつい後者のような、よく考えてみたら買わなくても良いマンガも、ついでに買っちゃったりして...
青沼さん、BL漫画家をこっそりめざす。
[a]
青沼貴子 / イースト・プレス / 2013-01-18
青沼貴子さんは20年ほど前に「ママはぽよぽよザウルスがお好き」で大ブレイクした人だ。いまでこそ育児エッセイマンガは巷に溢れているけれど,「ママぽよ」はその先鞭をつけたとても魅力的なマンガで,私は本屋で掲載誌「プチタンファン」を必死に立ち読みしたものである。
このキラータイトルを得てから,このマンガ家は子育てマンガを描き続けているけど,私が読んだ範囲の印象でいえば,後続の作品は正直なところ,マンガとしての魅力を少しずつ失っていったと思う。郵便局かなにかの広告イラストで「ママぽよ」そっくりのキャラクターを描いているのをみかけて,ああこの人はこうやってかつての財産で食べていくんだなあ,と思っていた。
意外にもこの作品は,子育てというテーマから離れ,「マンガ家生活30年のベテランがBLコミックに初挑戦し,素人のふりをして出版社に持ち込む」という実録エッセイ。とはいえ家族には内緒であって,高校生の息子が仕事部屋に入ってこようとすると,あわててどぎつい資料を隠したり... 実に面白い。あの青沼貴子が帰ってきた,という感じだ。
芳文社「まんがホーム」連載(作中で最初に原稿を持ち込む出版社も芳文社であろう)。残念ながら一巻分で終了。もったいない,もっと続ければいいのに。
ママはテンパリスト 1
[a]
東村 アキコ / 集英社 / 2008-10
2008年刊、育児マンガのヒット作。さすがに面白い。
おかあさんの扉2 (オレンジページムック)
[a]
伊藤 理佐 / オレンジページ / 2013-02-01
こちらは現役の育児マンガ。「オレンジページ」連載。
インド夫婦茶碗 (18) (ぶんか社コミックス)
[a]
流水 りんこ / ぶんか社 / 2013-01-10
こちらももともとは育児マンガだったのだが、歳月を経て、なんだか知り合いのおうちの季節のお便りという感じになってきた。お子さんも大きくなったので、子育てのネタは本巻をもって打ち切りにするそうだ。これからは高齢者マンガとなっていくのかしらん...
読了:「うちの妻ってどうでしょう」「福満しげゆきのほのぼのゲームエッセイマンガ」「青沼さん、BL漫画家をこっそりめざす」「おかあさんの扉」「インド夫婦茶碗」
2013年1月 7日 (月)
年が明けてから読んだマンガ:
相羽奈美の犬(全) (ビームコミックス)
[a]
松田洋子 / エンターブレイン / 2012-12-24
引きこもり無職,家族に捨てられ飢え死にを待っている青年が,近所の美しい女子高生のストーキングに唯一の生き甲斐を見いだしている。その娘の危機を目撃し,思わず駆けだしたところで車にはねられ,謎の精霊の力によって白い犬に変貌する。さらに彼は不思議な力を持っており,彼が噛みついた人はもれなく犬になってしまう。
というわけで,彼は娘のそばに寄り添い,彼女に害を為そうとする多種多様な悪人どもに片っ端から噛みついて,犬へと変えていくのだけれど,悪人たちにとってもそれが一種の救済となっているところが面白い。彼らもまた,それぞれに苦しみに満ちた人生を送っているのである。
2008年~2009年に発表された作品の再刊だそうだ。本筋から離れたブラック・ジョーク満載のデビュー作「薫の秘話」と,最近の傑作「ママゴト」の,ちょうど中間に位置する感じ。とても面白かった。
猟犬探偵 1 セント・メリーのリボン (グランドジャンプ愛蔵版)
[a]
谷口 ジロー / 集英社 / 2011-12-20
猟犬探偵 2 サイド・キック (グランドジャンプ愛蔵版)
[a]
谷口 ジロー / 集英社 / 2012-12-19
オレの宇宙はまだまだ遠い
[a]
益田 ミリ / 講談社 / 2012-07-24
毎日かあさん9 育っちまった編
[a]
西原 理恵子 / 毎日新聞社 / 2012-12-19
読了:「相羽奈美の犬」「猟犬探偵」「毎日かあさん」「柴犬さんのツボ」「オレの宇宙はまだまだ遠い」
年末に読んだマンガ:
できるかなゴーゴー! (SPA COMICS)
[a]
西原 理恵子 / 扶桑社 / 2012-11-16
高校球児ザワさん 11 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
三島 衛里子 / 小学館 / 2012-12-27
シュトヘル 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
伊藤 悠 / 小学館 / 2012-12-27
読了:「できるかなゴーゴー!」「高校球児ザワさん」「シュトヘル」
2012年12月25日 (火)
大東京トイボックス (9) (バーズコミックス)
[a]
うめ / 幻冬舎 / 2012-12-24
下の遠藤浩輝さんの連載とともに,いま新刊が一番楽しみなマンガ。ゲーム産業を舞台にした群像劇。いやあ,面白いなあ。
オールラウンダー廻(10) (イブニングKC)
[a]
遠藤 浩輝 / 講談社 / 2012-12-21
総合格闘技っていうんですかね,レスリングとボクシングを一緒にしたようなルールの試合を,細密に描写する。格闘技にはぜんぜん関心ないんだけど,面白い。
きのう何食べた?(7) (モーニング KC)
[a]
よしなが ふみ / 講談社 / 2012-12-03
満ちても欠けても(1) (KCデラックス Kiss)
[a]
水谷 フーカ / 講談社 / 2012-12-13
マンガの中身とは関係ないけど... この単行本,裏表紙にバーコードがない。どうやってレジ通ったんだろう? シュリンク包装の状態で流通させているのかしらん?
GUNSLINGER GIRL(15) (電撃コミックス)
[a]
相田 裕 / 角川グループパブリッシング / 2012-12-15
長期連載の最終巻。連載途中から妙に面白くなってきた作品だったのだが,大筋は前巻で終わりで,この巻はエピローグといったところ。ちょっと感傷に流れすぎだと思うけど,好みの問題であろう。
ママゴト 3 (ビームコミックス)
[a]
松田洋子 / エンターブレイン / 2012-12-24
松田洋子さんの傑作,最終巻。覚悟はしていたけど,これはもう... とてもじゃないけど,泣かずには読めない。参った。
読了:「大東京トイボックス」「オールラウンダー廻」「満ちても欠けても」「きのう何食べた?」「「GUNSLINGER GIRL」「ママゴト」
あたしンち 18巻
[a]
けらえいこ / メディアファクトリー / 2012-12-14
読売新聞連載の人気マンガ,だったのだが,そっちはすでに終了していて,これから単行本未収録分が発刊されるのだそうだ。知らなかった。おつかれさまでした。
深夜食堂 10 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
安倍 夜郎 / 小学館 / 2012-11-30
アヴァール戦記 2 (BUNCH COMICS)
[a]
中村 珍 / 新潮社 / 2012-12-08
女子攻兵 1 (BUNCH COMICS)
[a]
松本 次郎 / 新潮社 / 2011-11-09
女子高生型の巨大ロボットに搭乗し,精神汚染に苦しみながら熾烈な市街戦を繰り広げる男の話。深読みしようと思えばいくらでも深読みできるし,悪い冗談だと思えばそれまでだが... とにかく奇妙なマンガ。
海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)
[a]
吉田 秋生 / 小学館 / 2012-12-10
吉田秋生さんの「海街diary」シリーズ,最新作。このマンガ,俺はどうしても好きになれないんだけど,素晴らしい作品ではあると思う。
3月のライオン 8 (ジェッツコミックス)
[a]
羽海野 チカ / 白泉社 / 2012-12-14
このマンガも,素晴らしい...
読了:「あたしンち」「深夜食堂」「アヴァール戦記」「女子攻兵」「群青」「3月のライオン」
ゼクレアトル~神マンガ戦記~ 1 (裏少年サンデーコミックス)
[a]
戸塚 たくす / 小学館 / 2012-11-16
主人公の少年はある日,自分が漫画雑誌の主人公であることを教えられる... という,凝った設定のマンガ。なかなか面白い。小学館の無料web雑誌からの単行本化。売れるといいですね。
聖☆おにいさん(8) (モーニング KC)
[a]
中村 光 / 講談社 / 2012-12-03
大奥 第9巻 (ジェッツコミックス)
[a]
よしなが ふみ / 白泉社 / 2012-12-03
なりひらばし電器商店(1) (イブニングKC)
[a]
岩岡 ヒサエ / 講談社 / 2012-11-22
小学館IKKIで「土星マンション」を描いていた人の,講談社での新作。まだちょっと,よくわからない...
進撃の巨人(9) (講談社コミックス)
[a]
諫山 創 / 講談社 / 2012-12-07
深海魚
[a]
勝又 進 / 青林工藝舎 / 2011-10-30
読了:「聖☆おにいさん」「大奥」「ゼクレアトル」「深海魚」「進撃の巨人」「なりひらばし電器商店」
2012年12月 4日 (火)
おんなの窓 4
[a]
伊藤 理佐 / 文藝春秋 / 2012-11
おいピータン!!(13) (ワイドKC Kiss)
[a]
伊藤 理佐 / 講談社 / 2012-11-13
産休後の復帰作。お待ちしておりました。
不器用な匠ちゃん 1 (フラッパーコミックス)
[a]
須河 篤志 / メディアファクトリー / 2012-10-23
著者はまだ新人の部類だと思うのだけど,女の子をとても魅力的に描くところが良い。この連載は「社会人青春ラブコメ」だそうで (ああ,なるほど),20代の青年たちがちょっと奇妙な趣味にはまって,アパートを借りて部室のようなものをつくってしまう。
34歳無職さん 2 (フラッパーコミックス)
[a]
いけだたかし / メディアファクトリー / 2012-11-22
だんだん話がディープになってきて,コタツで一日中寝ているという描写だけで一話12頁を使ったりしている。妙に面白い。
ヴィンランド・サガ(12) (アフタヌーンKC)
[a]
幸村 誠 / 講談社 / 2012-11-22
闇金ウシジマくん 26 (ビッグコミックス)
[a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2012-11-30
とろける鉄工所(9) (イブニングKC)
[a]
野村 宗弘 / 講談社 / 2012-11-22
鉄工所勤務経験に基づいて描くコミカルなストーリーマンガ。次巻で終了とのこと。不渡りを食らって社員旅行を中止し心沈む社長を気遣って,忘年会の席で精一杯ハメを外してみせる工場長の姿,ちょっと目頭が熱くなってしまった。
そう言やのカナ 2 (ニチブンコミックス)
[a]
野村 宗弘 / 日本文芸社 / 2012-11-28
あさひなぐ 7 (ビッグコミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2012-11-30
深夜食堂 10 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
安倍 夜郎 / 小学館 / 2012-11-30
読了:「不器用な匠ちゃん」「おいピータン」「おんなの窓」「34歳無職さん」「ヴィンランド・サガ」「闇金ウシジマくん」「とろける鉄工所」「そう言やのカナ」「あさひなぐ」「深夜食堂」
式の前日 (フラワーコミックス)
[a]
穂積 / 小学館 / 2012-09-10
団地ともお 20 (ビッグコミックス)
[a]
小田 扉 / 小学館 / 2012-10-30
おかめ日和(15) (KCデラックス BE LOVE)
[a]
入江 喜和 / 講談社 / 2012-11-13
鋼鉄奇士シュヴァリオン 1 (ビームコミックス)
[a]
嵐田佐和子 / エンターブレイン / 2012-11-15
ゴレンジャーみたいな戦隊ヒーローが,悪の組織を倒し平和を取り戻し,おのおの一市民として生活をはじめたのに,リーダー格のヒーローだけはどうしても変身が解けず,倒すべき敵もおらず住所も職もなく。。。というコメディ。設定はとても面白いと思うんだけどなあ。
めしばな刑事タチバナ 7 [うどん百景] (トクマコミックス)
[a]
坂戸 佐兵衛,旅井 とり / 徳間書店 / 2012-11-07
誰そ彼の家政婦さん (Feelコミックス)
[a]
小池田 マヤ / 祥伝社 / 2012-11-08
例によって,とっても業のふかーい筋立ての女性向けコミックス。ううむ。
読了:「式の前日」「団地ともお」「おかめ日和」「鋼鉄奇士シュヴァリオン」「誰そ彼の家政婦さん」「めしばな刑事タチバナ」
2012年11月 6日 (火)
俺はまだ本気出してないだけ 5 (IKKI COMIX)
[a]
青野 春秋 / 小学館 / 2012-09-28
完結巻。どうしようもないおっさんを主人公にしたコメディだったのだが,まさかこんな,父娘の情を感動的に描いて終わることになるとは思わなかった。
銀の匙 5―Silver Spoon (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2012-10-18
よちよち文藝部
[a]
久世 番子 / 文藝春秋 / 2012-10
日本近代文学を題材にしたコミカルエッセイ。別冊文藝春秋に連載していたそうだ。
なかなか面白い。中島敦についての回を読んだせいで,ついついちくま文庫の中島敦選集を買ってしまった。。。
アイアムアヒーロー 10 (ビッグコミックス)
[a]
花沢 健吾 / 小学館 / 2012-10-30
イムリ 12 (ビームコミックス)
[a]
三宅乱丈 / エンターブレイン / 2012-10-25
きょうは会社休みます。 1 (マーガレットコミックス)
[a]
藤村 真理 / 集英社 / 2012-04-25
男性とつきあった経験がない内気なOL33歳が,年下のイケメンのバイトくんと恋に落ちるという話を,日本の少女マンガが蓄積してきた初恋ときめき物語のあらゆるテクニックを駆使し(←よく知らないで書いてますが),真っ正面から描く。可愛らしいなあ。
この主人公は,なにをそんなにいちいち気に病んでいるのだろうか。声を大にしていいたいのですが,つっくづく思うに,33歳なんてまだ若い娘さんの範疇ではないですか。20歳も33歳も似たようなものではないですか。心からそう思います。そんなことないんですかね? 俺がボンヤリしているだけなのかしらん。
読了:「俺はまだ本気出してないだけ」「イムリ」「アイアムアヒーロー」「銀の匙」「よちよち文芸部」「きょうは会社休みます」
平凡な生活ながら,それなりにいろいろあって,気がついたら,最近はマンガしか読んでいない。
不思議なことに,滅多に読めないような素晴らしいマンガが,同時期に立て続けに平台に並ぶ,というような巡り合わせがあるもので。。。
澄江堂主人 中篇 (ビームコミックス)
[a]
山川直人 / エンターブレイン / 2012-10-25
澄江堂主人 後篇 (ビームコミックス)
[a]
山川直人 / エンターブレイン / 2012-10-25
芥川龍之介の最期の日々を静謐に描く。このマンガには不思議な仕掛けがあって,芥川をはじめとするすべての文士がマンガ家に置き換えられているのだけれど,下巻の展開をみて,やはりこういうことがやりたかったんだなあ,と納得。山川直人さんの単行本は全部読んでいるけれど,これは著者の最高の達成だと思う。
ぼおるぺん古事記 (二): 地の巻
[a]
こうの 史代 / 平凡社 / 2012-09-27
文字通りボールペンで,古事記を原文通りマンガ化するという,異様な傑作。ため息をつきながら繰り返しめくった。どのページも美しい。
ゴーグル (KCデラックス アフタヌーン)
[a]
豊田 徹也 / 講談社 / 2012-10-23
著者はたまに講談社「アフタヌーン」誌で,きわめて鮮烈な作品を発表しているマンガ家。いったいどうやって食っているんだろうか。
この本は,03年から今年までの短編を集めたもの。先日立て続けに掲載された短編「海を見に行く」「とんかつ」が,こうして読み返してもやはり,実に素晴らしい。読み終えてからも,揚げたての油の匂いや潮風が周囲に残るような気がする。マンガの徳というものであろう。
ジャコモ・フォスカリ 1 (オフィスユーコミックス)
[a]
ヤマザキ マリ / 集英社クリエイティブ / 2012-09-25
これもちょっと,一筋縄ではいかない,魅力的なマンガで... 60年代末の東京を舞台に,安部公房,三島由紀夫を思わせる作家達と,イタリア人研究者との交流を描く。こんな不思議な連載,「テルマエ・ロマエ」の大ヒットがなければ,とても実現しなかっただろう。
読了:「澄江堂主人」「ぼおるぺん古事記」「ゴーグル」「ジャコモ・フォスカリ」
2012年10月23日 (火)
秋津 1 (ビームコミックス)
[a]
室井大資 / エンターブレイン / 2012-10-15
苛烈な暴力描写が特徴の作家が描くホームコメディ。なかなか面白い。
千年万年りんごの子(1) (KCx(ITAN))
[a]
田中 相 / 講談社 / 2012-07-06
予告犯 1 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
筒井 哲也 / 集英社 / 2012-04-10
87CLOCKERS 2 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
二ノ宮 知子 / 集英社 / 2012-10-10
すみれファンファーレ 2 (IKKI COMIX)
[a]
松島 直子 / 小学館 / 2012-09-28
これはいいマンガだなあ...
サカタさんのペット大好き 坂田靖子よりぬき作品集 (ピュアフルコミックス)
[a]
坂田靖子 / ジャイブ / 2012-10-06
読了:「秋津」「千年万年りんごの子」「予告犯」「87 Clockers」「すみれファンファーレ」
2012年10月10日 (水)
すみれファンファーレ 1 (IKKI COMIX)
[a]
松島 直子 / 小学館 / 2012-03-30
絵柄が大変に素人臭いので敬遠していたのだけれど,これは良いマンガであった。欠落を抱えた家庭で,家族が互いに気をつかいまくる。今江祥智さんの名作「優しさごっこ」を思い出した。
第一話(著者の新人賞受賞作) は,主人公の10歳の娘が,離婚して別居している父に会いに行き,父の後妻と飯を食って帰ってくるという話だが,なんでもないエピソードのなかに,切り裂くような激情がある。こういうのは一生に一度しか描けない類の作品だろうなあ,と感心した。
シュトヘル 6 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
伊藤 悠 / 小学館 / 2012-05-30
花咲さんの就活日記 1 (IKKI COMIX)
[a]
小野田 真央 / 小学館 / 2012-09-28
30過ぎて廃業を決意した売れない漫画家の話。読んでて辛い,嫌な汗が出てくる。その年齢なら全然ツブシが効くだろうに,と思う面もあるのだけれど,本人にとってはそういう問題ではないんだよな。。。
昭和元禄落語心中(3) (KCx(ITAN))
[a]
雲田 はるこ / 講談社 / 2012-10-05
ドロヘドロ 17 (BIC COMICS IKKI)
[a]
林田 球 / 小学館 / 2012-09-28
読了:「シュトヘル」「花咲さんの就活日記」「昭和元禄落語心中」「ドロヘドロ」「すみれファンファーレ」
2012年10月 3日 (水)
大奥 8 (ジェッツコミックス)
[a]
よしなが ふみ / 白泉社 / 2012-09-28
性役割が逆転した架空の江戸時代を舞台にした人気作品の最新刊。あまりに面白くて,もう徳川吉宗は女だとしか思えなくなってしまった。
テルマエ・ロマエV (ビームコミックス)
[a]
ヤマザキマリ / エンターブレイン / 2012-09-25
ご都合主義的展開が,とても楽しい...
いつかティファニーで朝食を 1 (BUNCH COMICS)
[a]
マキ ヒロチ / 新潮社 / 2012-09-07
都会に生きるアラサー女性たちの(いっちゃなんだがちょっとありがちな)悲喜こもごもを織り交ぜつつ,関東地方の実在の飲食店を紹介する,という連載。
マンガとしての良し悪しは横に置いておいて,不思議だったのは,このマンガの想定読者である。素直に読めば30代女性なのだが,掲載誌の新潮社「コミック@バンチ」って,そういう雑誌だっけ? どうもよくわからない。コミック誌は単行本で採算をとっているので,あのくらいの部数の雑誌の場合,もうそういうことはあまり気にしないのだろうか。それとも,実はマンガ好きのオッサン向けに描いている,とか?
シュトヘル 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
伊藤 悠 / 小学館 / 2011-04-28
シュトヘル 5 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
伊藤 悠 / 小学館 / 2011-10-28
この作品も,実に面白い...
読了:「いつかティファニーで朝食を」「大奥」「テルマエ・ロマエ」「シュトヘル」
2012年9月19日 (水)
惑星スタコラ(1)
[a]
加藤 伸吉 / 講談社 / 2009-10-23
惑星スタコラ(2)
[a]
加藤 伸吉 / 講談社 / 2011-12-20
惑星スタコラ(3)
[a]
加藤 伸吉 / 講談社 / 2012-08-21
最近読んだマンガの大ヒット作。 昭和の香りのする日常風景とアール・ヌーヴォー調の異様な風物とが混在した奇怪な世界を舞台にした,壮大な悪夢的ファンタジー。とても面白い。
著者は大昔に「国民クイズ」という原作つき作品の作画をしていた人。その後数冊アーティスティックな短編集を出しているのを見かけたが,あまり印象に残らなかった。2006年からこの作品を連載していたらしい。全然気がつかなかった。
主人公を襲う野生の「野良重機」なる怪物は,暗闇を両生類のようにバタバタと走り回るショベルカーで,長い腕で作業員を掴んではコクピットに押し込み,棘皮で身体を粉砕して消化してしまう。夢に見そうだ。
20歳は過ぎたけれど 『ママはぽよぽよザウルスがお好き』リュウ&アン成人編
[a]
青沼貴子 / メディアファクトリー / 2012-08-24
犬神姫にくちづけ 1巻 (ビームコミックス)
[a]
宮田紘次 / エンターブレイン / 2012-09-15
シュトヘル1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
伊藤 悠 / 小学館 / 2009-03-30
シュトヘル 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
伊藤 悠 / 小学館 / 2010-07-30
シュトヘル 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
伊藤 悠 / 小学館 / 2009-10
チンギス・ハンの時代に材をとった歴史ロマン。これ,面白いなあ。
路地恋花(4) <完> (アフタヌーンKC)
[a]
麻生 みこと / 講談社 / 2012-09-07
シリーズ最終巻。中学生の一人娘の初デートを心配性の父親が尾行するのを手伝う羽目になる女性の話が良いと思った。
読了:「惑星スタコラ」「20歳は過ぎたけれど」「犬神姫にくちづけ」「シュトヘル」「路地恋花」
ペコロスの母に会いに行く
[a]
岡野 雄一 / 西日本新聞社 / 2012-07-07
認知症の母との心の交流を描くコミックエッセイ,なのだけれど,途中で時空が入り乱れるダイナミズムがあって,読み手の心を揺り動かす。長崎のミニコミ誌などで少しづつ発表されてきた作品だそうだ。これは,すごい。。。
ラビッツカンカン
[a]
安倍 夜郎 / 学研パブリッシング / 2012-08
ヒット作「深夜食堂」の著者が,デビュー前に描きためていたという前衛的な四コマ作品。森田拳次のひとこまマンガを思い出した。これはこれで面白いけど,「深夜食堂」がなかったら絶対に単行本化されなかっただろう。
よるくも 3 (IKKI COMIX)
[a]
漆原 ミチ / 小学館 / 2012-08-30
オーイ・メメントモリ 完全版 (MFコミックス)
[a]
しりあがり 寿 / メディアファクトリー / 2012-08-23
くるみのき! 2 (BUNCH COMICS)
[a]
青木 俊直 / 新潮社 / 2012-06-08
サルチネス(1) (ヤンマガKCスペシャル)
[a]
古谷 実 / 講談社 / 2012-09-06
読了:「ペコロスの母に会いに行く」「Rabbits CanCan」「よるくも」「オーイ・メメントモリ」「くるみのき!」「サルチネス」
腕~駿河城御前試合~ 1 (SPコミックス)
[a]
森 秀樹,南條 範夫 / リイド社 / 2011-06-28
腕~駿河城御前試合~ 2 (SPコミックス)
[a]
南條 範夫 / リイド社 / 2011-12-26
南條範夫「駿河城御前試合」はなんども映像化・漫画化されているが,これはその最新作。著者はかつて小学館で酒見賢一原作「墨攻」を連載していた人だと思うが,本作ではリイド社らしい正調の劇画タッチである。
原作の短編連作を先日読んで,「がま剣法」という短編が抜群に面白いと思ったのだが,この漫画化でもちゃんと採り上げている。先行する漫画化と比較してみると,翻案の個性がはっきり現れて面白い。森秀樹描く下級武士「がま」は絶望に苦しむ青年だ。平田弘史描く「がま」は疎外と差別に抗い抜き,もはや階級社会への孤独な抵抗者と化している。山口貴由描く「がま」に至っては,最初から人間でない。
あさひなぐ 6 (ビッグ コミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2012-08-30
高校なぎなた部の女子高生たちを描く,心正しき熱血青春スポーツマンガ。
カラスヤサトシの日本びっくりカレー (ウィングス・コミックス)
[a]
カラスヤ サトシ / 新書館 / 2012-08-25
実在のカレー屋さんを紹介するコミックエッセイ。なにも買わなくてもよかったんだけど...
思ってたよりフツーですね (3) (単行本コミックス)
[a]
榎本 俊二 / 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2012-07-25
オールラウンダー廻(9) (イブニングKC)
[a]
遠藤 浩輝 / 講談社 / 2012-08-23
総合格闘技に青春を賭ける青年たちを描く。この人のマンガはデビュー作からリアルタイムで追いかけているので,ついつい甘くなってしまうのだけれど,この緻密な試合シーン,マンガならではの快感があると思う。
高校球児ザワさん 10 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
三島 衛里子 / 小学館 / 2012-08-30
岳 18 (ビッグコミックス)
[a]
石塚 真一 / 小学館 / 2012-08-30
小学館の旗艦誌「ビッグコミック」の主力連載,ついに最終回。これだけ引っ張っちゃったら,こういう終わり方しかないかもなあ,とため息。お疲れ様でした。
読了:「岳」「腕・駿河城御前試合」「思ってたよりフツーですね」「あさひなぐ」「高校球児ザワさん」「オールラウンダー廻」
2012年8月20日 (月)
デリバリーシンデレラ 1 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
NON / 集英社 / 2010-05-19
かなりの巻数が出ているので試しに買ってみたら,地味だが心美しい女子大生が人気デリヘル嬢として自己実現,デリヘルって素敵なお仕事,さあ今夜もガンバロウ,などという... 昔の「ソープのモコちゃん」みたいなものだが,真面目なところが何ともはや。
あらゆるマンガにはなにかしら美点があると思うので,決して悪くいうつもりはないが,俺にはちょっと耐えられず,ずっと放り出していた。本棚の整理のためむりやり読了。ヤングジャンプ連載だったらしい。
2012年8月17日 (金)
コミックいわて2
[a]
さいとう・たかを,麻宮騎亜,月子,池田文春,小坂俊史,田中美菜子,池野恋,三田紀房,吉田戦車,とりのなん子,飛鳥あると,地下沢中也,佐佐木勝彦,そのだつくし / メディア・パル / 2012-03-30
岩手県知事責任編集!というキャッチコピーで,岩手県と地元紙が企画した,地元ゆかりのマンガ家を中心にしたコミックアンソロジー。とてもユニークな試みだが,二巻が出たと言うことはさぞや好評だったのであろう。震災で刊行が遅れた由で,内容も震災を強く反映したものになっている。
通常なら一冊にまとまらないような,全く傾向の異なるマンガが一緒になっているので,パラパラめくってみると,マンガ表現というのは幅の広いものだ,と感銘を受ける。
2012年8月13日 (月)
おひとり様物語(4) (ワイドKC Kiss)
[a]
谷川 史子 / 講談社 / 2012-08-10
いやあ,巧いなあ... 至宝の職人芸だ。
山賊ダイアリー(1) (イブニングKC)
[a]
岡本 健太郎 / 講談社 / 2011-12-22
山賊ダイアリー(2) (イブニングKC)
[a]
岡本 健太郎 / 講談社 / 2012-07-23
著者はマンション暮らしの若者だが,銃と罠を手に山々を廻り鳥獣を狩ってはおいしく頂いているのだそうで,その生活を描いたコミックエッセイ。興味深い。どうやって生計立てているだろうか...
34歳無職さん 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
[a]
いけだ たかし / メディアファクトリー / 2012-02-23
34歳一人暮らし女性が,会社を辞めたのを期に木造アパートで100%無職生活を送る,その日常を淡々と描いた作品。昼寝しちゃったせいで夜中に散歩したりなんかして。まぁありそうな設定のマンガだが,実は別れた夫との間に娘がいる,でも仕事やめてから会ってない,「なんか... カッコ悪くてさ」というくだりで,俄然深みを増すのであった。いやいや,お会いなさいな。
ラブやん(17) (アフタヌーンKC)
[a]
田丸 浩史 / 講談社 / 2012-07-23
繕い裁つ人(3) (KCデラックス Kiss)
[a]
池辺 葵 / 講談社 / 2012-08-10
進撃の巨人(8) (講談社コミックス)
[a]
諫山 創 / 講談社 / 2012-08-09
読了:「山賊ダイアリー」「34歳無職さん」「進撃の巨人」「ラブやん」「おひとり様物語」「繕い裁つ人」
2012年8月 6日 (月)
猫なんかよんでもこない。 (コンペイトウ書房)
[a]
杉作 / 実業之日本社 / 2012-05-17
十年ほど前に,講談社モーニング誌で「クロ號」というネコ漫画が連載されていた。あまりきちんと読んでいなかったが,ほのぼのとした絵柄の割に,野良猫の厳しい生死が描かれていたのが印象に残っている。
この作品はその著者が,連載開始に至るまでの若く貧しい日々を綴った私エッセイマンガ。著者はもともとプロボクサーで,目を痛めて引退,食うや食わずのままマンガ家を目指し,「クロ號」は苦節の末のデビュー作だったのだそうだ。
謎のあの店 1 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
[a]
松本英子 / 朝日新聞出版 / 2012-08-07
めしばな刑事タチバナ 6 [ポテトチップス紛争] (トクマコミックス)
[a]
坂戸佐兵衛,旅井とり / 徳間書店 / 2012-08-04
海獣の子供 5 (IKKI COMIX)
[a]
五十嵐 大介 / 小学館 / 2012-07-30
読了:「めしばな刑事タチバナ」「謎のあの店」「海獣の子供」「猫なんかよんでもこない。」
2012年8月 2日 (木)
闇金ウシジマくん 25 (ビッグコミックス)
[a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2012-07-30
岳 17 (ビッグコミックス)
[a]
石塚 真一 / 小学館 / 2012-07-30
そろそろ完結。主人公の山男・三歩のキャラクターが確立しすぎて,だんだん伝説の超人のようになってきちゃって... 話を続けるというのは難しいもんだなあと思う。
それでも町は廻っている 10 (ヤングキングコミックス)
[a]
石黒 正数 / 少年画報社 / 2012-07-30
鏡花あやかし秘帖 (ノーラコミックス)
[a]
今 市子 / 学研マーケティング / 2012-06-28
とりぱん(13) (ワイドKC モーニング)
[a]
とりの なん子 / 講談社 / 2012-07-23
ヨメキン[ヨメとド近眼](3) <完> (イブニングKC)
[a]
葛西 りいち / 講談社 / 2012-07-23
売れないマンガ家であった旦那さんが,駆け出しマンガ家の著者である嫁さんの必死の後ろ姿を見て,マンガを断念し転職する。こういうシリアスな話を,逃げずに正面から描くところが良い。
アゲイン!!(5) (KCデラックス 週刊少年マガジン)
[a]
久保 ミツロウ / 講談社 / 2012-07-17
ちょっと不思議な小宇宙 (アクションコミックス)
[a]
小田 扉 / 双葉社 / 2012-07-12
おかめ日和(14) (KCデラックス BE LOVE)
[a]
入江 喜和 / 講談社 / 2012-07-13
銀の匙 4―Silver Spoon (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2012-07-18
OL進化論(33) (ワイドKC モーニング)
[a]
秋月 りす / 講談社 / 2012-07-23
I 2 (IKKI COMIX)
[a]
いがらし みきお / 小学館 / 2012-06-29
読了:「闇金ウシジマくん」「岳」「それでも町は廻っている」「鏡花あやかし秘帖 」「とりぱん」「ヨメキン」「アゲイン!!」「ちょっと不思議な小宇宙」「おかめ日和」「銀の匙」「OL進化論」「アイ」
2012年7月18日 (水)
7月に入ってから読んだマンガ。
にげまどうし―みんなみんな、にげたがり (IKKI COMIX)
[a]
三友 恒平 / 小学館 / 2012-06-29
たまりば 2巻 (ビームコミックス)
[a]
しおやてるこ / エンターブレイン / 2012-06-15
瓶詰の地獄 (ビームコミックス)
[a]
丸尾末広 / エンターブレイン / 2012-06-25
ものものじま 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
野村 宗弘 / 小学館 / 2012-06-29
南国トムソーヤ 1 (BUNCH COMICS)
[a]
うめ / 新潮社 / 2012-07-09
凍りの掌
[a]
おざわゆき / 小池書院 / 2012-06-23
著者の父親のシベリア抑留体験についての聞き書きをマンガにしたもの。歴史学習的な価値は脇に置いても,これは素晴らしい作品だと思う。
シリウスと繭 1 (マーガレットコミックス)
[a]
小森 羊仔 / 集英社 / 2012-06-25
読了:「にげまどうし」「シリウスと繭」「凍りの掌」「南国トムソーヤ」「ものものじま」「瓶詰の地獄」「たまりば」
ちょっと身辺が混乱していて,読んだ本の記録さえきちんと取れなくなっている。以下は6月中に読んだマンガだと思うが,何冊が抜けがありそうだ。
とりあえず地球が滅びる前に 2 (フラワーコミックスアルファ)
[a]
ねむ ようこ / 小学館 / 2012-06-08
ジゼル・アラン 3 (ビームコミックス)
[a]
笠井スイ / エンターブレイン / 2012-06-15
夏雪ランデブー 4 (Feelコミックス)
[a]
河内 遙 / 祥伝社 / 2012-04-07
読了:「とりあえず地球が滅びる前に」「ジゼル・アラン」「夏雪ランデブー」
2012年6月12日 (火)
ぼおるぺん古事記 (一)天の巻
[a]
こうの 史代 / 平凡社 / 2012-05-27
こうの史代さんが平凡社のwebマガジンで連載していた,古事記の書き下し文をボールペンでマンガ化する,という大変な作品。一コマ一コマが惚れ惚れするくらい魅力的だ。
大気都比売神(おおげつひめのかみ)は須佐之男命を歓待するつもりで,鼻から口から尻から食べ物を出して撲殺されてしまうのだが,その死体から穀物が溢れる場面,感動的であった。
夏雪ランデブー 1 (Feelコミックス)
[a]
河内 遙 / 祥伝社 / 2010-02-20
夏雪ランデブー 2 (Feelコミックス)
[a]
河内 遙 / 祥伝社 / 2010-09-08
夏雪ランデブー(3) (フィールコミックス) (Feelコミックス)
[a]
河内 遙 / 祥伝社 / 2011-08-08
表紙の男の子が妙になよなよと色っぽいので読まず嫌いだったのだが,勧められて読んでみたら,なるほど,これは確かに切ない話だ。。。
きみの家族 (芳文社コミックス)
[a]
サメマチオ / 芳文社 / 2012-04-16
アイアムアヒーロー 9 (ビッグコミックス)
[a]
花沢 健吾 / 小学館 / 2012-05-30
めしばな刑事タチバナ 4 [アイス捜査網] (トクマコミックス)
[a]
坂戸 佐兵衛 / 徳間書店 / 2012-02-09
めしばな刑事タチバナ 5 [ほか弁ウォーズ] (トクマコミックス)
[a]
坂戸 佐兵衛 / 徳間書店 / 2012-04-04
百鬼夜行抄 21 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
[a]
今 市子 / 朝日新聞出版 / 2012-06-07
KAPPEI 2 (ジェッツコミックス)
[a]
若杉 公徳 / 白泉社 / 2012-05-29
あさひなぐ 5 (ビッグ コミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2012-05-30
僕と日本が震えた日 (リュウコミックス)
[a]
鈴木 みそ / 徳間書店 / 2012-03-02
読了:「ぼおるぺん古事記」「きみの家族」「夏雪ランデブー」「アイアムアヒーロー」「めしばな刑事タチバナ」「百鬼夜行抄」「KAPPEI」「あさひなぐ」「僕と日本が震えた日」
2012年6月 1日 (金)
KAPPEI 1 (ジェッツコミックス)
[a]
若杉 公徳 / 白泉社 / 2012-04-27
山奥で「北斗の拳」なみの修行を積んだ正義の男が,平凡な生活やら慣れない恋やらに右往左往するというギャグマンガ。師匠の老人が妙に世情に通じているところが可笑しい。
まんが親 1―実録!漫画家夫婦の子育て愉快絵図 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
吉田 戦車 / 小学館 / 2011-11-30
面白いんだけど,考えてみたら,私はこの子の子育てマンガを二冊読んでいるのだ。父によるこのマンガと,母・伊藤理佐さんによるマンガと。なにやってんだか。
ZUCCA×ZUCA(3) (KCデラックス モーニング)
[a]
はるな 檸檬 / 講談社 / 2012-05-23
忘れられない (マーガレットコミックス)
[a]
谷川 史子 / 集英社 / 2012-05-25
私が愛してやまない職人的マンガ家の新作。この流れるような画面構成といったら。。。実にすばらしい。ありがたや,ありがたや。
インド夫婦茶碗 (17) (ぶんか社コミックス)
[a]
流水 りんこ / ぶんか社 / 2012-05-07
きのう何食べた?(6) (モーニング KC)
[a]
よしなが ふみ / 講談社 / 2012-05-23
読了:「忘れられない」「きのう何食べた?」「KAPPEI」「まんが親」「ZUCCAxZUCA」「インド夫婦茶碗」
2012年5月20日 (日)
午前3時の不協和音 (Feelコミックス)
[a]
ねむ ようこ / 祥伝社 / 2012-05-08
著者の代表作「午前3時」シリーズのスピンオフ短編集。シリーズ後半の主人公・地味で内気な眼鏡女子たまちゃんが出てくるだけで,わたくしの胸は高鳴るのであった。で,晴れて恋人となった宮下くんとのエッチなシーンはなく,非常にほっとしたのであった。みてください,この切ないファン心理。
乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)
[a]
森 薫 / エンターブレイン / 2012-05-12
相変わらず,凄いなあ。。。一コマ一コマの細密な美しさときたら,尋常ではない。
人間仮免中
[a]
卯月 妙子 / イースト・プレス / 2012-05-18
著者はスカトロ系AV女優かつ統合失調症患者として知られる人。老年期に差しかかった男との壮絶な恋,自殺未遂,入院,社会復帰について赤裸々に描く私マンガであった。
離れて暮らす息子と一緒に街に買い物に行くというエピソード,色々考えさせられた。普段の生活のなかではなかなか見えないことだけれど,多様な人々が,多様な苦しみを抱えているのだ。
2012年5月 5日 (土)
ママゴト 2 (ビームコミックス)
[a]
松田洋子 / エンターブレイン / 2012-04-25
まだ終了していないけれど,最近読んだマンガのなかでベストワン。決してお涙頂戴の演出ではないんだけど,とうてい平常心では読めない。
闇金ウシジマくん 24 (ビッグコミックス)
[a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2012-04-27
このたびのエピソードは特に,身も凍るようなリアリティがあって,いったいどうやって創っているんだろうかと不思議に思う。生活保護申請に来た青年が,緊張のあまり大便を漏らしてしまう場面とか。。。
おかめ日和(13) (KCデラックス BE LOVE)
[a]
入江 喜和 / 講談社 / 2012-03-13
この連載,しばらく前から,平凡な娘の地味な恋を延々と描き倒していて,大丈夫なんだろうか,と心配なのである。でも,きっと私のような固定ファンがいるんだろうなあ。
とろける鉄工所(8) (イブニングKC)
[a]
野村 宗弘 / 講談社 / 2012-04-23
うさくんの脳みそやわらかい (DCEX) (電撃コミックス EX 138-1)
[a]
うさくん / アスキー・メディアワークス / 2010-05-27
ゲーム誌などに載った作品を集めたもの。何箇所か声に出して笑ってしまった。
アゲイン!!(4) (KCデラックス 週刊少年マガジン)
[a]
久保 ミツロウ / 講談社 / 2012-04-17
銀の匙 Silver Spoon 3 (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2012-04-18
チェーザレ 破壊の創造者(9) (KCデラックス モーニング)
[a]
惣領 冬実 / 講談社 / 2012-04-23
深夜食堂 9 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
安倍 夜郎 / 小学館 / 2012-04-27
マスタード・チョコレート
[a]
冬川智子 / イースト・プレス / 2012-04-14
コマ割が縦長の同一サイズで固定されている。ケータイコミックなんだそうだ。好きなタイプのマンガではないが,好きな人がいるのは理解できる。
読了:「おかめ日和」「マスタード・チョコレート」「深夜食堂」「ママゴト」「チェーザレ」「銀の匙」「アゲイン」「うさくんの脳みそやわらかい」「闇金ウシジマくん」「とろける鉄工所」
2012年4月20日 (金)
花のズボラ飯(2)
[a]
久住昌之,水沢悦子 / 秋田書店 / 2012-03-08
昨年評判になったB級グルメマンガ,第2巻。水沢悦子という謎の新人マンガ家の絵柄が,18禁マンガ誌出身の作家「うさくん」の絵柄とうりふたつであるという点については,なにも言わないお約束になっているそうなので,なにも言うまい。
連載を続けるとすると,いずれはドラマ要素を入れないといけないだろうなあ,と思っていたのだが,本巻では親友のメガネ・レディがその役回りを果たしている。そうきたか。
なのはな (フラワーコミックススペシャル)
[a]
萩尾 望都 / 小学館 / 2012-03-07
震災と原発事故を踏まえた,寓話的な作品集。
2012年4月11日 (水)
ジジゴク(1) (アクションコミックス)
[a]
沖田 次雄 / 双葉社 / 2012-03-28
いつもジャージ姿の高齢ヤクザを主人公にしたコメディ。「インシュリンの代わりにシャブ」「血糖値賭博」「寝たきりの占有屋」などなど,いかにも思いつきそうなアイデアではあるが,面白い。
木曜日のフルット 2 (少年チャンピオン・コミックス)
[a]
石黒 正数 / 秋田書店 / 2012-04-06
高校球児 ザワさん 9 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
三島 衛里子 / 小学館 / 2012-03-30
ヒル 1 (BUNCH COMICS)
[a]
今井 大輔 / 新潮社 / 2011-09-09
サウダーデ(2) (KCデラックス Kiss)
[a]
池辺 葵 / 講談社 / 2012-03-13
進撃の巨人(7) (講談社コミックス)
[a]
諫山 創 / 講談社 / 2012-04-09
読了:「木曜日のフルット」「高校球児ザワさん」「ヒル」「サウダーデ」「進撃の巨人」「ジジゴク」
2012年4月 3日 (火)
ミュジコフィリア(3) (アクションコミックス)
[a]
さそう あきら / 双葉社 / 2012-03-28
現代音楽をテーマにした青春ストーリー。面白いんだけど... めんどくさそうな若者たちだなあ。
2012年3月29日 (木)
中国嫁日記 (二)
[a]
井上 純一 / エンターブレイン / 2012-03-10
国際結婚についてのエッセイマンガ。ブログ連載の書籍化。大変売れているらしいが,読んで思うに,売れて当然だ。類似のマンガは少なくないが,これはレベルがちがう。
2012年3月26日 (月)
今月末は青年誌系のマンガ新刊が大変充実していて,ありがたい週末であった。鬱々とした日々の数少ない救いである。
3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)
[a]
羽海野 チカ / 白泉社 / 2012-03-23
云わずと知れた大人気作品の最新刊。先週金曜日発売だったのだが,日曜日に郊外の電車に乗っていたら,向かいのシートに座った女子高生がこのマンガを一生懸命読んでいた。観察していると,後半のあたり(おそらくは隅田川沿いでヒナが桐山君の手を取るあたり) でとても幸せそうな表情になり,最後まで読まずに本をそっと閉じて,ずっと微笑みながら窓の外の流れる景色を眺めていた。良いマンガっていいですね。
大東京トイボックス (8) (バーズコミックス)
[a]
うめ / 幻冬舎 / 2012-03-24
最も楽しみにしていたのがこのマンガ。ゲーム業界を舞台に情熱と絶望と嫉妬と陰謀が渦を巻く,大人の群像劇である。「ずいぶん物騒なんだな,ゲーム業界というのは」「まったくだよ。僕も知らなかった」 いやあ,いいですね,痺れますね。
オールラウンダー廻(8) (イブニングKC)
[a]
遠藤 浩輝 / 講談社 / 2012-03-23
格闘技を題材にした青春ストーリー。超人も悪人も出てこないごく地味な展開だが,実にさわやかな良い作品である。もうちょっと評判になってもよさそなものだが。
ビューティフルピープル・パーフェクトワールド 2 (IKKI COMIX)
[a]
坂井 恵理 / 小学館 / 2012-02-29
美容整形が当たり前になった近未来世界を舞台にした,非常に読み応えのある短編集。連載にしては題材が重すぎる,ハードルを上げすぎではないかしらん... と奥付をよくみたら,これ,単行本書き下ろしなんですね。こういう形態もあるのか。
刻刻(5) (モーニング KC)
[a]
堀尾 省太 / 講談社 / 2012-03-23
もやしもん(11) (イブニングKC)
[a]
石川 雅之 / 講談社 / 2012-03-23
うーむ,どちらも面白いなあ...
読了:「刻々」「もやしもん」「ビューティフルピープル・パーフェクトワールド」「オールラウンダー廻」「大東京トイボックス」「3月のライオン」
2012年3月23日 (金)
アヴァール戦記 1 (BUNCH COMICS)
[a]
中村 珍 / 新潮社 / 2012-01-07
著者の作品はこれまで読む機会がなかったんだけど,講談社と揉めて小学館に移籍し話題を呼んだときから,ずっと気になっていた。これは新潮社で連載していたエッセイマンガ。震災直後に,仕事場を移しながらもマンガの制作を続けたわせたエピソードは,貴重な証言だと思う。
岳 16 (ビッグコミックス)
[a]
石塚 真一 / 小学館 / 2012-02-29
しろくまカフェ メロン味! (フラワーコミックススペシャル)
[a]
ヒガ アロハ,小学館 / 小学館 / 2012-03-09
ヒナまつり 3 (ビームコミックス)
[a]
大武政夫 / エンターブレイン / 2012-03-03
あさひなぐ 4 (ビッグコミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2012-02-29
読了:「あさひなぐ」「アヴァール戦記」「ひなまつり」「しろくまカフェ」「岳」
2012年2月29日 (水)
僕の小規模な生活(6) (KCデラックス モーニング)
[a]
福満 しげゆき / 講談社 / 2012-02-23
とても面白いし,素晴らしい内容だし,他人にもお勧めできるが,しかし自分で読むのにはあまりにつらすぎて,読もうと試みても途中で「うあああっ」と叫んで放り出してしまうので,未読のまま机の脇に積んである... というマンガが,何冊かある。現状では,伊図透「おんさのひびき」の2巻以降,久保ミツロウ「モテキ」の3巻以降,そして福満しげゆき「僕の小規模な生活」の5巻,が積んである。
「僕の小規模な生活」を楽しく読んでいる人に伺いたいのだけれども、よくも楽しむことができますね? 俺は気楽には読めません。5巻において、かさぶたを引っぺがして塩をすり込むような思春期回想編に突入してからは特に。もう、つらくてつらくて。痛くて痛くて。恥ずかしくて恥ずかしくて。
そうこうしているうちに出てしまった6巻は、著者が思春期回想編を描くことによってどれだけ身をすり減らしたか、という楽屋話が半分くらいを占めている。しまいにはあの奥さんが出てきて、「妻得意の憂いと慈愛とイヤミを込めた表情」でいわく「青春時代にはもう戻れんとよ」。
うあああ。。。
百姓貴族 (2) (ウィングス・コミックス)
[a]
荒川 弘 / 新書館 / 2012-02-25
「鋼の錬金術師」で売れっ子となった漫画家が、出身である十勝の農家を題材にして描くエッセイマンガ。面白い。お子さんいらっしゃるんですね、知らなかった。
イムリ 11 (ビームコミックス)
[a]
三宅乱丈 / エンターブレイン / 2012-02-25
レッド(6) (KCデラックス イブニング )
[a]
山本 直樹 / 講談社 / 2012-02-23
連合赤軍事件のプロセスを丁寧に描くマンガ。6巻にしてついに、山岳ベースでのリンチ事件のはじまりに到達した。
2012年2月21日 (火)
森薫拾遺集 (ビームコミックス)
[a]
森 薫 / エンターブレイン / 2012-02-15
題名の通り,単行本未収録の短編から書店用のPOPまで,あらゆる作品の詰め合わせ。ビクトリア調のコルセットについて,実に6頁にわたって狂ったように熱く描き倒していたりなんかして,いやあ,素晴らしいなあ...
おかあさんの扉 (オレンジページムック)
[a]
伊藤理佐 / オレンジページ / 2012-02-17
オレンジページで連載していた育児エッセイ四コマと,旦那さん(吉田戦車)によるコラムを収録。
昨年の花見を題材にしたごく気楽な四コマについて,吉田戦車さんはこう書いている。「この時期,私も伊藤も自分たちの不安や悲しみや憤りを作品に出さないように懸命だった。明るくさらりと描けているところがプロの仕事である,と伊藤理佐を誉めたい。家の中では『どこかに逃げるべきでは』『何を信じていいのか』等々,日々口論に近い会話をかわしていたのだった」
2012年2月13日 (月)
柴犬さんのツボ (タツミムック)
[a]
影山 直美,(著) / 辰巳出版 / 2006-09-29
知らなかったのだが,かつてはアダルト誌の版元という印象が強かった辰巳出版は,いまや趣味関係誌の出版にシフトしているのだそうだ。その一誌である日本犬専門誌「シーバ」(ずいぶん特化した雑誌だなあ) に連載されていたというコミック・エッセイ。イヌ好きでなくても十分楽しめる。
アゲイン!!(3) (KCデラックス 週刊少年マガジン)
[a]
久保 ミツロウ / 講談社 / 2012-01-17
どげせん 3 (ニチブンコミックス)
[a]
RIN,板垣 恵介 / 日本文芸社 / 2011-11-28
惡の華(1) (少年マガジンKC)
[a]
押見 修造 / 講談社 / 2010-03-17
読了:「柴犬さんのツボ」「アゲイン!!」「悪の華」「どげせん」
2012年1月31日 (火)
海辺へ行く道 そしてまた、夏 (ビームコミックス)
[a]
三好 銀 / エンターブレイン / 2012-01-25
地味だが息の長いアート系(?)マンガ家,三好銀さんの新作。なんでもないシーンだけど,指折り数えるその指をひたすらアップで描くくだりが良いと思った。
アイアムアヒーロー 8 (ビッグコミックス)
[a]
花沢 健吾 / 小学館 / 2012-01-30
2012年1月24日 (火)
ヴィンランド・サガ(11) (アフタヌーンKC)
[a]
幸村 誠 / 講談社 / 2012-01-23
ヒナまつり 2 (ビームコミックス)
[a]
大武政夫 / エンターブレイン / 2011-11-15
2012年1月16日 (月)
ロンリープラネット (KCデラックス BE LOVE)
[a]
売野 機子 / 講談社 / 2011-11-30
著者は85年生まれの新人マンガ家で,かつての少女マンガらしい少女マンガを戦略的に描いているような感じ。とはいえ,うまくいえないけど,演出のリズム感のようなものは,やはり現代のものだと思う。
二昔前,好んで昔のジャズを聴いていた頃に,FMラジオから流れてきたハリー・コニックJrのデビューアルバムを耳にした時の不思議な感じをなんとなく思い出した。端から端までアクチュアルな音楽ではなく,伝統芸能を意図的に再生した音楽,というか。昭和は遠くなりにけり,というか。そういう印象である。それだけマンガの歴史も長いということなのだろう。
2012年1月12日 (木)
絶品! らーめん娘(1) (ヤンマガKCスペシャル)
[a]
友木 一良 / 講談社 / 2012-01-06
講談社「ヤングマガジン」史上もっともくだらない連載だ,という評判を聞いて読んでみた。主人公の青年がラーメン屋に入ると,なぜか店員の娘が裸エプロンで... というところからはじまるお下劣ギャグマンガ。なるほど確かに,目眩がするくらいにくだらない。
想像するに,面白さも人気も二の次,クチコミを引き起こすくらいにサイテーのマンガ,というコンセプトで用意周到に立ち上げた連載なのではないかしらん。それはそれで面白い試みだ。
2012年1月 3日 (火)
東京無印女子物語 (FEELCOMICS)
[a]
ねむようこ、コナリミサト、山崎童々,月子、赤みつ、安江アニ子,原案・なるせゆうせい / 祥伝社 / 2010-03-08
「午前三時の危険地帯」のねむようこさんのマンガならば断簡零墨のたぐいまで見逃したくない,というファン心理に突き動かされて買ったオムニバス・シリーズ。同じ人の原案による短編を6人のマンガ家が描いている。どこがどうとはいえないのだけれど,マンガの上手い下手ってあるんだなあ,と感心。
2011年12月31日 (土)
7人のシェイクスピア 6 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
ハロルド 作石 / 小学館 / 2011-12-27
高校球児ザワさん 8 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
三島 衛里子 / 小学館 / 2011-12-27
団地ともお 19 (ビッグコミックス)
[a]
小田 扉 / 小学館 / 2011-12-27
ちゃんと描いてますからっ! 2 (リュウコミックス)
[a]
星里 もちる / 徳間書店 / 2011-12-13
これはたしか今月初めに読んで,記録するのを忘れていた。
読了:「7人のシェイクスピア」「高校球児ザワさん」「ちゃんと描いてますから!」「団地ともお」
2011年12月26日 (月)
この週末に読んだ本。
少年少女 (フラワーコミックススペシャル)
[a]
ねむようこ / 小学館 / 2011-02-10
とりあえず地球が滅びる前に 1 (フラワーコミックスアルファ)
[a]
ねむ ようこ / 小学館 / 2011-10-07
先日完結した「午前三時の危険地帯」があまりに良かったので(ヒロインのたま子のネガティブ思考に魂を奪われてしまった),諸君!ねむようこの本は全部持ってきたまえ!私が買い上げよう! という心理状態に陥っている。未読の二点を急遽購入。
前者は短編集で,この人のストーリーテラーとしての実力を痛感した。飼い犬が突如若い男に見えてしまう話が良いと思った。後者はただいま少女誌に連載中で,女子バスケ部の高校生たちを主人公に,平凡な女子高生の日常描写と飛び抜けて馬鹿馬鹿しい設定を組み合わせたコメディ。
テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)
[a]
ヤマザキ マリ / エンターブレイン / 2011-12-22
近年のマンガの一大ヒット作。あまりマンガを扱わない近所の堅めの書店でも平積み,いっぽうコンビニの棚でも大々的に展開していた。掲載誌「コミックビーム」は,創刊後数年は経済的苦境を自らネタにし,それを「噂の真相」に本気にされて休刊と報じられてしまうような有様だったと思う。こつこつ続けていると良いこともあるものですね,と,他人事ながら感無量。
GUNSLINGER GIRL(14) (DC) (電撃コミックス)
[a]
相田 裕 / アスキー・メディアワークス / 2011-12-17
終盤になって面白くなってきた。どうやら登場人物を片っ端から殺して終わりにするつもりらしい。キャラクター・ビジネスとしては問題があるだろうに。。。
とりぱん(12) (ワイドKC モーニング)
[a]
とりの なん子 / 講談社 / 2011-12-22
読了:「とりあえず地球が滅びる前に」「少年少女」「とりぱん」「ガンスリンガー・ガール」「テルマエ・ロマエ」
2011年12月24日 (土)
星屑ニーナ 2巻 (ビームコミックス)
[a]
福島 聡 / エンターブレイン / 2011-12-15
不死のロボットを主人公にしたファンタジックなSFコメディ。途中で話がよくわかんなくなってしまった...
ハチワンダイバー 23 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
柴田 ヨクサル / 集英社 / 2011-12-19
2011年12月22日 (木)
ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~ (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)
[a]
/ 秋田書店 / 2011-07-08
今年評判になった作品。確かに面白い。
手塚治虫のアシスタント出身のマンガ家として,石坂啓,寺沢武一までは知っていたが,わたべ淳・高見まこもそうだったとは知らなかった(職場結婚だったんですね)。わたべ淳さんという方,廃業寸前の窮地を赤裸々に描いた私マンガ「遺跡の人」以来,新刊を見かけないのでどうなさったかと思っていたのだが,このマンガの取材シーンでお元気そうな姿を見せている。
パンドラ (Feelコミックス)
[a]
ねむ ようこ / 祥伝社 / 2010-08-07
短編集。先日完結した「午前三時の危険地帯」があまりに面白かったので,探して買った。猟奇的な話をカジュアルに描いたデビュー作と,セックスしながらケーキを食うのが好きな女が出てくる奇妙な話が面白かった。
くるみのき! 1 (BUNCH COMICS)
[a]
青木 俊直 / 新潮社 / 2011-11-09
このマンガ,人物の絵柄が安定しているわりに,マンガとしてはすこし読みにくいような気がする。不思議に思って調べてみたら,著者の方はキャラクターデザイナーとして有名な方なのだそうで,納得。ついでに,私が深く尊敬してやまない少女マンガ家・谷川史子さんの旦那さんだと知り驚愕。
数寄です! 2―女漫画家東京都内に数寄屋を建てる
[a]
山下 和美 / 集英社 / 2011-12-20
昭和元禄落語心中(1) (KCx(ITAN))
[a]
雲田 はるこ / 講談社 / 2011-07-07
読了:「パンドラ」「くるみのき!」「ブラックジャック創作秘話」「昭和元禄落語心中」「数寄です!」
2011年12月19日 (月)
午前3時の危険地帯 4 (Feelコミックス)
[a]
ねむようこ / 祥伝社 / 2011-12-08
2011年に読んたマンガのなかで,これがベスト作品。ここまで心に染みいるマンガは,本当に久しぶりである。最終巻を入手し読み終えた翌日などは,ふと気がつくとこのマンガのことを考えていた。
祥伝社の女性コミック誌に連載されていたごくごく他愛ない恋愛マンガが,なぜにこんなに中年男の胸を撃つか,とあれこれ考えたのだが(ヒマなのか私は),このマンガにはいくつかの重要な美点がある。第一に,物語の一方の主役である,イケメンで女たらしでお調子者,でも心に深い空虚を抱えているパチンコ屋アルバイト・宮下くんの人物造形がとても良い。第二に,超地味かつ超奥手なヒロイン・たま子が,一番肝心なところで感情をあらわにすることができず,能面のような無表情の陰に隠れてしまうところ,あまりの共感に切なくなってしまう。第三に,富山の実家が良い。基本的に東京の閉塞した空間のなかで進んできた物語が,終盤にたま子が富山の実家に逃げ帰ってしまうところでサーッと視覚的広がりを持つのだが,この実家というのがまた良く描けているのである。話の展開の都合上必要な概念としての田舎ではなく,人々が日々の暮らしを営むひとつの世界としてのリアリティがある。頁でいえば短いけれど,方言に背景に,さぞや手間をかけたのだろう。第四に,とにかく,もう,たま子が可愛い。
週末を費やして何度も読み返した末につくづく感じるのは,奇妙な感想だが,ああ政治って大事だなあ,ということである。いや,物語自体には政治のセの字も出てこないのですが。タマちゃん(←もはやちゃん付け)が富山に帰ったとしても,地方経済は疲弊しているし,パチンコ屋店員で生計を立てるというのもなかなか厳しかろうし... 特別な技能を持つわけでもないごく平凡な二人が,ごく平凡に恋をしてごく平凡な家庭を持ち,さほど苦労せずに子育てできるような,そういう地域社会を私たちは持ちたいものだ,などと,どこかの議員の演説のような感慨を持った次第である。タマちゃんのせいで。
進撃の巨人(6) (講談社コミックス)
[a]
諫山 創 / 講談社 / 2011-12-09
銀の匙 Silver Spoon 2 (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2011-12-14
2011年12月 4日 (日)
ミュジコフィリア(2) (アクションコミックス)
[a]
さそう あきら / 双葉社 / 2011-11-28
クラシック音楽とマンガは相性が良いらしく,音楽を題材にしたマンガには「のだめカンタービレ」「神童」など大ヒット作・傑作が揃っている。不思議なもので,ジャズを題材にしたマンガってあんまりないですね。細野不二彦に「Blow up」という作品があったが,たぶんいまは手に入らないと思う。
この作品はこうした一連の音楽マンガのなかでも非常に異色で,現代音楽を題材にしている。なんでそんな小難しい話をと思ったのだが,とても面白い。さすがは「神童」の作者だ。
2011年12月 2日 (金)
闇金ウシジマくん 23 (ビッグコミックス)
[a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2011-11-30
このたびのエピソードは悪党同士がだまし合う展開であった。サスペンスが高まるにつれてコマ間の時間的間隔がどんどん開いていく。ふだんマンガを読まない人にはちょっと辛そうだが,売れているそうだから,これで良いのだろう。
以下,記録するのを忘れていた本:
ZUCCA×ZUCA(2) (KCデラックス モーニング)
[a]
はるな 檸檬 / 講談社 / 2011-11-22
宝塚マニアをコミカルに描いた作品,第二巻。面白い。
エデナの世界
[a]
メビウス / ティー・オーエンタテインメント / 2011-09-24
フランスBDの巨匠メビウスの80年代の作品。絢爛たる魔術的な色彩と,悪夢が悪夢を呼ぶ重層的な物語。マンガとは似て非なるものであって,どう読めばいいのかとまどう面もあるが,一頁一頁ゆっくりめくっていくのがとても楽しい。
読了:「エデナの世界」「ZUKKA ZUKA」「闇金ウシジマくん」
2011年11月30日 (水)
よつばと! 11 (電撃コミックス)
[a]
あずま きよひこ / アスキー・メディアワークス / 2011-11-26
買ったその日に二回読んだ。これだけ売れているマンガを誉め讃えるのもなんだか間抜けな感じだが,ほんとによく出来ている。。。隅から隅まで細やかに神経が配られていて,めくっているだけでなんとなくため息が出てくるほどだ。たいしたものだなあ。
ラブやん(16) (アフタヌーンKC)
[a]
田丸 浩史 / 講談社 / 2011-11-22
リューシカ・リューシカ(3) (ガンガンコミックスONLINE)
[a]
安倍 吉俊 / スクウェア・エニックス / 2011-11-22
妖精消失(リュウコミックス)
[a]
安堂 維子里 / 徳間書店 / 2011-03-12
アゲイン!!(2) (KCデラックス 週刊少年マガジン)
[a]
久保 ミツロウ / 講談社 / 2011-11-17
読了:「よつばと!」「アゲイン!!」「妖精消失」「リューシカ・リューシカ」「ラブやん」
2011年11月24日 (木)
よるくも 2 (IKKI COMIX)
[a]
漆原 ミチ / 小学館 / 2011-10-28
小学館「IKKI」連載。架空世界の貧民街を舞台にしたサスペンス。1巻の段階では話が動かず,判断がつかなかったのだが,世界の設定をきちんと提示するのに時間をかけていた模様。こんなに面白い話になるとは思わなかった。
作品集このたびは (Feelコミックス)
[a]
えすとえむ / 祥伝社 / 2010-10-08
帯の竹宮恵子の推薦コメントからみるに,この人,大学でマンガを学んだ人なのだろうか。そういうプロ作家が出てくる頃合いですね。
鉄楽レトラ 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
[a]
佐原 ミズ / 小学館 / 2011-10-12
たぶんこれからこれは舞踏をめぐる青春ストーリーになると思うのだけど,物語はまだ導入部分。主人公の少年の心理描写が実に繊細である。著者は講談社で新海誠のアニメ映画のコミカライズをしていた人で,そのときはあまり印象になかったのだが,とても上手いのでびっくり。
姉の結婚 1 (フラワーコミックスアルファ)
[a]
西 炯子 / 小学館 / 2011-05-10
売れているようなので(3ヶ月で4刷),試しに読んでみたのだが,これ,面白さがよくわからなかった。。。でも,お好きな人がいるということはなんとなく想像できる。「月刊フラワーズ」連載。
罪と罰 1 (BUNCH COMICS)
[a]
漫F画太郎 / 新潮社 / 2011-10-08
著者はコアなファンを掴んでいるギャグマンガ家だと思う。大変申し訳ないのですが,私にはさっぱりわかりませんでした。
神は細部に宿るのよ(2) (ワイドKC Kiss)
[a]
久世 番子 / 講談社 / 2011-11-11
いまではすっかり売れっ子になった人だが,最近読んだ範囲では,ファッションを題材にしたこのエッセイマンガが一番面白いと思う。おしゃれの川辺から逃げ出した人々が集う「アウトドアファッションの岸辺」に襲いかかる冠婚葬祭の嵐... というくだり,吹き出してしまった。
あさひなぐ 1 (ビッグコミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2011-04-28
あさひなぐ 2 (ビッグコミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2011-07-29
あさひなぐ 3 (ビッグコミックス)
[a]
こざき 亜衣 / 小学館 / 2011-10-28
運動音痴の女の子がうっかり薙刀部に入って...云々という,スポーツ青春マンガの王道を行く作品。スピリッツ連載だけあって,女の子もちゃんと可愛い。
SatoShio(2) <完> (KCデラックス Kiss)
[a]
衿沢 世衣子 / 講談社 / 2011-09-13
アオイホノオ 6 (少年サンデーコミックススペシャル)
[a]
島本 和彦 / 小学館 / 2011-06-10
アオイホノオ 7 (少年サンデーコミックススペシャル)
[a]
島本 和彦 / 小学館 / 2011-11-11
繕い裁つ人(2) (KCデラックス Kiss)
[a]
池辺 葵 / 講談社 / 2011-10-13
聖☆おにいさん(7) (モーニング KC)
[a]
中村 光 / 講談社 / 2011-10-21
どげせん 2 (ニチブンコミックス)
[a]
RIN,板垣 恵介 / 日本文芸社 / 2011-06-29
読了:「よるくも」「このたびは」「サトシオ」「アオイホノオ」「繕い裁つ人」「聖☆おにいさん」「どげせん」「罪と罰」「鉄楽レトラ」「姉の結婚」「神は細部に宿るのよ」「あさひなぐ」
2011年11月 4日 (金)
いろいろあって,ここのところマンガとフィクションばかり読んでいる。。。
深夜食堂 8 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
安倍 夜郎 / 小学館 / 2011-10-28
外天楼 (KCデラックス )
[a]
石黒 正数 / 講談社 / 2011-10-21
ミステリ風の味付けのストーリーマンガ。講談社のミステリ誌「メフィスト」で連載していた由。
7人のシェイクスピア 5 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
ハロルド作石 / 小学館 / 2011-10-28
おやすみプンプン 9 (ヤングサンデーコミックス)
[a]
浅野 いにお / 小学館 / 2011-10-28
ドロヘドロ 16 (BIC COMICS IKKI)
[a]
林田 球 / 小学館 / 2011-10-28
うちの妻ってどうでしょう?(4) (アクションコミックス)
[a]
福満 しげゆき / 双葉社 / 2011-10-28
異常なくらいに面白くてしかたがないのだが,しかしこの面白さをどう伝えればよいのかわからないエッセイマンガ。売れっ子になってもなお深い鬱屈と屈折を失わない,この人の業の深さはいったいなんだろう。。。
とろける鉄工所(7) (イブニングKC)
[a]
野村 宗弘 / 講談社 / 2011-10-21
レディ シノワズリ 1 (フラワーコミックススペシャル)
[a]
波津彬子 / 小学館 / 2011-10-07
ドリフターズ 1 (ヤングキングコミックス)
[a]
平野 耕太 / 少年画報社 / 2010-07-07
ドリフターズ 2 (ヤングキングコミックス)
[a]
平野 耕太 / 少年画報社 / 2011-10-13
信長や那須与一が架空世界で大暴れするという,豪快なまでに中学生的設定の冒険物語。
聖☆おにいさん(7) (モーニング KC)
[a]
中村 光 / 講談社 / 2011-10-21
OL進化論(32) (ワイドKC モーニング)
[a]
秋月 りす / 講談社 / 2011-10-21
おかめ日和(12) (KCデラックス BE LOVE)
[a]
入江 喜和 / 講談社 / 2011-10-13
オールラウンダー廻(7) (イブニングKC)
[a]
遠藤 浩輝 / 講談社 / 2011-10-21
格闘技に打ち込む少年少女たちを描いた連載。地味な内容だが,なかなか面白い。それにしても,格闘技やってる女子高生って,実際にはどのくらいいるのかしらん。
2011年10月10日 (月)
ハルコの晴れの日(1) (まんがタイムコミックス)
[a]
星里 もちる / 芳文社 / 2011-10-07
純情で惚れっぽい派遣社員の女の子が,派遣先で毎回失恋するというコメディ。
アゲイン!!(1) (KCデラックス 週刊少年マガジン)
[a]
久保 ミツロウ / 講談社 / 2011-09-16
若者のコミュニケーション不全感を題材にしたコメディ「モテキ」を大ヒットさせた著者の新作。孤独な3年間を過ごした高校生が,卒業式の日に三年前の入学式にタイムスリップする。ちょっと面白い設定だ。
めしばな刑事タチバナ 3 [カップ焼きそば選手権] (トクマコミックス)
[a]
坂戸 佐兵衛 / 徳間書店 / 2011-10-08
「週刊アサヒ芸能」連載のBC級グルメ情報マンガ。低価格外食チェーン店のウンチクからインスタント食品のウンチクにシフト。よく取材してるなあ。
上を向いて歩こう!
[a]
のぶみ / 講談社 / 2011-07-30
震災直後の石巻でのボランティア体験記。
純潔のマリア(2) (アフタヌーンKC)
[a]
石川 雅之 / 講談社 / 2011-10-07
読了:「ハルコの晴れの日」「アゲイン!!」「めしばな刑事タチバナ」「純潔のマリア」「上を向いて歩こう!」
2011年10月 4日 (火)
草子ブックガイド(1) (モーニング KC)
[a]
玉川 重機 / 講談社 / 2011-09-23
本好きの女子中学生を主人公に,彼女の読む小説の紹介を織り交ぜた心温まる物語。絵柄が大変に美しい。話はちょっとベタついた感じだが,お好きな人にはたまらないだろう。
いま調べたら,この人,大昔に講談社で「ハヤ子サケ道をいく 」というマンガを連載していた人ではないか。その後長くマンガから離れていた由。あの頃は絵が不安定だという印象があったけれど。
岳 15 (ビッグコミックス)
[a]
石塚 真一 / 小学館 / 2011-09-30
著者はなにかの場所で,冗談めかして「山のマンガはもう飽きた」と云っていたそうだが,多少は本音の部分もあるのではないかと思う。長期連載というのは大変なんだろうなあ。
あたしンち 17巻
[a]
けらえいこ / メディアファクトリー / 2011-09-21
アイアムアヒーロー 7 (ビッグコミックス)
[a]
花沢 健吾 / 小学館 / 2011-09-30
読了:「あたしんち」「草子ブックガイド」「岳」「アイアムアヒーロー」
2011年9月25日 (日)
本漫画
[a]
和田 誠 / 毎日新聞社 / 2009-01-24
先日みにいった和田誠さんの展覧会で買った本。本を題材にした一コママンガ。とても洒落ていて,めくっているだけでちょっと幸せな気分になる。
きのう何食べた?(5) (モーニング KC)
[a]
よしなが ふみ / 講談社 / 2011-09-23
ゲイの日常を等身大で描いている面白さとか,そういう委細はさておき,とにかく調理場面を眺めているだけで暴力的に腹が減る。
25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)
[a]
市川 春子 / 講談社 / 2011-09-23
著者は最近売り出し中のアーティスティックなマンガ家で,人が無機的な物質に変容するという題材を執拗に描き続けている人。この作品集もなかなか面白い。
つるた部長はいつも寝不足3 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
[a]
須河篤志 / メディアファクトリー / 2011-08-23
行動は奥手だが頭の中はセクシャルな妄想でいっぱい,という可愛い女子高生を主人公にしたマンガ,これが最終巻。ちょっと打ち切り的な雰囲気だ。
脇役を立てて青春群像劇になったあたりから,あまりに展開がベタすぎて,ちょっと流し読みになってしまった。とても面白い設定だったのに。
はたらけ、ケンタウロス! (ゼロコミックス)
[a]
えすとえむ / リブレ出版 / 2011-04-09
先日読んだ奇妙なマンガ「うどんの女」の作者の本。これ,同じ絵柄・同じ設定の読み切りをどこかで読んだことがある。思い出せないのだけど,webで公開していたのではなかろうか。
グーグーだって猫である6
[a]
大島 弓子 / 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2011-09-23
映画にもなったネコ・エッセイマンガ,最終巻。最後のほうは,共感するというより,町のいわゆる「ネコおばさん」がなにを考えておるのかをのぞき見るような気分であった。
見かけの二重星 (KCデラックス Kiss)
[a]
つばな / 講談社 / 2011-09-13
残念,これは面白さがわからなかった...
ハチワンダイバー 21 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
柴田 ヨクサル / 集英社 / 2011-09-16
ハチワンダイバー 22 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
柴田 ヨクサル / 集英社 / 2011-09-16
世界の果てでも漫画描き 2 エジプト・シリア編 (創美社コミックス)
[a]
ヤマザキ マリ / 創美社 / 2011-09-15
読了:「本漫画」「きのう何食べた?」「25時のバカンス」「グーグーだって猫である 」「見かけの二重星」「世界の果てでも漫画描き」「つるた部長はいつも寝不足」「はたらけケンタウロス」「ハチワンダイバー」
2011年9月13日 (火)
旅する缶コーヒー (マンサンコミックス)
[a]
マキ ヒロチ / 実業之日本社 / 2011-07-29
缶コーヒーをモチーフに,都会のふとした情景を描いたオムニバス作品。掲載誌は週刊漫画サンデー。なんと,「静かなるドン」が看板のあのオッサン向け大衆誌に,再びこんなのが載る日が来ようとは... いろいろ悪戦苦闘しているのであろう。
よく似たコンセプトの豊田徹也「珈琲時間」と比べると,完成度の点でさすがに比較にならないのだが,これはこれで悪くないと思った。缶コーヒーメーカーとのタイアップ企画かと思ったのだが,どうやらそうでもないようで,出てくるブランドは気をつかって一話一話変えている。ええと,登場順に,日本コカコーラ社のジョージア・エメラルドマウンテンブレンド,伊藤園のWコーヒーブラック(結局買い損ねて「おーいお茶」を飲む羽目になるが),サントリーのBOSSブラック,伊藤園のTully's Coffee Barista's Choice Black (ボトル缶),ブランド不明(夫が隠れて飲んでいるため),UCCミルクコーヒー,ポッカコーヒーオリジナル,キリンFIRE Black, ブランド不明(結局買えずじまい),ダイドーブレンドコーヒー,最終話ではその他のブランドも含め総登場... でした。
路地恋花(2) (アフタヌーンKC)
[a]
麻生 みこと / 講談社 / 2010-09-07
路地恋花(3) (アフタヌーンKC)
[a]
麻生 みこと / 講談社 / 2011-09-07
著者は白泉社出身の人らしい。こういう登場人物がみな容貌に秀でた若者たちでないと成立しない雰囲気のマンガは,あまり好きにはなれないのだが... 巧いことは確かである。
三巻の靴職人の娘の話が良いと思った。この主人公が28歳のスッとした美女ではなく,たとえば修行に明け暮れて婚期を完全に逸してしまったちょっと陰気な女だったりすると,これはもう絶対面白い!と思うんだけどなあ。
地上はポケットの中の庭 (KCx(ITAN))
[a]
田中 相 / 講談社 / 2011-07-07
日常に題材をとった,よくあるタイプのファンタジックな短編集なのだが,これが意外な拾いものであった。話としての好き嫌いは別にして,絵柄に妙な力がある。これが初の単行本らしい。講談社の新人発掘用アンソロジーに載った模様。
うどんの女 (Feelコミックス)
[a]
えすとえむ / 祥伝社 / 2011-09-08
また妙なマンガを買ってしまった... と半ば呆れながら読了。美大生の男の子と,妙に色気のある学食のおばちゃんとの恋。二人とも内気なもので,なかなか話が進展しないのだが,女のほうは,いつもうどんを注文するあの青年の汚れたつなぎを脱がせて裸にして...という妄想に密かに顔を赤らめ(昼の学食で),青年のほうは,うどんをモチーフにしたエロティックな絵を描くのである。
インドな日々 4 (あさひコミックス)
[a]
流水 りんこ / 朝日新聞出版 / 2011-09-07
目を疑ったが,6年前に出たシリーズ第三巻の続刊が出た。その後もアジア旅行エッセイをぽつぽつと発表していた由。
インド夫婦茶碗 (16) (ぶんか社コミックス)
[a]
流水 りんこ / ぶんか社 / 2011-09-05
こちらはいつもの日常エッセイ。ここまでつきあってしまうと,もう面白かろうがつまらなかろうが,買わざるを得ない感じですね。
ミュジコフィリア(1) (アクションコミックス)
[a]
さそう あきら / 双葉社 / 2011-07-28
読了:「旅する缶コーヒー」「地上はポケットの中の庭」「うどんの女」「路地恋花」「インドな日々」「インド夫婦茶碗」「ミュジコフィリア」
たいして仕事もしていないのに,なぜか時間がなく,本もなかなか読めない。よほど時間のやりくりが下手なのか,ぼおっとしている時間が長すぎるのか。
先週までに読んだマンガ。
清々と 2 (ヤングキングコミックス)
[a]
谷川 史子 / 少年画報社 / 2011-08-29
少女マンガの名匠が少年誌にいけしゃあしゃあと連載する,お嬢様女子高を舞台にしたハートウォーミング・ストーリー。少女たちは全員心優しく,全員超清純,もちろん全員髪は真っ黒,男の方とお話するだけでもう胸がときめいてしまいます,という。。。この確信犯的ファンタジー・ワールドをみよ。いったい谷川先生は日本の青少年をどこに連れて行こうとしているのか?
闇金ウシジマくん 22 (ビッグコミックス)
[a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2011-08-30
ホストにいれあげた孤独な家出娘が心身共にボロボロになって死んでいく話。不思議と既視感があるのだけれど,なぜだろう。視点人物のホストはその過去を悔やむことで,ちょっと救済を得ているふしがあって,この死ぬほど後味の悪い作品においてはちょっと珍しいエピソードであった。
それでも町は廻っている 9 (ヤングキングコミックス)
[a]
石黒 正数 / 少年画報社 / 2011-08-31
Sunny 第1集 (IKKI COMIX)
[a]
松本 大洋 / 小学館 / 2011-08-30
現代を代表する作家主義的マンガ家の新作。まだちょっとよくわからない感じ。
京都観光生活
[a]
ハンジ リョオ / 140B / 2011-07-13
読了:「京都観光生活」「Sunny」「ウシジマくん」「清々と」「それでも町は回っている」
2011年8月28日 (日)
大東京トイボックス (7) (バーズコミックス)
[a]
うめ / 幻冬舎 / 2011-08-24
もし誰かに「いま面白い連載マンガは?」と問われたら(誰にも問われないけど),答えのひとつはこの作品である。神田昌平橋あたりにある零細ゲーム製作会社を舞台にした群像劇。シニカルなベテラン・プログラマーと挫折した若者とのエピソード,ちょっと胸が熱くなります。掲載誌は幻冬舎の月刊誌,メジャーな舞台とは言い難いが,単行本はよく売れているようで,なによりである。
角刈りすずめ (2) (近代麻雀コミックス)
[a]
KICHIJO / 竹書房 / 2011-08-17
竹書房の麻雀漫画誌に連載されていたギャグマンガ。角刈りに着流し姿の放浪の雀士が,「マラソンしながら対局」といった奇妙な麻雀に翻弄される。面白い。二巻で終わるのは残念だが,さすがにこの奇想天外な着想を量産していくのは無理だろう。
ZUCCA×ZUCA(1) (KCデラックス モーニング)
[a]
はるな 檸檬 / 講談社 / 2011-07-22
宝塚マニアの女性達をコミカルに描いた四コマ。講談社のwebで連載しているのを感心して読んでいた。こんなところに鉱脈があったのか,という印象である。企業社会で懸命に働くアラサーの女性たちが,プライベートではなぜか宝塚に不条理なまでの情熱を注いでいて... というあたりに,切ない可笑しさがこみ上げてくる。最初から最後まで宝塚マニアの話なのに,現代に生きる人々の普遍的な奇妙さや哀しさが浮かび上がってくるような気がする。
あとがきマンガによれば,著者は東村アキコ(「主に泣いてます」)の元アシスタントで,ストーリーマンガを持ってきた著者に東村さんは,あんたの飛び道具は宝塚しかない,それをネタにしろ,とアドバイスしたのだそうだ。なるほど,これは確かに飛び道具だ。
中国嫁日記 一
[a]
井上 純一 / エンターブレイン / 2011-08-12
若い中国人妻との日常をコミカルに描いた,近年のブログマンガの一大ヒット作。単行本もよく売れているらしい。
海街diary 4 帰れない ふたり(flowers コミックス)
[a]
吉田 秋生 / 小学館 / 2011-08-10
このマンガ,大嫌いなんだけど,良い作品であることは否めない...
しろくまカフェいちご味! (フラワーコミックススペシャル)
[a]
ヒガ アロハ / 小学館 / 2009-09-10
しろくまカフェマンゴー味! (フラワーコミックススペシャル)
[a]
ヒガ アロハ / 小学館 / 2010-12-10
銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)
[a]
荒川 弘 / 小学館 / 2011-07-15
中間管理職刑事 (バンブーコミックス)
[a]
秋月 りす / 竹書房 / 2011-06-27
スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜 (花とゆめCOMICSスペシャル)
[a]
羽海野チカ / 白泉社 / 2011-07-20
I【アイ】 第1集 (IKKI COMIX)
[a]
いがらし みきお / 小学館 / 2011-07-29
あの日からのマンガ (ビームコミックス)
[a]
しりあがり寿 / エンターブレイン / 2011-07-25
めしばな刑事タチバナ 2 [牛丼サミット再び] (トクマコミックス)
[a]
坂戸 佐兵衛 / 徳間書店 / 2011-07-30
ママゴト 1 (ビームコミックス)
[a]
松田 洋子 / エンターブレイン / 2011-08-25
進撃の巨人(5) (講談社コミックス)
[a]
諫山 創 / 講談社 / 2011-08-09
ヒナまつり 1 (ビームコミックス)
[a]
大武 政夫 / エンターブレイン / 2011-07-15
毎日かあさん8 いがいが反抗期編
[a]
西原 理恵子 / 毎日新聞社 / 2011-08-27
イムリ 10 (ビームコミックス)
[a]
三宅 乱丈 / エンターブレイン / 2011-08-25
繕い裁つ人(1) (KCデラックス Kiss)
[a]
池辺 葵 / 講談社 / 2011-03-11
PIL (オフィスユーコミックス)
[a]
ヤマザキ マリ / 創美社 / 2011-08-19
2011年8月 8日 (月)
3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)
[a]
羽海野 チカ / 白泉社 / 2011-07-22
よくわかんないんだけど,日本のマンガに蓄積された洗練された表現をこの人はあえて避け,ひたすらわかりやすい演出に徹しているように感じる。ふだんマンガを読まない幅広い層になんとかリーチしようとする,著者の決意と努力を感じる。
それにしても... このマンガ,発売日は朝日朝刊でカラーの全面広告,夕刊で一面カラー三段を打っていた。新聞広告は安くなったというけれど,それにしてもずいぶん思い切った投資だ。下の「大奥」も発売日にはずいぶん派手なポスターをみかけた。白泉社,すごいなあ。
大奥 7 (ジェッツコミックス)
[a]
よしなが ふみ / 白泉社 / 2011-06-28
男女が逆転した架空の江戸時代を舞台にした大河ストーリー。物語はふたたび享保年間に戻る。どうやら脳性麻痺の娘(家重)を持った母・吉宗を正面から描くつもりらしい。よくもそういう難しい話を...
サウダーデ(1) (KCデラックス Kiss)
[a]
池辺 葵 / 講談社 / 2011-07-13
個性的な女性が店主を勤める喫茶店を舞台にしたファンタジー。講談社「KISS」連載。
冷蔵庫探偵 1 (ゼノンコミックス)
[a]
遠藤 彩見,佐藤 いづみ / 徳間書店 / 2011-05-20
冷蔵庫をみるだけでその人の生活を浮き彫りにしてしまうという女性が探偵役を演じる,軽いミステリー。
片桐くん家に猫がいる (Bunch Comics Extra)
[a]
吉川 景都 / 新潮社 / 2010-02-09
おうちがいちばん ⑥ (バンブーコミックス)
[a]
秋月 りす / 竹書房 / 2011-06-27
誘爆発作(1) (シリウスKC)
[a]
岡村 星 / 講談社 / 2011-07-08
しろくまカフェ (フラワーコミックススペシャル)
[a]
ヒガ アロハ / 小学館 / 2008-03-26
読了:「3月のライオン」「大奥」「おうちがいちばん」「サウダーデ」「誘爆発作」「冷蔵庫探偵」「しろくまカフェ」
2011年7月11日 (月)
父の暦 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
谷口 ジロー / 小学館 / 1994-11
谷口ジローの文芸路線の読み切り。94年の作品。父の死をきっかけに父との葛藤と向き合う息子の話。
谷口ジローさんは海外で評価の高いマンガ家なのだが,これも海外に持っていったらきっとものすごく受けるだろうと思った(もう翻訳があるのかもしれないが)。戦後の鳥取というローカルな舞台を描きながら,普遍性のある物語だ。
百鬼夜行抄 20 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
[a]
今 市子 / 朝日新聞出版 / 2011-07-07
ハチワンダイバー 20 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
柴田 ヨクサル / 集英社 / 2011-06-17
団地ともお 18 (ビッグコミックス)
[a]
小田 扉 / 小学館 / 2011-06-30
遠野モノがたり (バンブーコミックス)
[a]
小坂 俊史 / 竹書房 / 2011-05-27
リバーシブルマン 1 (ニチブンコミックス)
[a]
ナカタニD. / 日本文芸社 / 2011-05-28
高校球児 ザワさん 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
三島 衛里子 / 小学館 / 2011-06-30
読了:「父の暦」「百鬼夜行抄」「遠野モノがたり」「リバーシブルマン」「ハチワンダイバー」「団地ともお」「高校球児ザワさん」
2011年6月29日 (水)
12 (Feelコミックス)
[a]
やまがた さとみ / 祥伝社 / 2011-06-08
ローティーンの少女を主人公に,性にまつわる混乱を描いた業の深ーい短編連作。質の高い作品ではあるが,こういうのが載るレディース・コミック誌「フィール・ヤング」って,なんというか,コワイ。。。
おかめ日和(11) (KCデラックス BE LOVE)
[a]
入江 喜和 / 講談社 / 2011-06-13
地味な作品なのに11巻まで続くところをみると,根強い読者を獲得しているのだろう。入江喜和さんはこの連載以前は青年誌で描いていたから,現在の掲載誌「ビー・ラブ」では読者をほぼゼロから積み上げたことになる。大変なことだ。
とりぱん(11) (ワイドKC モーニング)
[a]
とりの なん子 / 講談社 / 2011-06-23
2011年6月24日 (金)
乙嫁語り(3) (ビームコミックス)
[a]
森 薫 / エンターブレイン / 2011-06-15
衣類や絨毯の模様が,相変わらずパラノイアックなまでに美しい...
黒田・三十六計 8 (SPコミックス)
[a]
平田 弘史 / リイド社 / 2011-05-27
このマンガ,連載が続いていたとは知らなかった。70を超えたこのマンガ界の巨人がお元気でご活躍とは,誠にありがたいことだ。
2011年6月15日 (水)
写楽
[a]
皆川 博子 / 小池書院 / 2007-11
表題作は,96年の映画「写楽」の公開に合わせ,皆川博子の原作小説を漫画化したものである由。映画はみてないけど,フランキー堺が生涯を掛けてついに実現した,という話を聞いたことがある。原作があったのか。
2011年6月13日 (月)
リバースエッジ大川端探偵社 3巻 (ニチブンコミックス)
[a]
ひじかた 憂峰 / 日本文芸社 / 2011-05-28
3巻にして,ますます起承転結も落ちもない世界に突入している。原作は大ベテラン・狩撫麻礼の変名。なんというか,独特の語り口だ。
2011年6月 8日 (水)
午前3時の危険地帯 3 (Feelコミックス)
[a]
ねむ ようこ / 祥伝社 / 2011-06-08
零細企業で働く若い男女の恋愛模様を描く。たわいもない話ではあるのだが,ディティールがいちいち良い。密かに慕っている上司とオフィスの机の下に潜り込んだまま会話する場面とか,恋の悩みを忘れるため仕事に没頭する描写とか。。。
。。。いや,そんなことはどうでもいい。ヒロインの地味な眼鏡女子・たまちゃんが!もうホントに!可愛いんだ,これが!!
2011年6月 6日 (月)
インド人と練馬で子育て。
[a]
流水 りんこ / ぶんか社 / 2011-04-29
「インド夫婦茶碗」などの過去の作品から,子育て関連のエピソードを抜き出した再録本であった。。。御布施してしまった。。。
2011年6月 2日 (木)
7人のシェイクスピア 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
ハロルド 作石 / 小学館 / 2011-05-30
アイアムアヒーロー 6 (ビッグコミックス)
[a]
花沢 健吾 / 小学館 / 2011-05-30
どちらも「ビッグコミックスピリッツ」連載。長く低迷しているという印象があったが,最近は面白いマンガを載せているようだ。。。
2011年5月29日 (日)
オールラウンダー廻(6) (イブニングKC)
[a]
遠藤 浩輝 / 講談社 / 2011-05-23
俺はこの人のマンガをたぶんデビュー作から全てリアルタイムで読んでいるのだけれど,感情がピークに達したところでスッと回想に切り替わる,その鮮烈さにいつも感心する。前作「EDEN」でも,準主役の青年が敵兵を次々と殺すそのクライマックスで,彼の少年時代の長い長いエピソードがほとんど唐突に割り込んでくる... という印象的なくだりがあった。非常に独特だと思うのだが,どこか独特なのかよくわからない。
ラブやん(15) (アフタヌーンKC)
[a]
田丸 浩史 / 講談社 / 2011-05-23
2011年5月23日 (月)
ジゼル・アラン(2)
[a]
笠井 スイ / エンターブレイン / 2011-05-14
各書店の棚での展開をみてびっくり。1巻は予想外に売れていたようだ。悪いマンガじゃないとは思うけど... 萌えは強し,ということかしらん。
リューシカ・リューシカ 1 (ガンガンコミックスONLINE)
[a]
安倍 吉俊 / スクウェア・エニックス / 2010-06-22
リューシカ・リューシカ(2) (ガンガンコミックスONLINE)
[a]
安倍 吉俊 / スクウェア・エニックス / 2011-05-21
小さな女の子の視点でありふれた世界の不思議さを描くフルカラー連載。スクエア・エニックスのwebで連載している模様。
イグアナの嫁 (幻冬舎文庫)
[a]
細川 貂々 / 幻冬舎 / 2011-04-12
大ヒット作「ツレがうつになりまして」の続編にあたるエッセイマンガ。
やじろべえ 1 (マーガレットコミックス)
[a]
山川 あいじ / 集英社 / 2011-04-25
イケメンの義父と女子中学生との二人暮らしを描くハートウォーミングな少女マンガ。
読了:「ジゼル・アラン」「リューシカ・リューシカ」「やじろべえ」「イグアナの嫁」
2011年5月20日 (金)
おひとり様物語 (3) (ワイドKC キス)
[a]
谷川 史子 / 講談社 / 2011-05-13
わたくしが尊敬するベテランマンガ家の新刊。もしマンガの価値がふとした息抜きにあるとするならば,この人の作品は文句なしに最高級品だ。どうしてこうも読みやすいのか。どこに秘密があるのか。
2011年5月19日 (木)
数寄です! 1
[a]
山下 和美 / 集英社 / 2011-04-20
「不思議な少年」「天才 柳沢教授の生活」で知られるマンガ家・山下和美さんによる,初のエッセイコミック。一軒家を建てるまでのすったもんだを描く。
面白いんだけど,ちょっと共感するのが難しいなあ... という印象を受けた。巷のエッセイコミックのダラダラ感と,この人の作品のコアにある固い感じとが合わないのかも。あるいは,同じテーマでの傑作,伊藤理佐「やっちまったよ一戸建て」とついつい比較してしまうからかも。
2011年5月 6日 (金)
ふらり。 (KCデラックス モーニング)
[a]
谷口 ジロー / 講談社 / 2011-04-22
伊能忠敬に江戸の町を歩かせるという趣向。大きなコマ割りと細密な描写で,マンガとバンド・デシネの境界線,という感じ。
2011年5月 3日 (火)
アライバル
[a]
ショーン・タン / 河出書房新社 / 2011-03-16
異国への移民をテーマにした,グラフィック・ノヴェルの名高い傑作。大河映画を観終えたような,深い感動がある。
このたび翻訳が出たので買ってしまったのだが,考えてみたら台詞は一言もないのだから,原書で買えば良かったんだよな。
岳 みんなの山 14 (ビッグコミックス)
[a]
石塚 真一 / 小学館 / 2011-04-28
小学館青年誌の看板連載のひとつ。このたび映画化したそうだが,主人公の山男・三歩を演じるのはイケメンの人気俳優らしく... 心配ダナア。
2011年5月 2日 (月)
連休にはいってから読んだマンガ。
テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)
[a]
ヤマザキマリ / エンターブレイン / 2011-04-23
ルミとマヤとその周辺(3) <完> (KC KISS)
[a]
ヤマザキ マリ / 講談社 / 2009-06-12
前者は云わずと知れた大人気作品の最新刊。なんと、映画化も決まったのだそうだ。後者は同じ作者の旧作で、このマンガ家が放っておくとどんどん説明的で感傷的なお話をつくってしまう人であることがわかる。この人に風呂をテーマにしたコメディを描かせようと考えた編集者も、なんというか、スゴイなあ。
GUNSLINGER GIRL 13 (電撃コミックス)
[a]
相田 裕 / アスキー・メディアワークス / 2011-04-27
イタリアを舞台に,テロリストたちと政府機関の子ども兵たちの死闘を描いた連載,そろそろ終盤。大人の事情がしっかり描き込まれるようになったあたりから,別のマンガのように面白くなってきた。よく知らないけどこのマンガ,もともとメディアミックス企画の一環としてはじまり,ビジネスとしては終わったが,マンガの連載だけは続いている,という状況なのではないかと想像している。
罪と罰(10) (アクションコミックス)
[a]
落合 尚之 / 双葉社 / 2011-04-28
ドストエフスキーを題材にした犯罪サスペンスの最終巻。うーん,これ,どうなんだろう...
闇金ウシジマくん 21 (ビッグコミックス)
[a]
真鍋 昌平 / 小学館 / 2011-04-28
刻刻(4) (モーニング KC)
[a]
堀尾 省太 / 講談社 / 2011-04-22
カブのイサキ(4) (アフタヌーンKC)
[a]
芦奈野 ひとし / 講談社 / 2011-04-22
ヴィンランド・サガ(10) (アフタヌーンKC)
[a]
幸村 誠 / 講談社 / 2011-04-22
読了:「テルマエ・ロマエ」「ルミとマヤとその周辺」「ガンスリンガー・ガール」「闇金ウシジマくん」「刻刻」「カブのイサキ」「ヴィンランド・サガ」「罪と罰」
連休前に読んだ漫画。
平凡倶楽部
[a]
こうの 史代 / 平凡社 / 2010-11-30
「夕凪の街 桜の国」の作家が、平凡社のwebで連載していたコミック・エッセイ。凝りに凝りまくった内容で,眺めているだけで時間が過ぎる。併録の「古い女」は,専業主婦が夫の目を盗んで折り込みチラシに描いたという設定のこわーい短編で,これを読むためだけでも買う価値がある。
どげせん 1巻 (ニチブンコミックス)
[a]
RIN / 日本文芸社 / 2011-03-04
劇画調の絵柄で「格闘技としての土下座」を描いたマンガ。「土下座 それは命への執着の究極形態 命恋(いのちごい)である」「こ,これは土下座じゃない!構えだ!」なあんてね。こういう秀逸なワン・アイデアが俺はたまらなく好きなので,どうしても甘くなってしまうのだが,実にバカバカしくて良い。
ちゃんと描いてますからっ! 1(リュウコミックス)
[a]
星里 もちる / 徳間書店 / 2011-04-13
女子中学生の主人公が,実はずぼらなマンガ家の父親のかわりに原稿を描いている,というシチュエーション・コメディ。作者は80年代に徳間でデビューし,その後小学館に移って活躍していたベテラン。もともとこの種の軽い喜劇が得意な人だと思う(たしかなにかのインタビューで,ビリー・ワイルダーが好きだと云っていた)。徳間に戻って描いたこの作品は,その本領発揮という感じ。よかったよかった。
嫁姑の拳 4 (秋田レディースコミックスデラックス)
[a]
函岬 誉 / 秋田書店 / 2011-01-20
とろける鉄工所(6) (イブニングKC)
[a]
野村 宗弘 / 講談社 / 2011-04-22
読了:「平凡倶楽部」「どげせん」「ちゃんと描いてますから」「嫁姑の拳」「とろける鉄工所」
2011年4月11日 (月)
竜の学校は山の上 九井諒子作品集
[a]
九井 諒子 / イースト・プレス / 2011-03-30
著者は同人誌で有名な人らしい。RPG風の世界で、勇者が魔王を倒した後はどうなるのか。。。といった題材の短編集。意外に面白かった。
花のズボラ飯
[a]
久住 昌之,水沢 悦子 / 秋田書店 / 2010-12-20
いま評判のマンガ。原作は「孤独のグルメ」の人たちで、これも同路線のB級グルメマンガだが、夫が単身赴任中のズボラでかわいい主婦30歳を主人公にして、ダジャレやギャグをテンポよく織り交ぜている。
掲載誌の秋田書店「エレガンス・イブ」は女性コミック誌の古株だが、今日マチ子の太平洋戦争を題材にしたストーリーマンガやナンセンス・ホームコメディ「嫁姑の拳」など、ちょっと尖った感じの作品を連載している。巻末の広告ページでは「マンガ読みの最先端!」と謳っている。講談社「アフタヌーン」やエンターブレイン「コミック・ビーム」のようなポジションなのだろうか。
東京ラストチカ(2) (アヴァルスコミックス)
[a]
みよしふるまち / マッグガーデン / 2011-03-15
身分違いの恋を描いた悲恋ストーリー。二巻で終わらせるところがなかなか良い。
進撃の巨人(4) (講談社コミックス)
[a]
諫山 創 / 講談社 / 2011-04-08
回想シーンが長く、人物もあまりうまく描き分けれていないので、正直言ってちょっとわかりにくい。普段マンガを読まない人には、つらいのではないか、と思うのだが。。。これがいま売れているのである(帯によれば「累計400万部」)。どういう人が読んでいるのだろうか。
めしばな刑事タチバナ 1 [立ち食いそば大論争] (トクマコミックス)
[a]
坂戸 佐兵衛 / 徳間書店 / 2011-03-30
以前、「取調室でかつ丼をおごる代わりに、うまいカツ丼について真に迫った描写を繰り広げ被疑者を悶絶させる刑事」というのを空想し、ひとりで悦に入っていたのだが、これはまさにそういうマンガ。刑務所の雑居房でのB級グルメ・トークバトルを描いた傑作「極道めし」が出たいまとなっては、二番煎じの誹りを免れえないマンガだが、これはこれでばかばかしくてよい。京王線新宿駅改札前のカレースタンドC&Cのカレーと、京王新線改札前のC&Cのカレーとは微妙にちがう、などという話を真剣に語り倒す。アサ芸で連載している由。
読了:「竜の学校は山の上」「花のズボラ飯」「東京ラストチカ」「進撃の巨人」「めしばな刑事タチバナ」
2011年4月 5日 (火)
斬り介とジョニー四百九十九人斬り (KCデラックス アフタヌーン)
[a]
榎本 俊二 / 講談社 / 2010-12-22
ナンセンスギャグマンガの旗手による時代劇画,なのだが,筋と言えるほどのものはなく,単に剣の達人が何百人ものの盗賊を斬って斬って斬りまくるという内容。かつてこの著者は,人物の動きの面白さだけを追求した極めて前衛的なマンガを描いていたことがあったが(「反逆ののろし」),それをエンターテインメントとして成熟させたのがこれだと思う。血なまぐささを別にすれば,アードマン・スタジオのクレイアニメのアクションシーンに通じる面がある。好みが別れると思うが,一見の価値があると思う。
東京ラストチカ(1) (アヴァルスコミックス)
[a]
みよしふるまち / マッグガーデン / 2010-11-15
明治末期を舞台に,貴族の当主と下層階級出身の女中の恋を描く。いまのところあんまり特徴のないマンガだが,ヒロインが可愛いから許す。
もやしもん(10) (イブニングKC)
[a]
石川 雅之 / 講談社 / 2011-03-25
海辺へ行く道 冬 (ビームコミックス)
[a]
三好 銀 / エンターブレイン / 2011-03-25
OL進化論(31) (ワイドKC モーニング)
[a]
秋月 りす / 講談社 / 2011-03-23
31巻にして,まったく変わらないこのクオリティ... 「サザエさん」と並び,マンガの歴史に君臨する4コマ連載だと思う。
読了:「斬り介とジョニー四百九十九人斬り」「東京ラストチカ」「海辺へ行く道」「もやしもん」「OL進化論」
2011年3月30日 (水)
ムダヅモ無き改革 (6) (近代麻雀コミックス)
[a]
大和田 秀樹 / 竹書房 / 2011-03-26
雀鬼小泉ジュンイチローが腹心であるホンダアシモとともに,人類の未来を賭けて月面でヒトラーと麻雀するマンガ,いよいよ最終巻。最終対決では,あがった際の牌13枚を1枚づつ見開きアップで,つまり26頁費やして紹介するのであった。脱力...
他人暮らし (クイーンズコミックス)
[a]
谷川 史子 / 集英社 / 2011-03-15
吐息と稲妻 (りぼんマスコットコミックス クッキー)
[a]
谷川 史子 / 集英社 / 2011-03-15
私が尊敬してやまない職人的少女漫画家・谷川史子さんの新刊2冊。前者は3人の30代女性を主人公にした,結婚をめぐるコメディ。相変わらず素晴らしい。後者は高校生・大学生の甘い恋愛短編で,真面目に読むのはいささかツライのだが,これもなにかの修行だ,とがんばって読みました。
ハチワンダイバー 19 (ヤングジャンプコミックス)
[a]
柴田 ヨクサル / 集英社 / 2011-03-19
読了:「ムダヅモなき改革 6」「他人暮らし」「吐息と稲妻」「ハチワンダイバー 19」
2011年3月 9日 (水)
ここのところ本を全然読んでいないように思ったが,マンガだけは読んでいたようだ...
夢みごこち
[a]
フジモト マサル / 平凡社 / 2011-01-30
悪夢的なファンタジー短編連作。平凡社のwebサイトで連載していたらしい。面白い。
コミックいわて
[a]
池野恋,神田♥ジョセフィーヌ,とりのなん子,そのだつくし,吉田戦車,佐藤智一,地下沢中也,飛鳥あると,小田ひで次,くどうよしと / メディア・パル / 2011-01-25
岩手県の旗振りで,県出身のマンガ家に短編の描き下ろしを委嘱するという企画。この本,売れているらしい。追随する県が出てくるかも。
イムリ 9 (ビームコミックス)
[a]
三宅 乱丈 / エンターブレイン / 2011-02-25
この壮大なファンタジーは,細かい設定のせいで最初はとっつきが悪かったのだが,物語が動き出してからは非常に面白い。次巻が待ち遠しい連載マンガのひとつである。
ヨメキン[ヨメとド近眼](1) (イブニングKC)
[a]
葛西 りいち / 講談社 / 2011-01-21
マンガ制作裏話でブレイクした人の新刊。今度は講談社。すっかり売れっ子になった模様だ。
ものものじま 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
野村 宗弘 / 小学館 / 2011-02-26
そう言やのカナ 1巻 (ニチブンコミックス)
[a]
野村 宗弘 / 日本文芸社 / 2011-02-09
著者は鉄工所経験を基にしたエッセイマンガで世に出た人だが,この二冊はストーリーマンガ。前者は架空の島の奇想天外な生活を描いたもので,なかなか面白い。この島の唯一の発電所では,唯一の職員「韋駄天ハーリー」が,回転ケージで朝から晩まで疾走して必死に発電しているのである。
レッド(5) (KCデラックス イブニング )
[a]
山本 直樹 / 講談社 / 2011-02-23
連合赤軍事件を丁寧に描いた作品。このマンガには,いずれ(リンチなどによって)死ぬ登場人物には,常に死の順番を示す番号が付記されるという仕掛けがある。読み進めていて,たまに番号がない人がいると,なんだかほっとする。
明日の夜は千の眼を持つ (ビームコミックス)
[a]
上野 顕太郎 / エンターブレイン / 2011-01-29
前衛的ギャグマンガ家の新刊。シリアスな私マンガ「さよならもいわずに」の前後に発表したギャグマンガを収録。毎回すごく面白いとは必ずしもいえないのだけれど,その摩訶不思議な情熱には頭が下がる。ゴルゴ13の顔面アップを,ミニマル・ミュージック風にひたすら模写する,とか...
つめたく、あまい。
[a]
シギサワ カヤ / 白泉社 / 2010-03-26
同人誌での作品を集めた本らしい。正直いって,なにがなんだかよくわからない...文脈を共有していないからだと思う。
おかめ日和(10) (KCデラックス BE LOVE)
[a]
入江 喜和 / 講談社 / 2011-02-10
市井の人々のごくごくささやかな哀歓を描かせたら,このマンガ家さんほど凄い人はいないと思うのだけれど... この物語の展開は,ちょっと読者を減らしそうだ。
ききみみ図鑑 (ビームコミックス)
[a]
宮田 紘次 / エンターブレイン / 2010-11-15
音をテーマにした連作。いかにもエンターブレインらしい,マンガ好きが好みそうな作品。音が形となって見えてしまう高校生の話がなかなか良いと思った。
よるくも 1 (IKKI COMIX)
[a]
漆原 ミチ / 小学館 / 2011-01-28
小学館IKKI連載。面白いのかどうか,まだよくわからない。
深夜食堂 7 (ビッグコミックススペシャル)
[a]
安倍 夜郎 / 小学館 / 2011-02-26
思ってたよりフツーですね (2) (単行本コミックス)
[a]
榎本 俊二 / 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2011-02-28
毎日かあさん7 ぐるぐるマニ車編
[a]
西原 理恵子 / 毎日新聞社 / 2011-01-19
7人のシェイクスピア 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
[a]
ハロルド 作石 / 小学館 / 2011-01-28
おやすみプンプン 8 (ヤングサンデーコミックス)
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浅野 いにお / 小学館 / 2011-02-26
極道めし(7) (アクションコミックス)
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土山 しげる / 双葉社 / 2011-02-28
2011年1月24日 (月)
ブラステッド 2 (ビームコミックス)
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室井 大資 / エンターブレイン / 2011-01-15
圧倒的暴力を描いたノワール,なのだけど,滅法面白かった上巻と比べると,筋立ても演出も雑になってしまった感じ。次回作に期待しよう。。。
あしなり ② (バンブーコミックス WIN SELECTION)
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葛西 りいち / 竹書房 / 2011-01-21
著者はマンガのアシスタント経験を綴ったブログで注目された人。マンガ家とチーフアシスタントがデキていて,職場が殺伐とする... という話,ぞっとするなあ。
2011年1月17日 (月)
雨柳堂夢咄 其ノ十三 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス ソノラマコミックス)
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波津 彬子 / 朝日新聞出版 / 2011-01-07
朝日新聞社「ネムキ」の人気連載。休載という名の終了かと思ったら,再開した模様。腕の良い表具師のお通夜に,衣冠束帯の貴族やら妙な老人やらがお焼香をあげに来る... という話が面白かった。
2011年1月13日 (木)
しょんぼり温泉 1 (ジャンプコミックス)
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小田 扉 / 集英社 / 2010-12-29
小田扉さん一流のコメディ。今度の舞台はさびれた温泉町であった。
2011年1月 2日 (日)
年末に読んだコミックス。
アイアムアヒーロー 5 (ビッグコミックス)
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花沢 健吾 / 小学館 / 2010-12-25
ゾンビ・ホラーの形をとった主人公の成長譚になるのかと思っていたら,これがまた予想もしない方向に... とても面白い。
高校球児 ザワさん 6 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
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三島 衛里子 / 小学館 / 2010-12-25
団地ともお 17 (ビッグコミックス)
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小田 扉 / 小学館 / 2010-12-25